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ジョギング日記  7月第4週分             

2006.7.22(土)

 土曜日で、日程上も長い距離走れるなと思っていたのだが、起きたのが遅かった。短い距離でも走ろうかと思って外をみたら、あいにくの雨降り。「あいにく」というよりは、遅く起きたこともあって、「これで走らない理由ができた」と自分に納得させてくれる雨とも言える。体重計が、なんと、今年の最高値を示している。走行距離の少なさも原因だろう。

 午後から、日本ダウン症協会の第6回全国大会inみやぎの基調講演で青年文化センターへ。休憩時間の前座が15分、講演が85分。その後、ダウン症の本人が活躍している様子がビデオで紹介され、続いて本人のパフォーマンスというセッション。三人の中には、小林和樹君も入っている。石巻専修大学2年生として真面目に受講している様子、お酒を飲みすぎてフラフラしている姿がビデオで紹介され、その後は和樹君のギターも加わるバンド演奏。20歳の青春を満喫している。和樹君のパフォーマンスは、「皆さんも、大学に行きましょう!」という呼びかけで終わった。

 夜の懇親会にも出席。隣の席は、この日も、リコーダーの素晴らしい演奏を披露した荒川ファミリーの荒川知子さん。6月4日の「とっておきの音楽祭」で演奏を聴いて以来の再会であった。23歳(?)だからビールを飲んでもいいのだけれど、飲むのは「泡だけ」なのだそうだ。彼女も青春を満喫しているようである。


2006.7.21(金)

 日経新聞の取材で、早朝ジョギング姿の撮影が予定されていた。外は霧雨であるが決行。大橋の上を行ったり来たり。霧雨で遠景はかすんでいるが、仕方がない。今日の走りはこれだけだから、記録簿には「1キロ」と記載しておいた。

 昨日、自民党の総裁選のことを書いたら、今日は「福田康夫氏、総裁選に出馬せず」というニュースが飛び込んできた。このままでは、安倍晋三氏が優位になる。そうなると、総裁選に争点がなくなり、国民の関心もいまひとつになるのが心配だ。だから、対抗できそうな候補が出るべきだという議論が出てきている。ゆっくり考えてみれば、これもちょっとおかしな議論ではないだろうか。そもそも、国民が関心を本当に寄せるべきは、自民党政権か民主党政権を決める次の衆議院議員選挙であるべきである。ワールドカップでどこが優勝するかこそが関心事であって、南米予選でどこが勝ち上がってくるかは二の次の関心であるべきだという話とは、一緒にするなと言われそうだが、それに近い話ではないだろうか。

 福田氏が不出馬を決めた要因の一つとして、靖国問題を争点にしたくないということが言われている。昭和天皇が、「A級戦犯が合祀されているから、靖国神社には参拝したくない」とおっしゃったということを記した元宮内庁長官のメモが明らかにされた。タイミングとしても、この時期の福田氏「出馬せず」であるから、靖国問題が無関係ではないだろう。

 それにしても、靖国神社参拝問題は、小泉首相がなんと言おうと、個人の心の問題では済まないというのは、政治的現実である。私人の参拝の問題ではなく、一国の首相の行動であるから、それが政治的意味を持たないはずはない。本人は持たないと言っても、中国、韓国などが政治的に反応していることも、これまた外交上の現実である。外交は相手がある話という、あたりまえのことを考えれば、この問題は慎重に取り扱われるべきものであると考える。


2006.7.19(水)

 外は雨。走らず。雨といっても、仙台で今日降っている雨はかわいいものである。かわいくないほど降っている地域がある。山陰、中部、長野県などでは被害が出ている。梅雨明け間近の大雨被害から、今年も免れなかった。

 ソフトバンクの王監督が、昨日、胃の全摘手術を成功裡に終えたという。回復手術をしないで胃を全部摘出することができるとは、私は知らなかった。医学技術の進歩である。マスコミの報道も加熱気味であるが、こういったことを知るということでは、意味があることであろう。病気自体は残念なことであるが、手術の成功は明るいニュース。おどろおどろしい暗いニュースが多い中なので、ちょっとばかりホッとする。ソフトバンクが、8回の攻撃で一挙に8点挙げて逆転勝ちするというおまけまでついた。毎試合こういうわけにはいかないだろうが、こういうドラマがこの日に起きてよかった。  


