宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  9月第4週      

2004.9.25(土)

 昨日は、宮城県でのプロ野球新球団設立の動きの中で、楽天の三木谷社長、ライブドア社の堀江社長が、相次いで宮城県庁入りした。双方と個別に会談をし、その後、記者会見。つまり、全く同じようなことを2回繰り返したということ。どちらの社にも偏ることなくということで、結構気を遣ったつもり。結構大変だったが、気持ち的には吹っ切れたような気がしている。

  一夜明けて、朝方は、雨降り模様。昨夜の就寝が遅かったこともあり、走らないのが正解。その代わりということになるのかどうか、一昨日の仙台でのスペシャルオリンピックス・分火式に続いて、加美町の陶芸の里の運動公園、古川市の県の合同庁舎前でのトーチランで走った。それぞれの実行委員会の方々が大変な努力で盛り上げて下さった。どちらも、感動的なイベントになった。

  加美町でのランでは、最終の第4チームに飛び入りで相当の人数が加わってくれたことにより、ランナーの列が60人以上に膨れ上がった。400メートルトラックを1周するコースを走っているうちに、車椅子に乗っていった女の子が、ラスト100メートルあたりで車椅子から降りて走り出した。みんなが自分の足で走っているのを見て、どうしても走りたくなったのだろう。見事にゴールまで走りぬいた。その光景を目の前で見ていて、感動で目頭が熱くなってしまった。こういったドラマが、これからも各地で繰り広げられることになるであろう。


2004.9.23(木)

 秋分の日。勾当台公園での「トーチラン」分火式である。全国の実行委員会会長でスペシャル・オリンピックス日本の会長でもある細川佳代子さんも出席して、式典とトーチランが開催された。47都道府県すべてに実行委員会が発足した。わが宮城県の会長は大山健太郎アイリス・オーヤマ社長。ご本人も会社としても、本当に一生懸命活躍してもらっており、頭が下がる思いである。そのおかげもあり、大勢のランナー、ボランティア、応援団が駆けつけて、盛り上がった。天気も上々。時間も予定どおり。これから、県内13会場でのトーチランが展開されていく。そのうち、今日の仙台も含め、7ヶ所で走ることにしている。

 そんな間も、プロ野球新球団参入問題で、報道への対応が続いた。いい話ではあるが、複雑な話でもある。こういう種類の頭の悩ました方は、そうそうないことではある。選手会と経営者側との労使交渉では、ストライキの回避が決まったことは、大変いいこと。ほっとした。


2004.9.22(水)

 昨日は、22キロ走り明けだったが、時間的制約のある中で4キロ走った。今朝は、真夏を思わせる蒸し暑さの東京であったが、今野秘書と一緒に皇居一周を走った。きっちりキロ6分10秒ペース。別に、義務感によるものではない。休むことなく走った充実感はある。今朝は、暑さのせいだろう、ゆっくりペースでも、最後のほうはパルスが150を超える状態になった。

 朝の勉強会での講演。昨夜の勉強会と同じテーマであるが、三位一体改革について。大事な時期であるので、影響力のある人たちから声が掛かれば、どこでもいつでも飛んで行って話をしたいという気持ちではある。その後、地上波デジタル放送の普及と課題について月刊「ニューメディア」の取材、定期航空路線継続の要請行動、知事会の財源調整問題研究会への出席、厚生労働省幹部との意見交換2件、月刊ガバナンスでの介護保険と支援費の統合に関する取材と連続して対応した。

 そんな最中にプロ野球球団設立に関しての新しいニュースが飛び込んできたりして、そのことに関してのマスコミ対応など。梶原全国知事会会長、石原東京都知事などとの夕食会も、おかげをもって、中座しなければならないことになってしまった。つまりは、いろいろなことが続いた一日であったということ。


2004.9.20(月)

 敬老の日。ハッピー・マンデーということで、9月15日から9月の第3月曜日に移動になった。連休を作るという点ではいいのかもしれないが、敬老の日の本来の意味が薄れてしまうような気がしないでもない。

  ともあれ、午後からの仕事は入っているが、長い距離を走る条件が整っている。久し振りに宮城大学コース。往復22キロをキロ6分10秒ペースで。この時期にしては、湿度も気温も高めであり、快適な走りにはならない。汗のかき方も多め。そのせいもあり、走後の計量では、今年の最低値を記録した。水分を補給すればすぐに戻ると知りつつも、体重計を眺めてしばし感慨にふけっていた。

  「午後からの仕事」は、東京の都道府県会館での「三位一体改革研究会」。この秋が正念場であるから、地方側の結束を強める必要がある。各省の巻き返しに対する理論武装もしなければならない。メンバーの知事の日程調整がむずかしくて、休日を使うしかなかった。 なんとなく、プロ野球の選手会対経営者側の図式を思い起こしてしまう。


2004.9.19(日)

 曇っているが蒸し暑い。そんな中なので、SMCでの走りでは、結構汗をかいた。23日はスペシャル・オリンピックスのトーチランの分火式である。SMCでも40人ほど参加するので、1チーム20人が2チームできることになる。

 週末で原稿を書ける日が今日しかないので、一気に3本書いた。毎週末に宿題で悩む中学生になった気がする。暑さ寒さも彼岸までという時期なのに、家では冷房を入れる時間帯もあった。

 ベガルタ仙台は、久し振りの勝利。サガン鳥栖戦に2対1。相当厳しいが、まだまだJ1再昇格はあきらめるわけにはいかない。


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