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ジョギング日記 1月第2              

2007.1.13(土)

 読売テレビの「ウエークアップ」出演。ホテルを7時に出るので、朝の時間帯で走ることができないのは残念。今日の出演者仲間は、岩井奉信さん、森本敏さん、塩川正十郎さん。妻による夫のバラバラ死体遺棄事件、防衛庁の省昇格、夕張市の成人式などで発言が回ってきた。

 大阪から米子に移動して、「鳥取フォーラム」に出演。このフォーラムへの参加も4年連続になる。担当の渡辺恵子さんが熱心である。こういう人材がいるからこそ続いているのだろう。私の出番は、ゴルファーの中島常幸さんとの対談から。初対面、打ち合わせなしながら、話は結構はずんだ。次のセッションでは、私がコーディネーターで、片山善博鳥取県知事、國松善次前滋賀県知事、古川康佐賀県知事、石破茂衆議院議員、北岡賢剛さんというパネラー相手に福祉のあるべき姿について議論した。昨日は、「国と地方の税制を考える会」で知事、市長とお会いしたが、引き続き現・前知事とお会いすることができた。


2007.1.12(金)

 朝、二度寝のせいで離床が遅れた。6:40発で大橋、澱橋方面に出発。4キロでは短い、6キロでは時間がないということで、5キロ走に。気温は結構低かった。耳当てなしでも支障はないが、軍手だけの手が冷たい。それでも、走後は汗が流れる。

 昼の時間は、毎日新聞社にて「毎日フォーラム」所収の座談会。「地方自治体の危機」という内容で、東京大学名誉教授の大森弥さん、大阪の弁護士の辻公雄さんがご一緒。それが終わって、都道府県会館での「国と地方との税制を考える会」に顔を出す。橋本大二郎高知県知事が座長。実は、その前の座長は私だった。増田寛也岩手県知事、泉田裕彦新潟県知事、福嶋浩彦我孫子市長、木下元信草加市長、加藤秀樹構想日本代表が出席。私は顧問としての参加。もう一人の顧問の梶原拓前岐阜県知事にもお会いしたかったのだが、ご都合が悪くて欠席だった。久しぶりに、知事時代の議論の雰囲気を思い出す場面だった。

 夕刻は、大阪中之島の帝塚山大学サテライトキャンパスにて、「寺島実郎監修リレー講座」での講義。寺島さんが提示している全体のテーマが「世界潮流と日本の進路」である。その中での私の講義は、「地方から日本を変えるということ」という標題でやらせてもらった。聴講者は、帝塚山大学の学生と一般聴講生。一般聴講生がとても熱心で、講演し甲斐があるというものであった。


2007.1.11(木)

 愛宕大橋を渡るコースを6キロ。1月4日と同じコースである。体調万全、天気も上々、走後の気分は、毎回のことだが、爽快である。

 福祉セミナーの二日目。会場の青年文化センターは適度の広さなので、聴衆の入りが丁度いい具合なのも主催者としてはうれしいことである。若い人が多い感じである。午前中は、昨年に引き続いて、「罪を犯しやすい知的障害者」の問題についてのディスカッション。厚生労働省と法務省とが、法の狭間にある人たちの処遇をどうしようかと、問題を真剣に取り上げたところである。刑期を終えて出所する知的障害者を、誰が、どこで、どうやって処遇するのか。それによって、何度も罪を犯してしまう人たちを救うことができる。

 午後からは、私の出番。福井県で知的障害者の雇用を意欲的に進めている松永正昭さん、プロップステーションを拠点にITを使って「障害者を納税者に」という社会改革を実践しているナミねえこと竹中ナミさんとの鼎談の司会である。何度聴いても感心して勇気を与えられるお二人の話を、今日は多くの人たちにも聴いてもらうことができた。世の中はこうやって変わっていくのだろう。

 妻が夫を殺害して、身体をバラバラに切断したものを電車、タクシー、台車を使って運搬したというショッキングなニュースを聴いて、心が沈んでしまうような一日の始まりだったが、元気が出る話に接して、気を取り直すことができた。


2007.1.10(水)

