宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 6月第4週       

2004.6.26(土)

 宇都宮を走るのは初めて。田川沿いから県庁前通り、駅前大通りを裁判所の先まで、8キロを今野秘書とともにキロ6分10秒ペースで走った。

 宇都宮から仙台に戻って、そのままメディアテークで「みやぎ知的障害者施設解体宣言」について講演。40分だったが、結構内容のある話ができたような気がする。午後からは村田町で市町村合併に関するシンポジウム。県内の先頭を切って進められてきた柴田、大河原、村田三町の合併である。「金メダル」の第1候補と言っていた。ここまで来たからには、なんとかやり遂げて欲しいという思いで、シンポジウムでも話をさせてもらった。

   次の日記の更新は、7月9日になる予定。


2004.6.25(金)

 朝、だいぶ早く目が覚めてしまった。めんどうなので(というのも変だが)そのまま離床して、パソコンに向かって仕事もどきをちょっと。朝に会合が入っていたので、走る予定はなかったのだが、ついついいつもどおり走ってしまった。あれあれという間に、これで2週間休みなしの走りになった。

 県議会の一般質問は今日で終了。最後の質問者への県警本部長の最後の答弁で、「あれっ、大丈夫かな」と思えるような内容のことを言っていたのが印象に残る。いずれにしても、私の出番の分は一応終了したので、少しほっとした。夜は、宇都宮市にでかけて、栃木県の福田昭夫知事と対談。教育問題が中心だった。福田知事は、東北大学教育学部のご卒業。教育問題には深い見識をお持ちである。


2004.6.24(木)

 朝6キロ走る、阪神が勝つ、巨人が負ける、県議会での一般質問がある。このところの毎日、同じ記述が続く。何の文句もない。今日も全くそのとおり。

 県議会では、昨日のことになってしまうが、健康づくり、スポーツ振興、肥満防止の質問が複数の議員からあった。肥満防止に関しては、私の個人的感慨がる。そのことも含めて、「肥満との訣別」の答弁をすることになった。今日の質問では、市町村合併について、知事として合併を進めるという方向で火中の栗を拾うような積極的な動きも必要ではないかという指摘があった。確かに、県内の地域の中には、合併の方向でまとまりつつあるのに、「えーっ、なんで今頃そんなことになるのか」ということが起きつつある。県としても、必要な行動を起こす時はやってくるかもしれない。


2004.6.23(水)

 梅雨入りしたのに雨が降らない。よって、走るほうに「雨のため中止」ということがない。12日間連続で走るというのは、今年の新記録である。朝から太陽が照りつける中で、今朝も6キロ。日焼け止めクリームをつけても、これでは焼けてしまう。シミが残る。

 県議会は、今日が一般質問2日目。議員一人の質問時間は30分だが、答弁が30分で収まらない。ほとんどの質問者が再質問、さらには再々質問に及ぶ。こちらも比較的丁寧にお答えするものだから、どうしても時間がかかる。それはそれで、いいことである。

 阪神3連勝、巨人大敗で連敗。これでベガルタ仙台が山形を破っていれば言うことなしだったのだが、後半追いつかれて1対1の引き分け。3位浮上のチャンスをつぶしてしまった。


2004.6.22(火)

 台風一過というのだろうか。昨夜からの雨が一転して、太陽が照りつける朝を迎えた。これでは走らねばならない。6キロを、最近では走り慣れたペースのキロ6分10秒で。気温が高いせいもある。汗をたくさんかいた。

 今日から県議会の一般質問であるが、その前に、苦竹の自衛隊でのイラク復興業務支援隊の壮行会に出席した。約100名の要員のうち、東北からその半分。宮城県からの派遣も相当の数に及ぶ。多国籍軍への「参加」など、いろいろ議論はあるし、私としても言いたいことはある。しかし、それはそれ。派遣される自衛隊員としては、誇りを持って出ていくのでなければ、任務の遂行は叶わない。送り出す家族の気持ちを考えると、宮城県知事の立場として、しっかりと激励してやりたい。それは義務である。ということで、議会前であわただしい日程ではあったが、ぜひ出席して私の思いを直接伝えたかった。

 県議会は、4人の議員が一般質問をした。答弁する私としても、久しぶりの登壇であり、それなりの緊張感であった。県警犯罪捜査報償費についての質問がお二人から。県警本部長の答弁も、私としてはそれなりの感慨をもって聴いていた。私の答弁と本部長の答弁には、ニュアンスの違い以上の違いがある。4、5年前、情報公開条例の改正が議論された県議会のことも思い出す。ただし、今回のほうがことは重大である。議事録にも記録されるのであるから、議会での答弁の持つ意味は重いということを強く感じる。


2004.6.21(月)

 今朝も、6キロをマイペースで。「マイペース」がキロ6分10秒というぐらいには、身体でペースを覚えてしまった。パルスが140/分前後。これを下回ると、パルスチェックの時計が警告音を出す。今朝も、時々この下限警告音が鳴った。そう言えば、昨日の仙台南走友会との走りでは、残り4キロは170/分以上の上限警告音が鳴りっぱなしだった。

 いつもの月曜日。記者会見では、三本木土地利活用問題に関する質問、参議院選挙についての質問が多かった。明日からは、県議会での一般質問が4日間続く。その打合せをしてから帰宅。

 台風の影響だろうか。風はないが、雨が結構降っている。明日の走りは、「雨のため中止」となりそう。このところ、10日間休みなしで走っているので、たまには休むのもいいか。

  女子プロ・ゴルフ・トーナメントで宮里藍選手が2週連続で優勝。恐るべき19歳。19歳の若さに似合わず、考え方、受け答えがしっかりしていることに、さらに驚いてしまう。地元東北高校出身ということでは、昨日壮行会をした水泳の森田智己選手と同じ。年齢も同じ。頼もしいアスリートたちである。


2004.6.20(日)

 起床時、5時半は雨模様だったので、走るのは断念。再び横になった。大した雨ではないので、走れば走れる。しかし、SMCで走ってしまうと、後がこわい。午後からの南仙台走友会での走りがきつくなるのではないかという心配もあった。

 午後2時に仙台市体育館に集合して、南仙台走友会の有志6,7人と一緒に走ることになっていた。(写真はこちら)南仙台走友会は、普通は土曜日の3時から走るということだが、私の都合に合わせて下さった。「ゆっくりで行きましょう」といいながら、結局は、キロ5分30秒ぐらいのペースではなかったか。これで11`だから、結構最後はばてた。真昼間の走りというのも、慣れていない。仙台市体育館から、国道#286、ゆりが丘教会、熊野堂神社、太白大橋と周遊するコースだった。

 ともあれ、スペシャル・オリンピックのトーチランのTシャツを着て、仲良く走ることができた。そもそもが、9月23日に勾当台公園でのトーチランに参加してもらうことを頼みに行くというのが、今日走る目的であった。その趣旨はほぼ達せられた。走ったあとの喜びはおまけ。

 仲介をしてくれたのがSMCの森由喜男さんなのだが、その森さんが走れない。走り過ぎで腰を痛めて、一時期は歩くのも困難だったほど。私の走りのコーチ役の森さんも、やはり年齢には勝てないということ。人のふり見てわがふり直せ。私も、決して能力以上、年齢以上のがんばりはいかんということ。増田岩手県知事にならって、こと走ることに関しては、「がんばらない宣言」を発することにする。


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