宮城県知事浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  12月第1週&2週       

2004.12.11(土)

 仙台空港8:40の便で、伊丹空港経由で熊本に行く。朝走るのは時間的に無理。走らなかったせいだけではないのだが、なんと、体重が昨日より1.4キロも増えている。今年の3月末以来の最高体重を記録した。昨日、そんなに大食い、大飲みした覚えはない。17年も体重管理を続けているが、いまだに体重増減のメカニズムは理解できないでいる。

 ともあれ、熊本市にいる。午後から、くまもと県民交流館パレアにて「施設解体の真意を語る」という私の基調講演と、シンポジウム「どんとこい!地域福祉〜私もあなたもこの街の主役」でのパネラーを務めた。熊本県の車椅子の県会議員平野みどりさんがコーディネーターで、車椅子の弁護士東俊裕さん、幸山政史熊本市長、潮谷義子熊本県知事、身体障害者療護施設の三浦貴子館長が同じくパネラー。主催はヒューマン・ネットワーク熊本という、東俊裕さんが代表を務める障害者本人が中心の団体である。この団体をはじめ、元気な人たちが多い。久し振りに、私のほうが元気をいただいた会であったような気がする。  


2004.12.10(金)

 この日記、エルヴィス・プレスリーのクリスマス・アルバムを聴きながら書いている。師走、そんな季節になってしまったんだなという感慨もある。それよりも、なによりも、エルヴィスの歌声の素晴らしさに酔ってしまう。この心地良さを何にたとえたらいいのだろう。1957年収録という歌が、全く古臭さを感じさせない迫力で迫る。半世紀も前の歌声である。それが、21世紀の今、私の胸にこんなふうに語りかけてくる。

 昨夜は、ついつい遅くまで本を読んでしまったので、就寝は遅い時間になってしまったが、いつもどおりの時間に起きて、いつもどおりに走りに出発することができた。走ってしまえばこっちのもの。こんな気分のいいことはない。右足付け根の痛みは残るが、問題は改善に向っているかどうか。昨日に比べれば、だいぶいい。人生も同じであると、いつも思うのだが、ベクトルの方向が大事。昨日より今日がいい方向なのか、逆なのか。現在の状況よりも、この方向性のほうを重視したい。その意味では、状況はまちがいなく快方に向っている。問題なし。

 今日の県議会は、予算総括委員会。一問一答という形で進むこの委員会での審議は、議会審議のダイナミックさを感じることができるので、私にとっては快い緊張である。今議会の私の出番は、実質的にはこれで終了。秘書課の面々が、一応のねぎらいの会ということで、気楽な居酒屋での場をもってくれた。

 エルヴィスのクリスマス・キャロルは、まだ続いている。いいな、本当にいいな。こんな魅力的な歌い手が私と同時代に生きていて、こういった録音を残してくれた。CDのクリヤな音で今でも聴くことができるテクノロジーにも感謝しなければならない。


2004.12.9(木)

 6時10分発で、薄暗さの中を走る。広瀬川の1キロコースでの計時では、5分45秒ペース。1週間前から着用始めた新しいシューズが足になじんできたのを感じる。それまでのナイキ・エアクッションに比べると、靴底が硬いような気がするが、許容範囲内だろう。「適度な寒さ」というのがあるとしたら、今朝の状況かもしれない。気持ちよく走り終えて、極楽極楽の朝風呂に入る師走の走り。

 県議会は、一般質問の5日目。午後2時過ぎに、最後の18人目の質問者である遊佐美由紀議員への答弁を終えた。それから5時まで、びっしり日程が入っていたが、議会中で夜の日程がないので、今日も早めの退庁。

  家では、昨日のうちに年賀状の原稿を書いておいたので、その印刷をしながら読書をすることにした。新潮文庫のダグラス・ケネディ著「売り込み」。新潮文庫から出ているこの著者の本は、「ビッグ・ピクチャー」、「幸福と報復」に次いで3作目。結局、全作読んだことになるが、今回の作品も実に面白い。そんなうちに、我が家のパソコン連結の印刷機は、600枚の印刷を終えてしまっていた。


2004.12.8(水)

 5時25分に起きて、ゆっくり準備して、6時過ぎから走り出した。真っ暗ではないが、中天には月が見える。その上下に木星と土星(?)。走っているうちに、世の中がだんだん明るくなっていく。つまりは、空の景色が5分ごとに変化するということ。こんな天空ショーを楽しめるのが、この季節である。仙台の今朝の日の出は、6:42。これから冬至にかけて、どんどん遅くなる。そして、どんどん寒くなる。歓迎でないこともない。

 県議会は、一般質問の4日目。質問者は4人でなく、3人になった分だけ早い時間に終了するので、ちょっとほっとする。県議会中は、通常より時間的には余裕がある感じである。夜の帰宅も早い。

 曽我ひとみさん一家が佐渡に落ち着いて良かったなと思っていたら、今日のニュースでは、横田めぐみさんの「遺骨」が他人のものであったことが判明したという。北朝鮮も、なんとひどいことをするものか。これでは、どんな弁明をしても、すべて嘘と疑ってかからなければならないということになる。残されたご家族の嘆きは、いかばかりか。早く解決して欲しいと願うのみ。


