宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 4月第3週    
2003.4.19(土)

 昨夜は、仙台での公所長会議の懇親会を9ヶ所回ってから、東京泊り。今朝は、軽く3キロ足慣らし程度に走って、明日に備える。

 首相招待の「桜を見る会」に出席のため、新宿御苑へ。細川護煕首相の時が最初で、その後は、故小渕恵三首相、森喜朗首相の時に招待されたので、今回が4回目ということになる。八重桜は満開を過ぎてしまったが、まだ美しさを保っている。風もなく、いい天気に恵まれ、暑いほどであった。高知の橋本知事、岡山の石井知事、滋賀の國松知事にお会いした。8千人ほどの招待客なので、広い新宿御苑がごった返している。宮城県からおいいでの方だけでなく、他の県の知らない人たちから、ずいぶん声をかけられてしまった。

 「桜を見る会」を終えて、今度は気仙沼に。気仙沼は、桜が丁度満開を迎えようとしているところ。八重桜の開花は、まだずっと先である。明日のつばきマラソンに出場予定の、元秘書の菅原さん、元秘書課の山内さん、佐々木さん、産業技術総合センターの森由紀男(コーチ)らとの夜の宴会はそこそこに引き上げて、明日のレースに備える。足だけでなく、腰もちょっと重く、痛い。

 ベガルタ仙台が勝ち、暫定1位。プロ野球では、阪神が勝ち、巨人が負けた。私としては、最高の結果であり、気持ちよく寝ることができる。


2003.4.17(木)

 朝は、軽く3キロ。大会を目前にして、疲れを残すような走りをすることは、控えるのが得策。足に違和感が若干残るが、これもレース前で神経質になっているから感じるのだろう。

 午前中の仕事を終えて、大阪へ。関西生産性本部に頼まれての講演である。情報公開について、1時間お話をした。情報公開の重要性は、行政に限らない。民間でも「うそつき食品」や事故隠しが頻発している。対応を誤ると、会社の存在すら危うくなってしまう。そんなことを力説したのだが、うまく伝え得たかどうか。


2003.4.16(水)

 朝の勉強会があったので、今朝は走れない。体重高値安定の身としては、走って減らしたいのだが、日程がそうさせない。

 いい天気である。昼には、県政記者クラブの皆さんとの、恒例の花見の会があった。この10年で、こんなに条件がいい花見は初めてというほどに、素晴らしいものだった。桜は丁度満開。昨夜は少し寒かったが、今日は暑く感じるほど。

  記者の皆さんとは、岩手県議会議員に当選したグレート・サスケさんが、マスクをつけたまま議会に出ることの話題で盛り上がった。サスケさんは、私のラジオ番組「シローと夢トーク」にゲスト出演してもらったり、逆に、彼の番組に私が出演させてもらったりで、お互い知らない仲ではない。素顔は見たことはないが、とても真面目な好青年である。立派な議員になることだろう。

 夜は、そのラジオ番組、生放送と収録。200回ほど続けているので、毎回どんな特集をやるのか悩むようになってきた。つまりは、ネタ切れということ。収録では、久し振りに、ゴスペル特集をやった。

  そういえば、今日の昼は、英国の名門パブリック・スクールのイートン・カレッジの聖歌隊が県庁にやってきて、歌ってくれた。荒城の月、赤とんぼを情感たっぷりのアカペラ(無伴奏の歌)で披露。ボーイ・ソプラノの澄んだ歌声が、心に染みる。お相手には、宮城第一女子高の合唱部のみなさん。こちらは、エルヴィスのゴスペル・アルバムに収録されている「アメイジング・グレイス」などを歌った。


2003.4.15(火)

 昨日は、今年の最高体重を記録した。つばきマラソンを目前にして、あまりいい兆候ではない。ということもあり、今朝は、6キロ走ったが、体重は高値安定である。どうも、身体が重く感じる。今朝あたりは、右足のすねが痛くて、途中で足伸ばしをしないと走り続けられないほどであった。左足はつけ根部分に違和感。左右のバランスが悪いのだろう。

