宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 10月第3週  

2002.10.19(土)

 天気、体調、日程の条件が満たされた日であるので、2時間走で宮城大学コースを走った。手加減、足加減は全くしていないのに、丁度1時間で宮城大学の玄関前に到着するのが、我ながらとても不思議である。今朝も60分00秒で到着。復路の上り坂で、少しがんばったら、我が家のゴール間近のところで足が重くなった。やはり、身体は正直。

 昼間は、原稿書きなどでがんばった。夕方から石巻にでかけて、「アスノフクシ」という鼎談に臨んだ。県外からも参加している人が大勢いらっしゃる。こういった会合が、宮城県だけでなくあちこちで開催されているが、参加者が熱心なことに心を打たれる。


2002.10.18(金)

 昨日は、週の中でもやや疲れが出る頃にあたるので、走らなかった。午前中、石油コンビナート防災訓練を直射日光の下で「統監」としてあい務めた。今朝は、2日連続の休みもいかんということで、ほんの4キロだけ走った。疲れ、なし。

 このところ出張で執務時間が取れなかったせいもあり、そのしわ寄せ。昨日、今日と分刻みで説明の日程が組まれていた。今日は、昼は、県立宮城農業短期大学の創立50周年記念式典に出席。夜は、県立佐沼高等学校の創立百周年記念式典の懇親会に出席。私の父は、旧制佐沼中学校の第27回卒業生。その同級生の菊田さん、今野さんが出席されていた。父も生きていれば、このぐらいの年配ということになる。

 私の周りで、心臓、糖尿、脳と、いろいろなところに不具合が出ている友人が続出している。たまたま、今日、3人の病気のニュースが飛び込んできて、案じている。妻に「あなたも気をつけて」と言われてしまった。過信するわけではないが、毎年、人間ドックも受診してチェックしているし、私ぐらい健康に気を遣っている人間はいないぐらいに思ってはいる。「健康のためなら死んでもいい」(ある本の名前)とまでは思っていないが・・・。


2002.10.16(水)

 2泊3日の出張から帰って来た。1泊目は大阪、2泊目は京都。14日は、東京で地方分権研究会の会合があった。5県知事全員が参加。日程がこんなにうまく回るのは珍しい。会合のあと、文藝春秋の12月号に掲載予定の座談会の収録。なにしろ、それぞれが論客である。よくしゃべる。しかも、なかなかに面白い発言である。いつもながら、刺激を受ける。

 大阪は、大阪工業会の朝食会での講演である。地方分権について。20年前の人事院留学制度の仲間である財務省造幣局長の筑紫さんが大阪在住で、彼の推薦でこんな機会ができた。講演のあとは、造幣局の見学をさせてもらった。勲章を技術者が一つひとつ作り上げている様子に感銘を受けた。

 そのあとは、京都に行って、立命館大学での「知事リレー講義」をしてきた。その名のとおり、知事がかわるがわる立命館大学の学生を相手に講義をするというもの。私が17人目だったか。それなりに、対抗意識はある。私とすれば、言いたいことをきちんと伝い得たという実感はある。学生さんのほうも、興味深く、熱心に聴いてもらえたのではないかと思う。

 大阪では、ホテルから大阪城を経由してミナミの法善寺横丁へのコースを気分良く走った。一緒に走った渋谷秘書の感想としては、御堂筋がとても走りやすいとのこと。それもあってか、渋谷秘書の走るペースは、いつになく快調であった。翌日は、京都の町を走った。宿泊の京都駅前のホテルから、北へ走って往復1時間半。途中は、さながら観光地めぐりのようなもの。これが、京都を走る楽しさである。2日間で、合計30`ほど走った。

 仙台に帰って来た今日は、道路公団など4公団の民営化委員会の「一日委員会」に出席。東北、北海道の知事、市長、町長、学者の方々が意見を表明した。民営化委員会の守備範囲や、高速道路建設の見直しの方向についての正確な知識を持たないでの発言もあったような気がする。これでは、議論が噛み合わない。それでも、今日の「一日委員会」で、この辺の誤解は、ある程度解消したような気がする。迎え撃つ我々「地方側」としても、しっかりとした理論武装をして立ち向かわなければならない。そんなことを考えさせられた。  


2002.10.13(日)

 昨日の45`走の後遺症や如何と心配していたが、大したことはない。専門家の助言でも、長い距離を走った翌日は完全に休まずに、少しでも走ったほうがいいとある。ということで、SMCに参加。昨日のメンバー、森、菅原両氏もちゃんと参加していた。朝早く出発の行事があったので、フルには走れなかったが、走っていても足の痛みはあまり感じなかった。

 行事というのは、宮城スタジアムでのスポーツ・フェスティバル・イン利府である。1年前の国体、そして今年のワールドカップの会場となった宮城スタジアムで、地元利府町のスポーツ・フェスティバル、つまり大運動会を開催することは、大いに意義がある。天気は文句のつけようがないほどの素晴らしい青空。私も(足の痛みはありながらも)走ったり、競技に参加させてもらった。町民の皆さんのうれしそうな顔が印象に残る。  


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