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ジョギング日記 7月第3週分 
2007.7.21(土)

 朝の新幹線で仙台に戻る。母の米寿のお祝い。おいしい料理をいただきながら、二人の姉夫婦と我々夫婦、それに妻の母親も入れて8人で会話がはずむ。二人の母親とも、80代にしては心身ともに元気である。親孝行というよりは、元気な親に子孝行してもらっている。ありがたいことである。

 フルスタ宮城で、オールスター。妻とその母が観戦に行った。楽天の田中マー君が先発するも、2回に連打で6点を失う。直球勝負といっても、限界がある。ちょっとかわいそうだった。それにしても、地元でオールスターが見られるとは、なんとありがたいことだろう。


2007.7.20(金)

 今朝は新横浜方面に6キロ走。昨日21キロ走ったが、こういった日の翌日は、なんとしても走らないといけないと勝手に思っている。今日も復路のほうが速かった。

 内外情勢調査会の講演で甲府市へ。八王子から一駅という近さであることを、改めて確認した。演題は、昨夜の講演と同じなので、気は楽。昨日の反省もあって、今日のほうが出来がいいような気がする。講演後、時間があったので、武田神社に寄ってみた。案内の栢菅さんが「なんということないところです」とあらかじめ教えていただいた。それはそれで「行った」という実績にはなる。おみくじを引いたら「大吉」だった。

 夜は、妻と一緒に生島ヒロシさんとお食事。食事も話も満腹、満足。


2007.7.19(木)

 朝、天気が悪い。しめたと思う。夏の時期のランナーは同じ思いではないか。炎天下での走りが免れる。白楽の家から、今日は国道1号線で川崎方面を目指す。順調に10.6キロ(推定)南武線尻手駅付近で反転。適度にアップダウンがあり、走りやすいコースである。復路のほうが3分早かった(「速かった」と書くべきか)。ハーフマラソンの距離を走ると、足の痛み、スタミナ切れ、便意催しなどの不具合が出ることがあるのだが、今朝はその兆候も全くなし。

 午後から、宮崎県綾町での綾マラソンのコマーシャル撮りがあった。主催がテレビ宮崎だから、そこで流すのだろうか。ここまでやってしまったら、10月の大会の出ないわけにはいかない。「ごめんなさい」のあやまらそんだけでは済まないということである。

 夕方は、「慶應大学夕学50講」が丸ビル7階であり、地方自治についての1時間半の講義、30分の質疑応答、著書の販売サイン会までこなした。


2007.7.18(水)

 大阪の宿を6時過ぎに出て、新大阪発6:53の新幹線で新横浜経由で慶應大学SFCへ。大学関係の会議に出席し、研究室で残務整理。学生の姿はめっきり少なくなっているが、学生食堂には結構な数の学生が集まっていた。

 桐野夏生の「メタボラ」を読み終わってしまった。期待どおりの力作だった。彼女の才能の豊かさに感心させられる。この作品では、第二主人公の話す沖縄弁(宮古弁か)が実に印象的に使われている。これが標準語なら、作品として成り立たないだろう。「OUT」は英語にも翻訳されて海外でも評判になったというが、この「メタボラ」は翻訳不能だろう。日本の方言の大事さも教えられた気がする。


2007.7.17(火)

 仙台空港から伊丹空港経由で岡山へ。介護関係の方々への講演。仙台空港アクセス鉄道が開通したので、仙台空港への足は便利、確実なのがありがたい。岡山から大阪にとって返して、大阪慶應倶楽部での講演。地方自治関係の話をしたが、興味を引く内容になったかどうかは、確かでない。それにしても、大阪だけでなく、京都、大津、奈良、神戸などからも慶應大学OB、OGがお集まりである。まとまりがいいのは、まとめる人がいるからだろう。事務方の地道な努力にも乾杯したい。

 新潟中越沖地震の被災者は、大変な状況である。なんでまた、何度も地震に見舞われるのだろうという想いだろう。柏崎の原子力発電所の被害が気になる。「想定外」、「あってはならないこと」。こういうことが起きるのが災害であり、不祥事である。原発の地震対策を根本から見直さなければならないのかもしれない。


2007.7.16(月)

 海の日。日程、天候などを考えると、今日走っておかないと、連敗街道になる。霧雨模様だったが、このぐらいのほうが走りやすい。長く走るには、戻る時間が気になるという中で、10キロにとどめた。涼しいので気持ちがいい。

 10時過ぎに、仙台の自室でパソコンをいじっていたら、身体が揺れる。めまいかなと思ったら、これが地震である。ゆっくりとした揺れだが、いつまでもおさまらない。これは大きな地震かもしれないと思ってテレビをつけたら、新潟県の中越地方で震度6強の大きな地震ということがわかった。テレビで見るだけでも、被害の大きさがわかる。2004年の中越地震は記憶に新しい。私の知事在任時代で、新潟への支援を県としてもやったことを思い出す。それにしても、再度の地震被害とは。なんとか被害が最少であって欲しい。

 浅田次郎著の「中原の虹」全三巻を読み終わってしまったので、手元には読む本がない状態。「全三巻」と思ったのは、私の思い込みで、三巻の末尾には、「第四巻、11月刊行予定」とあって、エーッと声が出てしまった。張作霖の運命がどうなるのか、ハラハラしながら読み進めていたが、その続きを知るには4ヵ月待たなければならない。「あゆみBOOKS」で本を物色して、桐野夏生の「メタボラ」を購入。彼女の作品なら「はずれ」はないという確信がある。読み始めたら、確かに面白い。それにしても、大きな本屋まで歩いていけるのは、仙台の都心に住むことの利点の一つと感じる。


2007.7.15(日)

 昨日までなんとか持ち応えていた天気も、今日は台風の影響の大雨である。SMCには何人が参加しただろうか。

 台風の影響が各地で出ている。こんな天気の中でも、参議院議員選挙は初の日曜日ということで、候補者の方々は休んでいるわけにはいかない。こちらは見ているだけでいいが、関係者は大変であろう。今後の日本の政治に大きな意味を持つ大事な国政選挙であるが、盛り上がりは今一つというのは、この台風のせいだけではないかもしれない。これからグンと、燃えてくるのだろうが、多くの有権者に今回の選挙の大事さを理解してもらいたい。


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