 それにしても、走っていて目に入るのは、満開の桜。あっという間に葉桜になってしまうことを知っているからこそ、盛りの桜の美しさが際立つ。うぐいすの鳴くのを今日も聞いた。まさに花咲き、鳥歌う、春爛漫である。

 夕方は、報道機関の局長クラスの会合である「三金会」の皆様との、恒例の花見会が、知事公館であった。桜は丁度見頃、気温も低くない、天気も上々。こういうふうに条件が合うのは、なかなかないことである。昨日に続いて、早めの帰宅となった。


2003.4.14(月)

 昨夜は遅くまで、テレビで統一地方選挙の開票速報を見ていたので、朝は走るのを自粛した。それでなくとも、少々疲れがたまっている状態で、ここで積極的に休息が必要と考えた。

 その統一地方選挙。今週のメルマガ用にまとまらないコラムを書いたが、ともかく、やはりいろいろドラマはあるということである。県議会のほうでは、佐藤勇議長、佐々木久寿元議長、佐藤勝彦自民党県民会議会長が落選してしまった。本人も含め、「よもや」と思っていたことだろう。こういうことが起こるのが、選挙の恐ろしさということなのか。

 今日の定例記者会見での質問は、選挙一本であった。勝因、敗因はどう思うかと聞かれても、答えようがない。誰だって答えられないだろう。投票率の低下への懸念と、札幌市長選挙の再選挙に関する制度の不備、これだけははっきりしているので、明言させてもらった。

 今日が、仙台地方でも桜の満開宣言。例年より4日早くて、昨年よりは11日遅いのだそうだ。咲くまでは、まだかまだかという気になるのだが、咲き始めるとあっという間に満開。そして散り急ぐ。毎年のことながら、桜には心乱される。選挙で「サクラチル」だった人たちにとっては、なおのこと心穏やかとはいかないだろう。


2003.4.13(日)

 急に暖かくなった。いよいよ本物の春到来である。SMCにでかけたら、西公園源吾茶屋の前では、朝早いのに、もう花見の宴が始まっていた。場所取りの青いシーツがたくさん敷いてある。花見にこの色は合わないよなと言い合いながら、我々のほうは、いつもどおり準備体操をしていた。春爛漫の中を、50人の仲間と走る楽しみを、何にたとえたらいいのか。

 朝食後、妻とともに八幡小学校に投票に出向いた。歩いて行く途中、何人もの人と行き会う。朝の時間帯だからか、投票所では、年配の人たちが多いのに気が付く。立会いの人に挨拶しながら、いつもどおりの投票風景。今日は穏やかないい天気なのが、なによりである。

 そのまま知事公館まで行って、ホームページ用の写真を撮った。なにしろ、もう3,4ヶ月写真の更新をしていない。桜はまだ2,3分の咲きよう。満開になったら、また出直して、取り直しをしたい。

 午後からは、仙台スタジアムにベガルタ仙台の応援にでかけた。今シーズン初めての現場での応援である。相手は清水エスパルス。このチームは、ワールド・カップ出場組みが4人ぐらいなのに、こちらは、マルコス、シルビーニョなどの主力を怪我で欠いている。勝負にならないかと心配していたら、なんと、3対1で快勝。暖かく、風もなく、絶好の観戦日和の中でのこういう試合だから、心から満足した。

 夜は、統一地方選挙の開票。県庁の開票集計作業に声がけをした。知事選挙では、私が応援した候補は、当選を果すことができなかった。これから県議会議員選挙の結果を確認することになる。


以前のジョギング日記はこちらから



TOP][NEWS][日記][メルマガ][記事][連載][プロフィール][著作][夢ネットワーク][リンク

(c)浅野史郎・夢ネットワーク mailto:yumenet@asanoshiro.org