宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 4月第5週      

2004.4.30(金)

 4月最後のランは、国道48号いつものコースを6キロ。これで、今月の月間走行距離は、161`。新年度の最初の1ヶ月が、あっという間に終わってしまった。実感としては、「あっという間」ということはない。いろいとあって、結構充実の四月であった。

 昼の時間には、県庁ロビーで「平成の参勤交代強歩」の出発式があった。仙台から東京の仙台藩江戸屋敷までの365`を20日以上かけて歩いていこうというもの。メンバー30数人は、65歳以上の県庁OB、OG。私もその年齢になったら、参加してみたいイベントである。それにしても、元気で頼もしいメンバーであった。

 夜は、珍しく早めにまっすぐ帰宅。わが阪神タイガースがヤクルト・スワローズを8対5で破るところを衛星テレビでつぶさに観戦した。打順の組替えがうまくいった。この調子でリズムに乗って勝ち続けてもらいたいものだが、先発投手陣がちと弱い。


2004.4.29(木)

 みどりの日にふさわしい、素晴らしい天気である。新幹線の大宮駅の手前で、車窓の右側に富士山が望めるほどであった。この季節に、この地点で富士山が見えることは、結構珍しい。

 三塚博先生の葬儀に出席するため上京。地元代議士として、運輸大臣、通産大臣、外務大臣、大蔵大臣、そして党では幹事長、政務調査会長の要職を歴任された政界の重鎮である。何よりも、地元宮城県のために、あれだけ尽力された政治家もいない。気さくで、包容力がある方で、人間的魅力に満ちていた。本当に大事な方を亡くしたという思いで一杯である。

 スポーツのほうを言えば、ベガルタ仙台がアビスパ福岡相手に大逆転勝ち。連夜にわたり、阪神が負けて巨人が勝つという、最悪パターンであったが、ベガルタ仙台の快勝で帳消しである。次の試合に勝てば、調子の波に乗ることができる。人間、あきらめてはならない。そう言えば、今日、仙台駅で前監督の清水さんにお会いした。そのことが、つきを呼んだのかもしれない。


2004.4.28(水)

 小雨模様の京都の朝を8条から堀川通りを上って、五条から西大路を三条ぐらいまで。往路は今野秘書と一緒。1時間弱しか走れないのだから、御所までとか決めて行けばよかったのに、結果的にはアクセントに乏しいコースになってしまった。京都を走るのを無上の楽しみにしていた私としては、少しばかり心残り。

 仙台に帰ってきて、仕事が次から次と待っていた。これから連休モードに入るのだから、やるべきことは今の時期にしておかなければならない。


2004.4.27(火)

 東京から京都へ。昼食はホテル近くのラーメン屋さんでスタミナラーメンを食していたら、入ってきたお客さんから「あっ、宮城県知事さんだ」と声をかけられた。この店の常連の方らしく、これをきっかけにお店の老夫婦とも話がはずんでしまい、コーヒーまでごちそうになってしまった。そのお客さんは、個人タクシーの運転手さんで、それに乗り込んで立命館大学衣笠キャンパズまで送ってもらった。県外に出ると、こういう出会いがあるから面白い。

 その立命館大学は、知事のリレー講座の2順目。昨年は秋ごろに地方分権について話をした覚えがある。今回は、「みやぎ知的障害者施設解体宣言」について1時間半話をした。600人の学生が熱心に聴いてくれたのがうれしい。

 それにしても、京都はいい。夜も、それなりにいろいろ探訪して、ホテルに戻った。明日は、この美しい京都を走る元気が残っているかどうか。


2004.4.26(月)

 今朝の走りは、4キロコースを結構スピードに乗せてのもの。このコースでは、22分40秒というのが標準タイムなのだが、今日は20分50秒で走ってしまった。

 月曜日であるので、定例記者会見。それを終えて東京へ。定例記者会見は、県警捜査報償費の問題が中心。知事と県警本部長との対立というところだけが強調されていたが、記者団もそういうところからは少し離れつつあるような感じがした。何が本質的な問題なのか、私としても冷静に考えて行動したい。報道もそのように扱ってくれることになるだろう。

 東京では、今回も地方財政自立改革(三位一体改革)関係の会合が次々と。「都道府県展望」の座談会のあとは、「21世紀臨調」に結集する知事、市町長、学者のみなさんとの何度目かの会合。「麻生(総務大臣)プラン」が出されたが、私が主張している方向と言い方になっているので、我が意を得たりという感じである。


2004.4.25(日)

 毎年、だいたいこの時期に行われるのが、林野火災防御訓練。今年は、亘理町にて。会場は、常磐道の亘理・山元間の道路地盤にする土を掘り出した跡地である。こういう場所が会場になるのは珍しい。平年を大きく下回る気温の中での訓練だった。当方は、「統監」として訓練状況を見る立場なのだが、動かないだけ寒さが身にしみる。

 夜は、またしても阪神タイガースの応援。相手の巨人は、四番バッターをずらっと並べる打線で、恐いというより、「一体どうしてこんなことするの」という思いが先に立つ。年俸何億円もの清原選手や江藤選手が怪我でもないのにベンチを暖めているのは、どう見てもおかしい。その試合、阪神の逆転で1点差逃げ切り。開幕20試合連続ホームランの巨人は、単独最下位。やはり正義は勝つのである。


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