宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

2004.10.31（日）

　天気予報は雨だったが、朝方には、雨がやんだ気配があった。小雨模様ではあったが、SMCにでかけた。さすがに、いつもの半分程度の２５名ほどしか集まっていない。「天気がどうでも走る人か、家に居られない人だけだね」と言いながら準備体操。走り始めたら雨が上がっていた。気温が高いので、雨で濡れずに汗で濡れた。寒さ対策の軍手は、汗拭きに変わった。これで今月は１６３キロ走ったことになる。

　日曜日は、ＮＨＫ朝の連続ドラマ「わかば」がないのが寂しい。週日は、毎回楽しみに見ている。脚本がよくできている。主演若葉役の原田夏希の明るく健康的なキャラクターと、確かな演技力も目立つ。おじさん役の西郷輝彦がいい味出している。最近は、友達のばんばひろふみさんの出演が始まったので、これも楽しみ。

　原稿２本を早めに書き上げて、あとは本を読んだり、テレビを覗いたり、のんびりとした日曜日を過ごすことができた。週明けには、忙しい日程が待っているのだから、こういう日曜日はありがたい。

　宮城スタジアムで、５００万人トーチランの集火式。９月２３日に仙台の勾当台公園で分火式をやってから、県内１３ヶ所でトーチランが開催された。今日はその１３のトーチが集められる式で、宮城県でのトーチランの最後を飾ることになる。利府町エリアの４００人余のランのあと、集火式があったが、これにはざっと1000人が参加しただろうか。スタジアムを行進する姿は、本物のオリンピックに負けないぐらいに素敵なものであった。 　アテネオリンピックのハンマー投げ金メダルの室伏選手などが参加したことで、集火式は大いに盛り上がった。この盛り上がりが、来年２月の長野でのスペシャルオリンピックス世界大会につながっていくことだろう。

　昼からは、石巻市での合併協定書調印式。１市６町の合併の動きが、やっと最終局面を迎えた。１６００人もの参加があったことと、たくさんの小中高校生が出席していたことに感動した。あとは、各市議会、町議会での議決がなされることを望むのみ。

　「つながりの家」にちょっとだけ寄って帰るつもりが、少し長居をしてしまった。元気な人たちと一緒にいると、こちらも元気をもらうことになる。

　朝の冷え込みが厳しい。今秋初めて、ウインドブレーカーを着込んでの６キロランであった。吐く息が白い。走るのにはこのぐらいの寒さのほうがいい。目の前に広がる景色にも、秋の色が濃い。山の際がくっきりと目に映る季節になってきた。これで、今月の走行距離は、１５４キロ。

　朝から忙しい一日であった。予定表の項目だけで２１、その他に飛び込みで数件。昼食は、移動の車の中。夜は久し振りにラジオ３の収録。終わってからの焼き鳥屋での一杯と続いて、やっとゆったりとした時間を取り戻した感じ。

　昨日遅かったので、今朝の走りはなし。午後からの園遊会に妻と一緒に出席のため、朝から東京へ。いくつか仕事をこなしてから、赤坂御苑に出かけた。雲ひとつない快晴、暑くもなく寒くもない、絶好の日和である。広い園内にたくさんの人なのだが、見知った顔にどんどんお会いする。知事仲間では、鳥取県の片山知事ご夫妻で行きも帰りも一緒になり、ついつい三位一体改革遂行のための作戦会議のような話になってしまった。

　 今年の天皇陛下は、参加者とことのほかご丁寧に御話しになり、お時間をゆっくりかけていらしたことが印象に残る。私もお話する機会があったので、今年のお米の出来がことのほか素晴らしいことを申し上げた。高円宮妃殿下からは、「スペシャル・オリンピックスの世界大会への盛り上げをよろしく」とわざわざのお声掛けがあったので、「トーチランのＴシャツへのご協力枚数は日本一です」と報告させてもらった。

