宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  10月第4週 

2002.10.24(木)

 だいぶ寒くなってきた。走る格好も、短パン短シャツというわけにはいかない。今日あたりは、短パン短シャツの上に、ウインドブレーカーを着て走った。そうそう、今日の走りから、キロ表示を変えることにした。今までは、ジョギング・ウオッチで5分ごとにピッピッピという音が出るようにセットしておいた。1キロ5分という換算で表示していたのだが、今日からそれを改めて、実態に合わせて、5分40秒表示にした。ということで、今日の走行距離は、5キロ。これは、実際は、5`強ということだろう。

 全国道路利用者会議、日本電設工業協会、全国環境整備事業協同組合連合会。今日は、3つの団体の全国大会が、ここ仙台で開催された。式典やら懇親会やら、全部出席したので、公務はその合間にこなしたということになる。加えて、京都工業会の方々、イスラエル大使も県庁を訪問された。ありがたいことではある。団体になると、それぞれ、何百人オーダーの人達が仙台を訪れて、宿泊し、飲食し、おみやげをお買い求めいただく。そういった経済効果だけではない。ぜひとも、いい印象を持ってお帰りいただきたいものである。

 竹中金融担当大臣の進める経済政策が、すんなり進まない。さもありなんという気はする。金融担当者が、ぺらぺらしゃべっては、できるものもできなくなる。政策の優先順位も違っている。不良債権処理とか、銀行に公的資金を注入するといったことが、前面に出てはいけない。産業再生、規制緩和、雇用対策、こういった実体経済に配慮するような政策が浸透して、しかる後に不良債権処理が来るべきものだろう。


2002.10.22(火)

 朝は、久し振りの好天。これ以上休んでいられない。6Kの走り。上半身は半袖では寒いぐらいの気候になってしまった。長袖、そして手には軍手。季節の移り変わりを身体で感じる。

 仕事のほうは、次から次へのスケジュールであった。来年度予算の重点事業を選定する政策会議が午前中。日程の関係で、3日間にわたって、断続的に検討しなければならない。JA女性組織協議会の50周年、建設業協会の東北ブロック大会、阿武隈急行の取締役会、アイルランド大使の表敬などがあって、夕方からは、職員組合との給与に関しての交渉に臨んだ。

  人事委員会勧告が、制度始まって以来のことであるが、マイナス勧告、つまり給与削減を打ち出した。そういう中での組合交渉であるので、なかなかに厳しい。テレビカメラが回る中、お互い様であるが、「衆人監視」の下での交渉となる。私とすれば、民間の方々の公務員給与を見る厳しい目を、当然ながら、強く意識する。


2002.10.21(月)

 朝から雨、それもかなりの降りである。よって、今日も走りはなし。2日連続で休み。これ以上は休めない。明日は晴れるのだろうか。

 定例の月曜日。幹部会、庁議、そして、定例記者会見。花卉の無登録農薬、(海の)かきの偽装表示、宮城スタジアムでのベガルタ仙台戦、道路公団等四公団民営化委員会の一日委員会などが質問項目。

 午後から、「プロジェクトM」の選定会議があった。「プロジェクトM」というのは、県庁内のたてわり組織を乗り越えて、新しい仕事をするためのプロジェクトのこと。33だったか、そういったプロジェクトの応募があって、その中からたった一つ「入選」プロジェクトを選ばなくてはならない。採用されれば、来年度の新しい組織編成と、そのための人員増、予算配分がなされる。33のプロジェクトに、200人近くの職員が関わって、熱心に検討を重ねてきた。

  「予選」で選び抜かれた3つのプロジェクト、そこから、障害者、高齢者、こどもの地域生活援助のための横断的施策をやるための提案が、晴れて選定された。私も選定に関わったのだから、「選定した」と言うべきか。この提案どおりにプロジェクトが実現すれば、新しい福祉の取り組みとして、全国の注目を集めるような事業になるだろう。

 夜は、久し振りに連句の会。前回は7月。その時に詠んだ10首に、今晩10首加えた。しばらくぶりなので、言葉がうまく出てこない。私の分としては、「ヘディングで ベッカムヘアも 乱れたり」という、ややタイミングを失した月並みな駄句が採用されただけ。


2002.10.20(日)

 サンデー・マラソン・クラブに行こうと思って起き出したら、外は雨。ちょっと残念、ちょっと安心。これで、罪の意識を感じずに寝ていられる。

 昼から公務が入っているので、原稿書きなどの用事は、それまでに済まさなければならない。それもあって、朝寝といっても7時半には離床。「休みでも寝ていられない貧乏性」と妻に言われるのも無理はない。

 「公務」は、志波姫町での「市町村合併を考えるシンポジウムin栗原」で、講演をするというもの。40分の予定が32分になってしまったので、少々早口でしゃべることになった。持ち時間としても、ちょっと中途半端。

 そこから次の仕事に移動する車の中で、わがベガルタ仙台対ジュビロ磐田戦のラジオ実況中継を聴いていた。なんと、1対1で、90分の終了間際にベガルタが1点を加えて2対1とリード。車の中で思わず快哉を叫んでから数分後、同点にされた。ラジオ中継は90分で終わり。結果が気になりながら、次の仕事を済ませた。

 そして、結果は延長Vゴール負け。「王者」ジュビロ磐田にはとても勝てまいと思っていたが、やはり敗戦は残念である。宮城スタジアムに43,000人の観衆を集めたことは、興行的に言って大成功であるが、だからこそ勝って欲しかった。  


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