浅野史郎WEBサイト『夢らいん』

2002.2.28

　雨とも呼べないほどの弱い降りの中で、８Ｋ走った。このぐらいのお湿りのほうが、走りやすい。ローカルニュースでやっていたが、今月の降雨量は0.5ミリで、記録的な少雨とのこと。言われてみれば、今月、「雨で走るの中止」ということがなかった。２月は今日でおしまい。今月の走行距離は１７３キロ。結構走ったものだ。

　県議会は、昨日で代表質問が終わり、今日からは一般質問。一人あたりの質問時間が４０分でなく、３０分になる。午前中２人、午後３人の議員が質問に立った。一人を除いて、再質問の権利を行使した。お二人は、再々質問も。こういう際の対応は、答えるほうも原稿なし。このほうが、お互いに緊張感のあるやりとりにはなる。　

2002.2.27

　寝不足気味で、今朝の走りは休止。なんとなく、忘れ物をしたような気分になる。

　今日は、代表質問の２日目。昨日の議会運営委員会で、代表質問らしくない質問が多く、答弁も長いという批判が出たらしい。それもあって、今日の答弁は少し短めと心がけたつもりだったが、なかなかそうもいかない。質問時間以上の答弁になったものもあった。

　議会期間中は、議会以外の日程がほとんど入らないので、時間的にはむしろ余裕があるほどである。お酒を飲む機会がないので、身体的には極めて健全でもある。　

　昨日、ラジオ３から、「シローと夢トーク」の2月放送分のテープが届いた。エルヴィスの二十三回忌に、一緒にメンフィスに行ったメンバーにコピーして送ってやることにしている。半分寝ぼけながら、コピーの作業をしていた。

　朝は、生島さんの番組を15分間だけ寝床の中で聴いてから起床。今朝の走りは軽く６Ｋ。パルスが１３０台にしか上がらない。ふだんは１４０台から１５０台なのに。走るペースがよほど遅かったのだろうか。

　今日から県議会の代表質問。午前中は高橋長偉議員。午後からは、渥美巌議員と菅間進議員。質問時間はそれぞれ４０分。午後のお二人には、答弁がそれより長くなってしまった。さすがに、ずっと立って答弁していると疲れる。走っているほうが楽である。　　　　　

　このところ、長い距離を走るのが続いたので、ここらで一休みが必要。幸か不幸か、今朝の最低気温は－３℃になるという予想だったので、走りは積極的休養日にすることにして、朝はゆっくり起きた。実際は、朝方4時ごろ目が覚めて、エルヴィスの「Ｇ．Ｉブルース」のＣＤをイヤフォンで聴き、引き続きＮＨＫ、東北放送とラジオを聴きつないで、半眠半醒の数時間。なんとなく寝足りない気分である。

　月曜日定例の三役会、庁議、そして記者会見。夕方は、明日の県議会代表質問の勉強会。しばらく、県議会関係の仕事が続くことになる。

　昨夜の泊まりは、大津プリンスホテル。ここから琵琶湖畔回りコースを走るのが楽しみだった。実は、このコースには苦い思い出がある。３年前、同じく「アメニティ・フォーラム」でここに来ていて、その時の走りで見事に転んで、顔を地面に打ちつけたのである。前日のみぞれが朝方に凍り、その氷で滑った。顔から血を流しながらも走リ続けたのは、走り始めてたった２分で止めたら悔いが残るほどに素晴らしいコースだったから。

　そんなことを思い出しながら、渋谷秘書ともう一人と走った。もう一人というのは、ＴＢＳの吉田さん。前日の懇親会で、彼も市民ランナーであることを知ったので、今朝の走りに誘ったのである。

　この走りが、実に楽しかった。吉田さんと並んで走っているうちに、リズムに乗ってきたのだろう。全くの自然体で走るうち、このままどこまでも、いつまでも走り続けていけるような気がしてきた。走り始めのまだ暗い中で、琵琶湖対岸の明かりが美しい。だんだん明るくなってくるうちに、湖畔の景色がはっきりしてくる。湖面からすぐのところを走るコースで、とても走りやすい。一年に何回かしかない、印象に残る走りをすることができた。

　吉田さんは、走りはじめて３年ということなのだが、フルマラソンを３時間２０分で走る。相当のハイレベルである。その彼から、「知事でいるうちにフルマラソン走るべきです」と勧められてしまった。

　「アメニティ･フォーラム」は、知的障害がある人達を地域の中で支えていこうという仲間の集まりである。７，８年前、私の障害福祉関係の友人たちが軽い乗りで始めた集会である。当初は、「平成桃太郎の会」という名称であった。そんなふざけた名前では、参加者が出張旅費を申請しにくいということから、「アメニティ・フォーラム」に変わったのだが、私にとっては、「平成桃太郎の会」のほうがぴったりくる。

　その名称になってからでも、今回で５回目。会場は滋賀県大津市のプリンスホテルと固定している。地元の国松善次滋賀県知事と私の二人の知事はほぼ皆勤賞。今や、１２００名の人達が全国から集まる一大イベントになった。ご当地の名物男、北岡賢剛君が実質的な世話人として大活躍をしている。

　私の出演のセッションでは、初代桃太郎の佐藤進君の司会で、野田聖子衆議院議員とのトークを繰り広げた。野田さんは、福祉の分野には心理的な距離があるとのことだったので、私から「ぜひ来年もこのフォーラムに参加してみてはどうですか。必ずや仲間として迎えられ、情報も人的ネットワークも増え、国会内で有数の福祉通になりますよ」と進言した。その進言を素直に受け止めて、「私、来年も来てもいいのでしょうか」と聴衆にただす野田さんの素直さに感心した。

　夕刻、仙台に帰ってきて、ベガルタ仙台の激励会に出席。若いサポーターが大勢集まっていた。１週間後に迫った開幕戦に向けての盛り上がりである。なんとかいい戦いをしてくれることだろう。