宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 11月第5週     

2003.11.29(土)

 雨模様ではあったが、少し長い距離を走るつもりで走り始めた。ゆっくり、軽めにを心がけて走ったので、身体は楽である。途中で雨脚が強くなり、ウインド・ブレーカーを通して雨が身体に張りついてしまう。構わず、子ども病院まで。往復17キロを久し振りに気分よく走ることができた。往路の途中ですれ違った青年が戻ってきて、「知事さんですか」と話しかけてきた。彼は、自衛隊員で、大和駐屯地勤務とのこと。こういうことは、めったにない。復路でまた会ってしまった。彼は20キロ以上走っているはず。

 午後は、ベガルタ仙台のJ1残留を賭けた大分トリニータ戦をテレビの前で応援した。応援の甲斐なく、1対1の引き分けに終わった。引き分けでは残留できない。ロスタイムの攻めも功を奏しなかった。勝負の世界の厳しさを、痛いほど感じてしまった。戦い我に利せず。選手諸君の健闘を心から称えたい。


2003.11.28(金)

 今朝も6キロ走った。これで3日連続になる。3日連続どころか7日連続というのもよくやっていた。ところが、最近は10日連続で走らないなどということが珍しくなくなった。昨日の朝の走りで、広瀬川沿いの堤防で、牛越橋の下をくぐるジョギング・ロードがあることを発見したので、そこを走ってみた。いいコースである。こういった初めての道というのは、新鮮でいい。

 今日は、平成14年度決算に係る決算特別委員会。朝10時から、休憩をはさんで午後4時半まで。一問一答方式なので、議員とのやりとりという感じになる。このほうが緊張感、臨場感がある。それに、部長答弁が多いということもあって、それほど苦にはならない。  


2003.11.26(水)

 なんだか、一日中撮影ばかりされていた。午前中、がんなどの早期発見に絶大な威力を発揮するPETの検診を受診した。PETが30分。撮影に先立って、ラジオアイソトープの入った液を注射してもらう。その後は、50分ほど安静時間が必要である。その他に、CT、MRIの画像も撮影していただいた。なんやかやで、午前中一杯かかってしまった。結果はすぐ出た。幸いにして、異常なし。これで、少なくともこれからの1年間は安心できる。来年もまた受診したい。

 夕方は、2年に1回の広報写真の更新のための撮影。2種類の背広と4本のネクタイと、とっかえひっかえして、何本ものフィルムを使って撮ってもらう。笑顔を作ったり、ポーズを作ったり。これも結構疲れるものである。

 夜は、久し振りに、ラジオ3の「シローと夢トーク」の生出演と収録。早々と、クリスマス特集である。エルヴィスの甘い声のクリスマス・ソングにしびれながらの収録もあった。なんと、世の中は、いつのまにか年の瀬という頃を迎えているのだ。


2003.11.25(火)

 三連休のあとの朝、夜半からの雨で「連走」はできなかった。今月は、月間走行距離は極端に少なくなるだろう。

 いつもの月曜日の日程が、連休のあとで火曜日にずれこんでいる。それでも、比較的余裕のある日程だった。定例記者会見では、ベガルタ仙台のJ1残留についてどうかと聞かれたので、「大分トリニータに絶対勝って、残留します」と答えた。2年前、最終戦で勝ってJ1昇格を決めた。その日は、宮城県知事選挙の投票日。翌朝の新聞は、J1昇格のほうが、「浅野知事三選」よりも大きな扱いだったのを思い出す。


2003.11.24(月)

 寒い朝。体調も万全だし、条件が揃っていたので、6キロほど走った。本当は2時間走でもしたかったのだが、走りこみが全く不足しているので、それは無理。大げさかなとも思いつつ、耳当てをして走ったが、それで丁度いいぐらいの寒さではあった。しばらく走らないうちに、季節は着実に移っていた。そもそも、走り出すころの薄暗さに驚いたりしている。この暗さ、この寒さ、息を白く吐きながら走る。これこそが、ランニングの醍醐味であることを改めて確認した。

 告別式、偲ぶ会、前夜式と、今日一日でお悔やみが重なった。2ヶ所は仙台市外であったので、車に乗っている時間も長かった。選挙応援などもあって、三連休にもかかわらず、パソコンに向う時間があまり取れなかった。メルマガなどは、走り書きになってしまった。


2003.11.23(日)

 高知での2日目。朝早くから選挙カーに乗りこんでの選挙応援である。橋本大二郎候補が助手席。その後ろに私が陣取って、高知県内を走り回った。まずは、高知市の隣りの南国市から。10人前後の聴衆を前にしての街頭演説を5,6ヶ所で行った。旅芸人一座のような橋本陣営のご一行である。こんな手作りの感じが、現職知事らしくなくていい。そういえば、私の3回の選挙も、毎回こんな感じだった。

  橋本さんの演説の前に口上を述べて、そのあと、集まった人達の中に入っていく。「はるばる宮城県から来ました。橋本さんをよろしく」と握手をすると、相手の人のほうが、目に涙をためて「どうか、お願いします」と言ってくる。そんな一途さに、こちらもついつい感激してしまう。

 昼からは、高知市の大丸デパート前での「リレー演説」。スケジュールの関係で、私がトップバッターで、それから2時間ほどおいて、橋本候補、田中康夫知事、それに、野中広務前衆議院議員。いろいろな人が橋本さんを応援しているということである。


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