宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

2003.6.14（土）

　浦安市文化会館にて、「地域の福祉力を高めよう」というフォーラムに出席。その前に、朝７時から１時間余、雑誌「介護保険情報」の座談会を西田良枝、山本尚子、山本和儀の各氏とこなしてからである。ＮＰＯ法人パーソナル・アシスタンス・とも（西田良枝代表）が主催のフォーラムは、８６３人の参加者を集める盛況であった。

　私が出た午前の部は、大熊由紀子さんがコーディネーターを務め、堂本暁子千葉県知事、辻哲夫厚生労働省官房長、山本尚子浦和市助役によるシンポジウム。３６５日、２４時間のサービスを旨とする「とも」の活動を紹介したビデオが直前に上映されて、その感激もあった。「とも」の活動の主力は、重い障害児の親御さんたちである。最後のほうの発言では、思わず涙ぐみそうになるのを、私としてはぐっとこらえる場面もあった。浦安市はがんばっている。そんなこんなで、収穫の多いフォーラムであった。

　昼食は、浦安市に住む佐川邦彦クンのお宅でごちそうになった。佐川クンとは、夫婦ともども４０年近いつきあいである。そんな友人と会う機会も、なかなかなかったので、とてもなつかしかった。娘さんとその息子の亮太クンとも会うことができたのは、望外の喜びであった。

　午後からは、法政大学にて日本公共政策学会で基調講演を頼まれていた。浦安からは２５分ぐらいで着いてしまった。４０分ほどしか時間が与えられていなかったので、早口でまくし立てるように話をすることになってしまった。 　なんやかんや、忙しい1日であった。

　何日か休んでいた日記。このところ、追いまくられるようなスケジュールで走り回っていたというか、しゃべりまくっていたような気がする。水曜日は、日帰りの東京で、ここでもみっちり仕事をしっぱなしであった。そんなこんなで、１週間が終わろうとしている。

　今日も、みっちり仕事。昨日に続いての「政策・財政会議」は、第3回目の「宮城県緊急経済財政再生戦略本部会議」に引き続いての開催。これは、午前中で終わったが、そのあとのスケジュールもびっちりであった。

　 その中で、恒例である県議会の正副議長・主要会派との懇談があった。「恒例」というのは、毎回、定例議会の開催の前にやるからである。恒例でないのは、その場で、副知事人事案件の提出についてお話したこと。この人事案件は、前回の議会では、大差で否決された。今回も、副知事候補として、田島良昭氏という、同じ人物を提案することにしている。今度の議会では、この案件と「再生戦略」とが大きな議題になるはずである。どちらも、ご理解がいただけるように、正々堂々と、かつ精一杯がんばるつもり。

　いつもと同様の月曜日の行事が続く。三役会、庁議、そして定例記者会見。このところ、記者会見は、１時間近くかかる。結構なことである。以前は、質問があまり出ないことがあって、なんとなく拍子抜けした覚えがある。今日は、経済産業再生戦略について質問が多かった。

　5月、６月は、各種団体の総会シーズンで、ほぼ毎日のように出席している。今日は、観光連盟、山岳遭難防止対策協議会に出席した。こういう機会でないと、会員の皆様と顔を合わせることがむずかしい。その意味では、貴重な機会であると考えている。 　

　昨日は、日記を書かなかった。阪神が負けて、巨人が勝ったからというわけではない。県民会館で、劇団四季の「ハムレット」を観劇して、帰りが遅くなった。なにしろ、３時間以上の大作である。それで、日記までは及ばなかったのだが、深層心理としては、野球の結果もあったかもしれない。

　その阪神タイガース。毎週火曜日に発信する私のメルマガは、週末に書くのだが、今回は「阪神タイガースの快進撃」というタイトルのものを土曜日に書いた。そしたら、阪神の４連勝が途切れてしまい、2位巨人は４連敗を免れた。いやな予感がする。やはり、こういうタイトルのものは、シーズンが終わってからの過去形として書くべきものだったかもしれない。

　朝から、障害者スポーツ大会の開会式、精神障害者家族会の総会、自民党宮城県連の定次総会と行事への出席が断続的にあった。それでも、のんびりした時間がみつけられたので、原稿を書いたり、読みかけの本を読了したり。夜は、対アルゼンチン戦のサッカー、そしてわが阪神タイガースの対ヤクルト戦の応援、さらには、ＮＨＫ特集で、細谷亮太さん（宮城こども病院・成育支援局長就任予定）の勤務する聖路加病院小児科でのドキュメントを見たり。

　応援の甲斐なく、阪神は連敗、巨人は連勝。これで差は８ゲームと詰められた。ついでに、サッカーは、アルゼンチンに大敗。こちらのほうは、実力差があったように見受けられた。 　

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