2006.7.18(火)

 曇ってはいるが、雨は降っていない。ということで、6時半ごろから走り始めた。大橋を渡って、東北大学方面へ。上り坂がきついが、ゆっくり走れば、どうということない。なんとなく身体が重い感じがする。最近の走りこみ不足で、筋力が弱っているからだろう。単なる加齢現象とは思いたくない。

 NHKの朝ドラ「純情きらり」が面白い。ここ数年のドラマでは、脚本がどうしようもなく出来の悪い駄作(あえて名を秘す)もあったが、そんな中では、出色である。舞台が戦前であるというのも、物語に深みを出している。主役の宮崎あおいの演技がうまい。他にも、寺島しのぶ、戸田恵子、室井滋など、女性陣に演技派が多い。脚本もしっかりしているので、安心して見ていられる。男性俳優で、やや演技過剰と思われるのがいるが、それもご愛嬌だろう。話はだんだん佳境に入っている。目が離せない。

 ドラマ以上にドラマな事件が次々と起こる。秋田県藤里町の男児、女児殺害などは、不可解そのもので、ドラマでもここまでは書けない。昨夜は、私の大好きな番組である「はじめてのおつかい」を見て、子を思う母親の気持ちに何度も涙したが、それと何たる大きな差があるのだろう。昨日も書いたが、9歳でこの世を去らなければならなかった彩香ちゃんが不憫でならない。


2006.7.17(月)

 海の日で祝日。海の日と言われても、ピンと来ない。海の日なのに、というほどでもないが、世の中は雨模様である。昨夜は、最終の新幹線で仙台に戻ってくるという日程だったので、今朝の走りは最初から自粛だったのだが、雨でほっとした次第。

 三位一体改革についての論考を依頼されていた。締め切りは8月24日なのだが、量が多い原稿なので、いつ書けるかわからないという恐怖感から、休日を利用して、今日一気に書いてしまった。ほっと一息。

 秋田県藤里町の小1豪憲君殺害事件の畠山鈴香容疑者が、長女彩香さんをも殺害したことを自供したというニュースで、新聞、テレビはもちきりである。自分の子どもを「疎ましい」として殺してしまう母親の姿に慄然としてしまう。彩香さんの生前の写真が映し出されるが、なんと幸薄き短い人生だったのだろう。信頼している自分の母に殺される瞬間に何を考えたのだろう。それにしても、自分の子どもを殺し、さらには隣家の男児まで殺してしまうとは、一体どういう理由からなのか。みんなが知りたいということで、テレビのワイドショーも連日の報道ということになるのだが、そういった風潮もどこかでおかしいと感じながら、ついついテレビを見てしまうのは、どうしたことだろうか。

 雨が降り止まない。今年の梅雨は、去年とは打って変わって、ずいぶん雨が多い。そして長い。


2006.7.16(日)

 朝の早い時間でも、気温は高い。そんな中で、横浜にて6キロ走。ゆっくりペースなので、この暑さでもつらくはない。それでも、汗をかく量は半端でない。

 長野県松本市の浅間温泉の神宮寺にて開催のケアレストラン「えにし」06に参加。「失恋レストラン」ならぬ「失職レストラン」ということで、志木市長を一期で辞めた穂坂邦夫さん、秋田県鷹巣町を福祉の町に創り上げたのに4期目の町長選挙に敗れた岩川徹さんなどが、失職について語るという触れ込み。私も、大熊由紀子さんとの対談でそんなことを語らされるということであったが、もっと広い見地からいろいろお話をさせてもらった。

  神宮寺の高橋卓志和尚の舞台回しが面白い。彼がやっている「尋常浅間学校」の九十何回目かの開講にあたるらしい。先週、名古屋で「無党派・市民派議員の会」に出たが、その会を主宰した寺町知正・みどり夫妻も、岐阜から4時間車を飛ばしてご参加。1時半から7時半からのマラソン・ディスカッションだったが、楽しませてもらったというのが感想である。

  長野県では、あと4日後に知事選挙の告示を控えている。この集会に集まった人たちのほとんどが長野県民である。「どうですか」との私の問いに、皆が口ごもる。「究極の選択」をしなければならないという状況なのだろうと、私は勝手に理解した。だとすると、「ご苦労さん」と言うしかない。


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