　 いい天気過ぎて、またまた日焼けしてしまったが、とてもいい時間を過ごすことができた。ミーハー的なところでは、アテネオリンピックのマラソン金メダルの野口みずき選手と並んでの写真を撮れたことも、うれしいことであった。

　東京の朝、雨は上がって、日が出ている。昨日１６キロを走ったが、今朝も元気に皇居一周をキロ６分８秒のイーブンペースで走る。今朝も今野秘書と一緒。この一週間で、彼と一緒に、10キロ、１０キロ、１６キロ、そして今朝の７キロ。筋肉痛があると言いながら、今野秘書は、私と一緒の機会にしっかりと走り込んでいる。すごい進歩である。雨上がりの爽やかな空気の中での皇居一周ランは、至福のひとときとなった。

　朝食は、「政策ビジョン懇談会」で。この場での講演を依頼されていた。マスコミ関係の論説の方も数多く参加している会で、地方財政自立改革について語るというチャンスは、得がたいものである。1時間の話のあと、４０分の質疑。わかりやすさを旨として、一生懸命やらせてもらった。昨日の全国知事会の拡大正副会長会議で、「各知事は、マスコミ関係への説明を積極的にやるべし」という梶原会長からの要請があった直後であるので、幸運にも「宿題をこなした」ということになった。

　午後からは、県庁に戻っての執務。夕方は、女川町に出向いての「エネルギープラザ２００４」の交流会に出席。帰宅は結構遅くなってしまった。

　スケジュールの都合で、今朝の走りはなし。少し疲れが残っている感じだから、丁度いい休養にはなる。

　それにしても、土曜日の新潟中越地震の被害はすごい。新幹線が脱線、それによる人身被害がないというのも、奇跡のようなものなのだろうか。生島ヒロシの「「おはよう一直線」を聴いていたら、生島さんは、脱線した新幹線と反対方向に向かっている新幹線に乗車中だったというから驚いた。大変な思いはしたようだが、なんとか無事でよかった。今度会ったら、詳しく聞きたいこともある。

　県庁では、早速、新潟県への救援に動く。基本的には、新潟県からの要請を受けて動くということにしたいが、食料２万食分は、今日中に届けた。これからも、いろいろと支援すべきことが出てくるはず。敏速に対応できる体制はとっておきたい。

　午後からは、プロ野球への新規参入を希望している、ライブドア社、楽天社の関係者が来庁。球場の使用などについて意見交換を、それぞれ短時間ではあったが行った。緊急経済産業再生戦略会議がすぐそのあと。それもこれも、なんだか今日もあわただしい一日であった。

国体に参加しての宿泊は、競技会場のある熊谷市ではなく、隣の東松山市であった。「やきとり屋の町」として有名なところに泊まるのに、トライしないわけにはいかない。ある程度飲み食いはしていたし、時間も９時半になっていたが、１時間だけということで一緒に泊まるメンバー５人で、市内に何百軒あると言われる焼鳥屋の一つに入った。それらしい雰囲気と味で、それなりに良かった。これが昨夜のはなし。

　今朝は、ホテル６時１５分発で、コースは特に定めずに走り出した。なんということないコースであったが、走っているうちにリズムに乗ってきて、気分よく１０キロこなした。今野秘書は、一昨日の１０キロ走の筋肉痛が少し残っているらしかったが、しっかりと走り終えていた。

　国体競技視察では、体操競技の選手への激励、陸上競技の応援、そしてラグビーの応援。ラグビー成年の部は、富山県が相手だが、一方的に宮城ペースでの試合であった。昨日の地震の影響で、新幹線のダイヤが乱れている。在来線を使って、なんとかしのぐ。

　仙台駅に着いて、時間的に間に合ったので、駅に至近距離のホテルで行われている秘書課の斉藤治さんの結婚披露宴に飛び入りで参加。祝辞だけ述べて、辞去したが、間に合って良かった。

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