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ジョギング日記 7月第5週分              

2006.7.31(月)

 7月最後の走りは、6:30横浜のベイ・シェラトン・ホテル発。昨日か今日、関東地方では梅雨明けしたらしいのだが、ランナーにとっては幸いに、曇り空の気温が低い朝である。桜木町駅からみなとみらいに入り、赤レンガ倉庫を経て山下公園の氷川丸のところで折り返し。短い距離でやめるつもりだったのだが、海を見ながらの走りのあまりの爽快さに、ついつい足を伸ばしてしまった。最近の走りで感じていた身体の重さはまったくないし、快調なペースであったことも一因である。復路は、みなとみらいを経ずにまっすぐ桜木町の駅を目指してのコースだったので、往路より早くホテルに戻った。11キロ。疲れもない心地よい走りであった。

 10時からの講演までボーっとしているのもなんのなので、関東地区養護学校PTA会の分科会報告のところから会場に入って、発表を聞いていた。これはこれで勉強になる。10時過ぎから11時半過ぎまで私の講演。聴衆の熱心さに後押しされて、快調に話し飛ばすことができた。終了後、私の著書もだいぶお買い求めいただいたのは、ありがたい限りである。

 会場を後にして、慶應大学SFCの事務所に成績表を届けに行った。一応の義務を果たしてほっと一息。事務の方がたは、夏休みもなく一生懸命に勤務しているのがありがたい。


2006.7.30(日)

 SMCにでかけるつもりで起きだして外を見たら、小雨模様である。もう少し寝て、疲れを癒せという神の配剤かもしれない。とはいっても、7時半には起きだしてしまう。休めない習癖なのだろう。

 疲れの中には、採点疲れもある。昨夜で慶應大学の「政治参加論」の採点が終わった。235人からのレポートをきっちり読んで、評価する。中間レポートの評点と加えて、「上位20%程度」をA評価とするわけである。「上位20%程度」という大学からのお達しは守らなければならない。授業は皆勤賞で、がんばった跡も見える学生のレポートにBをつけるのはつらいが、そうばかりは言っていられない。そんな気疲れもあって、今朝は寝ていることが必要な状況ではあったのかもしれない。

 昨夜のことばかり書くが、楽天が西武相手に逆転勝ち。「これで7月3勝目」というアナウンサーの声をラジオで確認して、また仕事に戻った次第。楽天が勝った翌日の新聞を読むのは楽しい。今日は、今月3回目のそんな日ではあった。  


2006.7.29(土)

 少し疲れ気味であったので、土曜日の朝なのに、走るのを休んでしまった。やめる勇気も必要。あいにくと、雨降りではなかった。

 秋田の「そよ風の会」の20周年記念の講演を頼まれていた。こまち号に乗って秋田へ。仙台から、最速でも2時間20分ほどかかる。主催者が決めた「『いっしょに生きよう・年齢と障がいを超えて!』〜誰もが地域で暮らし続けるために〜」というタイトルで、前座も入れて1時間半、質疑が30分。熱心な人たちなので、話す甲斐があるというもの。  


2006.7.28(金)

 小雨模様だったが、雑誌の取材でジョギングの様子を撮影することになっていた。こちらからは何も示唆しなかったのに、取材陣が選んだロケーションが、評定河原橋近くの土手。私も、見た目ということでは、仙台市内で随一だと思っているところである。第二、第三の撮影点が、大橋の上と隅櫓。後者は、4年ほど前に文芸春秋で紹介された時に使った場所に近い。このうち、1枚ぐらいはいいアングルのものが撮れただろう。そんなこんなで、今朝の走りは3キロ弱だが、記録には3キロと書いておいた。

 宮城県社会福祉協議会に出勤する頃には、雨は本格的に降ってきた。昼過ぎからは、ざんざん降りである。そんな雨の中、宮城県社会福祉協議会が主催する「いきいきSUNくらぶ」が県民会館にてあり、そこで主催者あいさつ。会員600名、一般参加者900名が参加。合唱の後には、伊奈かっぺいさんが登場するのだが、私は残念ながら見られなかった。かっぺいさんの話はCDも何枚か持っている。彼のくすぐり話をいくつか引用させてもらうこともあるほどで、私は大ファンである。

 夜も、慶應大学のレポートの採点。さすがに疲れてしまった。


2006.7.26(水)

 久しぶりの青空の朝。空気が乾いているので、走っていても爽やかである。サングラスが必要に思える朝は、何日ぶりだろう。この天気のせいもあって、今朝の走りは気分がいい。

 走り終わってからがあわただしい。8:15の新幹線で出かけて、慶應大学での私の授業「政治参加論」の最終レポートを、大学事務局で受け取る用務である。宅急便で送ってもらってもよかったのだが、大事なレポートは自分で受け取らなければ申し訳が立たないということで、やってきた。正式には、明日からが大学の夏休み。最終授業からしばらく来てなかったので、研究室に入るのも久しぶりになる。

 午後から、「地域創造ネットワークジャパン」の理事会で打ち合わせが六本木の事務所で。梅雨が明けたわけではないらしいのだが、久しぶりのいい天気。ということは、この東京は暑いことこのうえない。涼しさに慣れきっている身体には、ことのほか応える。

 岩手県での母子殺害事件とか、残忍かつ不可解な事件が頻発している。ニュース、ワイドショーも、どの事件をいつまで追いかけていいのやら、迷うことだろう。


2006.7.25(火)

 梅雨特有の湿度が高い中で6キロ。ゆっくり走っていても息が上がるような感じで、あまり楽しい走りにはならない。気分が乗らないという状態。こういうことも、たまにある。

 午前中、東北大学の研究室にて執務。午後から、宮城県社会福祉協議会。慶應大学が夏休みに入っているので、仙台での執務が多くなっている。

  その仙台では、夏の甲子園予選が、雨で順延を繰り返しながら、今日でベスト8が決まった。母校仙台二高は早々と姿を消すし、どうせ最後は東北高校、仙台育英の私立対決になるのだろうと、予選段階ではあまり興奮しない。甲子園では、郷土チームの活躍を願う気持ちは、誰しも同じだろう。生まれたところと育ったところ、仕事しているところが違う県という人がいる。どの県に一番愛着があるかを、自分でも見極めるのには、甲子園大会でどこのチームを応援するかを見るのが手っ取り早い。


2006.7.23(日)

 実に久しぶりにSMCへ。だから、こうやって大人数で一緒に走るというのも、久しぶりである。「梅雨が明けないな」、「このほうが、走る身には楽でいいな」とか、しゃべりながらの走りも楽しい。湿度が高いので、結構汗をかいて、6キロ走を終える。

 日曜日で、予定は何も入っていないし、慶應大学のレポート提出締め切りが今日の23:55なので、レポート採点もできないしということで、急遽、妻と長女の温泉行きにくっついていくことにした。新幹線郡山駅経由、磐越西線猪苗代駅からバスで20分の裏磐梯ロイヤルホテルへ。五色沼の一つ、毘沙門沼がすぐ近くである。ホテルからバスで磐梯高原駅まで行って、桧原湖のところから五色沼めぐりのハイキングコース。4キロの道のりをのんびりと。毘沙門沼では、ボートも漕いだ。梅雨の晴れ間で雨に遭わず、暑すぎることもない絶好の天気の下、五色沼のそれぞれが美しい色を見せていた。夜は、ホテル近くの小川で蛍が光っているのを見に行った。岩風呂の温泉も素晴らしい。たった一泊ではあるが、温泉の楽しさを満喫できた。


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