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ジョギング日記 11月第4&5週分                

2006.11.30(木)

 大橋、澱橋、八幡町方面に6キロ。体重が増え気味、筋肉は落ち気味。それもあって、がんばらないと走りきれない感じ。11月の走行距離は、54キロ。19年前に走り始めてからの最低記録か、それに近い。風邪で8日間休んだのも大きい。

 夜は、久しぶりに連句を「侘び助」にて。6名で囲むには狭い、寒い環境だったが、かえって親密さは増す。どれぐらい「久しぶり」かと思ったら、8月以来だった。こういう趣味の時間も持てないほど多忙というのは、あまりいいことではない。


2006.11.25(土)

 素晴らしい天気の朝だったのに、睡眠時間確保のために、今朝の走りは断念しなければならなかった。とても残念である。

 午前中は、八木山小学校のPTAのお招きでの講演。こういった機会は珍しい。やや戸惑いながらも、合計2時間近い話を終えて仙台駅へ。そのまま静岡市へ。「宅老所・グループホーム研究研修大会」でのセッションでコーディネーターを務める。今回が10回目のこの会、第一回の松島をはじめ、3回目まで宮城県で開催していた。その間、介護保険法の施行、小規模多機能施設の展開など、新しい動きが次々とこの世界で見られるようになった。地域の必要に応じて、自然発生的に施策と工夫が出てきて、進化を遂げている分野である。

 私の担当のセッションを予定通り18:30ぴったりに終えて、18:40東静岡発の電車と新幹線を乗り継いで、横浜に戻ってきた。静岡滞在2時間ちょっと。こういうのは効率的というのだろうか、味気ないというのだろうか。


2006.11.24(金)

 朝から宮城県社会福祉協議会で執務。途中で、黒川四町の社会福祉協議会に招かれての講演も。会場のマイクの通りがあまりよくないこともあり、どちらかというと話しにくい場面ではあった。そういう条件下でも、めげずに話した自分を少しほめてみた。  


2006.11.23(木)

 勤労感謝の日。こうやって元気に、有意義に勤労できることを感謝しつつ、今日は一日、まったく勤労せずに過ごした。こういう日があってもいい。


2006.11.22(水)

 語呂合わせで、「いい夫婦の日」である。我が家は毎日がいい夫婦の日だから、別に今日が特別ということはないと思うのだが・・・。朝目覚めて、どうしようかと思ったのだが、少しでも走っておこうという気になって、3キロだけ。これだけでも、走ってよかった。落ち葉を踏みつけながらの晩秋の走りも悪くない。  


2006.11.21(火)

 昨夜、白木さんの還暦を祝う会を終えてすぐに東京にとって返すことになった。今朝の「朝ズバ」で、宮崎県官製談合問題、夕張市の財政再生計画が取り上げられるので、7時からの部分で急遽出演依頼がメールで入ってきていた。義を見てせざるは勇なきなりというより、必要とされるうちが華ということで、喜んで引き受けることにした。この日は、東京仙台間一往復半である。

 慶應大学SFCは、たまたま休講日なので、番組を終えてそのまま仙台へ戻る。宮城県社会福祉協議会と東北大学で執務。それにしても、県庁がらみ、知事がらみの不祥事が多発である。そして、今日は、わが宮城県の松島町で、町長が予定価格の漏洩容疑で逮捕。公共事業をめぐる談合で、自治体が揺れている。ここで、積年の膿を全部出してしまったほうがいいと思う反面、地方自治体はどうなってしまうのだろう、地方分権はどうなってしまうのだろうということが心配でならない。


2006.11.20(月)

 日程も余裕あり、体調良好、睡眠十分という条件はそろっていたが、天気がダメ。雨プラス風。これでは楽しく走れない。残念だと思うほどに、ふつうのペースに戻ったようである。

 夜は、仙台メトロポリタンホテルで、「白木福次郎さんの還暦を祝う会」があった。今日が白木さんの59歳の誕生日。還暦祝いは数え年でやるものだということで、今日の会になった。となると、私の還暦祝いは来年の2月8日ということか。

 私が発起人代表のあいさつ、細川佳代子スペシャル・オリンピックス日本名誉会長が祝辞、三井嬉子スペシャル・オリンピックス日本理事長が乾杯の音頭。荒川知子ちゃんと荒川ファミリーの演奏、アメリカでの演奏から帰ってきたばかりの高橋YOU君の笙の演奏、司会の渡辺祥子さんが荒川ファミリーのお兄さんのフルートに乗せての朗読、浅野光子の白木さんへの「ラブレター」朗読、稲垣達也さんのピアノ、あんべ光俊さんのギターも加わって、盛りだくさんのぜいたくパフォーマンス。いつも仕切り役の白木さんが、悦子夫人とともに神妙にしているのが、窮屈そうだったが、幸せそうでもあった。

 スペシャル・オリンピックス、とっておきの音楽祭、ステージ仙台での福祉活動、それに私の選挙。あらゆる場面に白木さんの縁の下の力持ち的働きがある。こういう人は、本当に稀有な存在である。とても、とてもいい会だった。


2006.11.19(日)

 いつ以来になるだろうか。SMCにでかけた。朝の最低気温が1℃台。広瀬川の堤防を走っていたら、霜が降りているのが見えた。一人で走るのもいいが、みんなで話しながら走るのもいい。紅葉が最後の美しさを見せている季節の中を、口々に「きれいだ」と言い合いながらの6キロ走であった。

 午前中に時間があったので、「年金時代」連載の「新・言語学序説」の原稿を書き上げる。今回は「見栄について」。見栄があるから、人間としての尊厳が保たれるところもあるというようなことを書いたが、終わりが尻切れトンボ。ゆったりとした時間がないと、原稿もいいものにならない。こういう想いも、一種の見栄。

 午後から、岩沼の元グリンピア、現モンタナリゾートにて子育てについての講演。丁度その時間に、東京国際女子マラソンで、高橋尚子選手と土佐礼子選手が走っている。SMCでも、「テレビにかじりついて応援している」と人が多かった。生で見られないのが、とても残念。帰って結果を聞いたら、高橋選手が惨敗とのこと。コンディション管理はものすごくむずかしい。練習を積んだからといって、毎回、毎回好結果が残せるわけではない。敗戦にもかかわらず、引退は考えていないという高橋選手の言葉に安心した。彼女の走りが多くの人に勇気を与えていることはまちがないないのだから、今回の結果にめげずにもっと走り続けて欲しい。


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