2004.12.5(日)

 SMCでの走りはお休み。外は雨というのが決定的だが、8時半から明日の県議会答弁準備の日程が入っていて、時間的に無理。筋肉の疲労も少したまっている頃だから、この辺での休養も丁度いい。

 そのあと、東京へ。このところ、新幹線に乗車する頻度が高い。東洋大学での「グリーンツーリズムによる地域活性化」のシンポジウムでの鼎談。「農林水産業が日本を元気にする」というのがテーマで、お相手の一人は、昨日テレビ番組でご一緒した榊原英資さん。鼎談を終えて、都道府県会館で、全国知事会の「三位一体改革研究会」のメンバーによる打ち合わせ。政府の「全体像」が出されたのを受けて、これからどう対応すべきかが話題である。


2004.12.4(土)

 朝早い日程が入っていたので、今朝のスタートは5時50分。東京赤坂近辺は、まだ真っ暗である。こういった中で走り始めるのが好きだ。お供は、半澤秘書代理。皇居一周を6分3秒から8秒ペースできっちり走る。手元のジョギング・ウオッチの数字が読みにくいので、フラッシュボタンを押しながら読み取った数値である。皇居一周の残り3百メートル地点である半蔵門にさしかったところで、東の空の明るみを目にする。目の前は皇居のお濠。その向こうに丸の内のビル群。この季節、この時間の、この景色が捨てがたい。

 「朝早い日程」は、BS−iの「榊原・嶌のグローバルナビ」への出演である。通い慣れたTBSスタジオ、地方分権研究会で一緒の榊原英資慶応大学教授なので、気は楽である。三位一体改革、新球団の誕生、新しい農業の試みが話題になった。「脈絡のない話題が次々ですね」の私の感想に、嶌信彦さんからは「地域振興というのが共通テーマです」と返されて納得。新しい農業の試みは、早速、今週のメルマガのテーマに使わせてもらった。番組出演と次の日程の間を利用して、そのメルマガを書いてしまったので、今週の宿題は「済み」である。

 「次の日程」は、横須賀市での講演。高速道路を利用すると、1時間ちょっとで着いてしまう。蒲谷副市長に迎えられて、上田順子健康福祉部長ともども昼食をご一緒しながら横須賀市の現状などについて教えてもらった。蒲谷副市長は、11年前、私が知事就任の時の副知事。なつかしい。ひとしきり、当時の思い出話や、最近の宮城県の状況の話で盛り上がった。講演は、障害者週間にちなんで、「みやぎ知的障害者施設解体宣言」に関連してのもの。1時間半の長丁場であったが、400人ほどの聴衆の皆さんの熱心さに後押しされて、いい調子で務めることができた。


2004.12.3(金)

 夜中に目が覚めてNHK・FMを聴いた。トミー・藤山さんが出て、生でカントリーを気持ち良さそうに歌っていた。若い頃に歌ったものをドーナッツ版でかけていたのも聴いた。不思議なことである。夜中に目覚めてラジオを聴くのは、週に1、2回。寝ぼけながら聴くので、1分聴いてまた寝てしまうことが多い。トミー藤山さんの出演に出会ったのは、4,5回目である。確か、月に1回ぐらいの出番だから、私がヒットする確率は相当高い。彼女は、東京新橋の私の行きつけの店に時々出演しているとのことだが、そこでお会いしたことはない。2週間ほど前は、ラジオをつけた途端に、青葉笙子さんの歌声が聞こえてきた。戦後すぐに録音したもの。彼女は、仙台出身の人気歌手であり、みやぎ夢大使をずっとお願いしている。最近、体調が思わしくないと伺っていた。50年以上前の歌声を初めて聴いた。かわいらしい、とても素敵な声であった。これだから、「深夜ラジオ便」はやめられない。

 最低気温0.1℃。この冬一番の寒さらしいが、それほどには感じずに、6キロを走り終えた。このぐらいの寒気のほうが、身が引き締まってよろしい。

 今日から、県議会は一般質問。4人の議員が質問に立った。全員が、再質問を行った。相変わらず、活発なわが県議会である。最後のご質問への答弁を終えて、3件日程をこなし、東京へ。毎年恒例の「千代会」が銀座三越にて。かつて仙台に単身赴任していた方々の東京での同窓会。知事として、宮城県の近況をお話させていただいた。当然のことながら、楽天球団の設立が話題の中心になる。


2004.12.1(水)

 今日から12月。師走。月別カレンダーの残りがない。12月最初の走りは、無理せず、4キロにとどめた。走り始めの時間帯は、薄暗い。寒さはあまり感じないが、もうすぐ耳当てが必要な時期になるのだろう。

 愛子さまの満3歳のお誕生日である。テレビでご一家の最近の様子を見た。なんと愛らしいのだろう。かわいい盛りである。見ていて、自然に顔がほころんでくる。心がなごみ、癒される。愛子さまのもっと小さい頃は、皇太子殿下に似ていると思ったが、今日の映像では雅子さまにもそっくりである。健やかに成長して欲しいと心から願う。  


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