宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 9月第4週    

2003.9.27(土)

 今朝のジョギングは、地元テレビ局の車との並走であった。「私の健康法」のようなシリーズ番組の最後の出演が私ということらしい。火曜日以来の走りなので、なかなかペースに乗らないが、カメラを意識して、ついついスピードが上がってしまう。手元のパルス測定用時計の数値をチェックしつつ、パルスが上がり過ぎるのを抑えながら走った。

 久し振りに、ベガルタ仙台の試合応援に宮城スタジアムに。18試合連続で勝利なしという中で、対戦相手は浦和レッズという強豪。確かに分が悪い。そして、結果は、1対6で敗戦。選手は自信を失っているのだろう。動きの鈍さは、対戦相手の浦和レッズと比べて歴然としている。A supporter in need is a supporter indeed。 本当のサポーターというのは、チームが大変な時のサポーターである。長年阪神タイガースという弱小チームのファンを続けてきた私とすれば、こういった時こそ、ベガルタ仙台を応援しなければならないという気になる。がんばれ、ベガルタ仙台。


2003.9.26(金)

 明け方に地震を感じた。4時40分。「今朝は走ろう」という思いで、雨が降っていないかと神経を使っているところに、カタカタカタという縦揺れの初期微動が感じられた。その時間が長い。これはかなり遠いところが震源地だと推察された。そのあと、結構大きい横揺れが、これまた長い時間続いた。震源地が遠いのに、これだけの揺れということは、震源地近くでは相当に大きい揺れになっているということ。これが、震度6弱を2回観測した十勝沖地震であった。この朝は、この地震情報を把握する必要があったので、結局、走らず。

 県議会は、代表質問2日目。午前中一人、午後から一人という質問者なので、昨日よりは楽。週末なので、答弁打ち合わせもなし。議会中は、それ以外の予定があまり入らないので、比較的余裕がある。


2003.9.25(木)

 せっかく前日早く寝たのに、朝から雨である。走れない。別に記録にこだわっているわけではないが、今月も走行距離が100`未満になるかもしれない。もしそうなら、4ヶ月連続となる。走り始めて17年目、今までそんなことは、全くなかった。昨年が、年間走行距離で最高記録というのが嘘みたいな、今年の記録である。

 今日から、県議会では、代表質問が始まった。三人の方が質問に立ったが、地震対策、異常気象による農作物被害、緊急経済産業再生戦略、副知事人事については、ほぼ全員が触れていらした。代表質問は、お一人40分の質問時間で、一般質問よりも10分長いだけ内容も多岐にわたる。答弁にも、大体、同じだけの時間が必要になる。声は最後まで元気に出たが、肩が凝ってしまった。  


2003.9.24(水)

 前夜の就寝が遅かったので、今朝は「無理して体調壊したら元も子もない」と自分に言い聞かせて、無理やり6時半まで布団の中にいた。

 休み明けなので、気分は月曜日に近いが、実際は水曜日である。みやぎ米の販売業者の方々の会合に出席のため、秋保温泉まで。その後すぐに、市内のホテルでの宮城県産かきの卸売業者などの会合に出席。どちらも、しっかりと売っていただいて、消費者に届けてナンボの世界である。生産者もがんばるが、売り手にも宮城県産品の良さをご理解の上でがんばっていただきたい。そんな思いで、どちらの会議においてもお願いをさせていただいた。

 明日からは、県議会での代表質問が始まる。答弁打ち合わせ、そのあとにひと仕事をして退庁したら、外はまたまた雨模様である。


2003.9.23(火)

 久し振りに、「生島ヒロシのおはよう一直線」に生出演。短パン・短シャツ姿でTBSスタジオへ走っても、全く汗は出ない。気温は14℃ぐらいだったろうか。東京はこの程度だが、今朝の仙台は9℃とか。急に涼しくなったものである。

 番組では、いつものように、生島さんとぶっつけ本番での掛け合い。今朝の話題は、どうしても小泉改造内閣が中心になってしまう。る。あまり考えずに、思ったことを口に出すのみ。

 番組終了後、いつものように皇居方面に走り出す。皇居一周しても、時間的、体力的に余裕があったので、逆回りでもう一周した。途中で、今野秘書とすれ違う。秋分の日記念ということでもなかろうが、秋晴れのとてもいい天気。乾いた空気の中で、日の光がくっきりとした影を作る。生きているだけで、こうやって走っていられるだけで、幸せを感じる日。一年に何度かはあるのだが、今日がそういった日であった。

 ベガルタ仙台は、柏レイソル戦で0対1で敗戦。これで、18試合連続で勝ち星なしという、Jリーグの新記録を作ってしまった。選手は一所懸命やっているのだが、結果が出ない。


2003.9.22(月)

 今朝も雨降り。なかなか走るペースに入れない。

 記者会見では、小泉再選と改造内閣について聞かれた。その時点で組閣は行われていなかったので、もっぱら自民党総裁選のことについてお答えした。さらっと受け流すのではなく、ずいぶん突っ込んだ話にまで及んだので、「おやおや」と思って記者会見のテレビ中継を心配そうに見ていた県庁幹部もいたようである。実は、翌日発信のメルマガの原稿を昨日書いたばかりだったので、その内容をつらつらと述べただけのこと。自民党はなんとしても与党でいたいという思いが強過ぎて、その思いの部分が、今回の総裁選で国民にも見透かされたのではないか。政策中心の選挙、政策実行型の内閣改造であって欲しい。

 組閣のほうは、なんとか政策実行、改革断行のメッセージが伝わってくるような人選だったのではないだろうか。それにしても、非議員が2人、衆議院議員当選3回、4回程度で、どんどん要職に就けられるということになると、当選回数を重ねて、大臣や党の三役待望の人たちは、どういった思いになるのだろう。若手に追い抜かれている。当選回数だけでは、大臣の資格なしということが、少なくとも、小泉政権では明白になってきた。

 夕方は、都道府県会館で、地方自治確立対策委員会に出席。知事のほかに、いわゆる地方6団体の代表が集まって、三位一体改革の推進、補助金の廃止についての突っ込んだ議論を2時間以上重ねた。梶原拓岐阜県知事、全国知事会会長の口から、しきりに「今回の改革は、地方からの革命だ」という言葉が発せられる。まさに、「闘う知事会」の会長として、頼もしい限りである。


2003.9.21(日)

 朝から雨。最低気温が13度、最高気温も17度で、10月下旬並みだという。SMCには行かず。この雨の中でも、何人かの仲間は走ったのだろう。

 原稿など4本ほど書いても、時間があったので、久し振りに昼寝で鋭気を養った。これだけ涼しいと、気持ちよく寝られる。

  自民党三役の人事があり、安倍幹事長、額賀政調会長、山崎副総裁の起用が驚きをもって迎えられているようである。それよりも、私にとっては、古川貞二郎官房副長官退任のニュースのほうが、インパクトが大きい。古川さんは、厚生省における私の先輩。古川さんが、官房副長官として仕えた首相の人数は、どれだけになるのだろう。とんでもない数である。8年以上にわたって、官邸においてむずかしい調整を見事にやってのけた。今はただ、お疲れさまとねぎらいの言葉をお送りしたい。


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