 昨日がハードな一日だったので、無理をすることはない。という判断で、今朝は走らないことにした。

 午後から、宮城県社会福祉協議会が主催する福祉セミナー。今年で第6回である。第4回までは宮城県福祉事業団の主催であったが、一昨年の4月に宮城県社会福祉協議会への統合が相成って、主催者の名義も変わった。第3回の福祉セミナーの初日、2002年11月23日に、「船形コロニー解体宣言」が突如発表されたことも思い出す。

 今日の私の出番は、開会の挨拶をするだけである。その後は、蒲原厚生労働省障害福祉課長の障害者自立支援法についての説明、小林繁市さん、福岡寿さん、渡辺次男さんによる「重度の障害者の地域生活を支える」という趣旨のディスカッションを客席から聴かせてもらった。蒲原課長は、昨年9月に現職に就任して日が浅いのに、自信たっぷりに説明している。感心させられた。私が彼のポストに坐っていたのは、もう20年も昔になるのだなと感慨深い。パネル・ディスカッションでは、私が客席に居るのを意識してだろうが、「浅野さんが課長の時に制度化したグループホーム」などという言葉が何度か飛び出す。これも、これで感慨深い。


2007.1.9(火)

 TBSの「朝ズバ」出演の日は、一日が長い日である。4時前に起きて風呂に入り、4時半に横浜の家を出て5時過ぎにTBS入り。今年初めての出演なので、会う人ごとに「新年おめでとう」を言いながらのスタジオである。今日のコメンテーター仲間は、水泳の木原光知子さん。3時間の長丁場も、終わってみればあっという間である。

 慶應大学SFCのほうは、今年の初講義。そして、今学期の最終講義である。「地方自治の制度と運営」の最終講義は、いつもより早い時間に終えた。学生からの出席カードには、この授業を受けて地方自治への関心が高まったというコメントが多かった。読んでいて、講師としてはうれしくなるようなコメントが並んでいて、お世辞混じりとはいえ、気分は悪くない。「組織における危機管理」の研究プロジェクトも、今日が最終。授業終了後は、湘南台駅前の店で、有志による新年会。遅い新幹線にて仙台に戻る。


2007.1.8(月)

 エルヴィス・プレスリーの誕生日である。1935年ミシシッピ州テュペロの生まれだから、存命であれば72歳である。72歳のエルヴィスがどういう風采でどんな歌を歌っていただろうか。それを見たかったのが半分と、永遠に42歳の若さのままで止まっているほうが良いという想いが半分。若きエルヴィスを偲びながら、メンフィスでの録音にかかる初期の曲を何十曲も聴いていた。

 エルヴィスの誕生日ということは、小泉純一郎前首相の誕生日でもある。最近読んだ「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」が描くところの小泉首相は、信念に基づいて改革を進めていく決断の男である。同じエルヴィス・ファンであることによる親近感に加えて、政治家小泉純一郎を見直しつつあるところ。

 1月8日が、成人の日であることに、いまだなじめない。どんと祭の翌日は、成人の日で必ず休みというのが、仙台で学校時代を過ごした者にとっての常識であった。だからこそ、どんと祭が楽しみであったのだ。成人の日を変えてしまったのは、一体どこの誰なのだろう。そして、いつのことだったのだろう。夕張市での「予算1万円」での成人式が、全国からの支援も受けながら、立派に執り行われたニュースが、心を暖かにしてくれる。一方で、荒れる成人式も何箇所か。誰しも思うことだが、夕張市のような手作り成人式のほうが、ずっといい。酒飲んだ勢いで目立とうとするだけの新成人は、これからは来なくてよろしい。

 朝方は、雨模様で走るのを中止したが、日中は日が射してきた。風は強いが、そんな中で久しぶりの昼間ランで6キロ。いつもと景色も感じも違うのが、なんとなく新鮮である。


2007.1.7(日)

 昨日は大雨、今日も日本海側では大雪、全国的に強風という状況であったが、仙台の天気予報では朝のうちは晴れ。いつもどおり、SMCに参集。風は結構あるが、気温は5℃もある。汗を十分にかいての6キロ走。体重が、昨日より1キロも減っているのはどうしてだろう。  

 


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