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ジョギング日記 11月第1&2週分        

 

2007.11.10(土)

 五島市のカンパーナ・ホテルで目覚めた朝。先々週の月曜日に、宮崎市の大淀川沿いを走って以来、10日以上お休みだった。再開の場は、ここ五島ということになった。ホテルからすぐの港沿いに走り、街中に戻って、お城の周囲と武家屋敷通りを駆け抜けての7キロ。海の上に上がったまぶしくない太陽を見ながら、島での走り。暖かい。久しぶりの走りは、とても気持ちが良かった。

 五島から福岡経由で対馬へ。今回は、離島めぐりである。対馬の北端から韓国の釜山まで50キロしかない。日露戦争でバルチック艦隊を迎え撃った海域がすぐ近く。元寇もこの島にまずやってきた。その地政的な特異性もあり、歴史的な場所がたくさんある島である。法人会の皆様に迎えられて、石焼の海鮮料理を満喫し、少人数だが熱心な聴衆に元気づけられる講演をして、数時間の滞在の対馬を後にした。


2007.11.9(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。山田洋行の宮崎元専務の逮捕のニュースを受けて、防衛省の装備品調達をめぐる暗部について、コメントの機会が多かった。守屋前事務次官の過剰接待問題は、どう考えても常識を超えているし、単に個人の不始末というだけで済むとは思えない。宮崎元専務逮捕を突破口に、税金の使い方の問題として核心に迫る捜査が期待される。同時に、国会での民主党を中心として野党の徹底した追及が必要である。せっかくの参議院での野党優位なのだから、不祥事解明でも役割を発揮してもらいたい。

 羽田から福岡空港で乗り継いで、五島市へ。生まれて初めての地である。明日は対馬に行くのだが、長崎県なのか福岡県なのか、自信がなかった。どちらも長崎県ということがわかった。それぐらいの認識不足を恥じる。五島市法人会の坂井会長のご案内で、シャッターが閉まっている店が多い商店街を歩き、市役所では中尾郁子市長にお目にかかった。夕方からは講演。その後、法人会青年部の若手メンバーと懇談。離島の抱える問題と今後の展望といったことに、頭をめぐらすいい機会になった。それにしても、こういった地域の直面している問題は深刻である。栄町の味どころ「ふくえ」で、坂井誠さんの包丁さばきで、ご当地のうちわ海老、箱ふぐなどをいただいた。この季節にしかないというタイミングもぴったり。楽しい夜であった。


2007.11.8(木)

 鶴岡市の第一ホテルで目覚めた朝。外はいい天気なのに、ウエアがなくて走れない。情けないし、残念である。庄内空港までの風景も、秋の日和に映えて美しい。SFCの鶴岡キャンパスの横を通り過ぎた。

 昼から、草加市にある獨協大学のキャンパスに向かう。昨日、SFCにおいでいただいた江川紹子さんの授業に、今日は私がゲストでうかがう。経済学部の学生に対して、メディア論のようなものを話せというリクエストである。宮城県知事時代のメディアとの対応のエピソードをいくつか紹介して、取材される側の思いを話した。何人か寝てる学生がいるのは、SFCの授業と変わらない。大部分はとても熱心に聴いてくれた。他の大学で講義するのも、私にとってはいい刺激である。


2007.11.7(火)

 慶応大学SFCで「政策法務論」の授業。ゲストに江川紹子さん。今回は、小グループに分けての学生同士のディスカッションをやらせたので、江川さんにお話いただく時間が少なかったのが残念だった。わざわざ藤沢までおいでいただいたのに、申し訳なかった。明日は私が江川さんの授業のゲストで行く。

 夕方は羽田から坂田空港経由で庄内町へ。庄内町文化創造館 響ホールでの庄内町経済文化講演会。「地域のために今できること―地域での豊かな生活のために―」を話す。前座20分と講演1時間半。400人以上という聴衆の数に驚いたが、その反応がなかなか良くて、話しやすかった。講演後は、今夜の宿がある鶴岡市まで移動。地元の草島市議ご紹介の八方寿司へ。おいしくて楽しい食事だった。

 テレビのニュースでは、小沢一郎氏が民主党代表を続投するという話でもちきり。いつになく神妙な会見で、2週間前の亀田興毅選手を思い出した。


2007.11.5(月)

 風邪はほぼ全快だが、走るのはもう一日、二日待ったほうがいい。仙台は、素晴らしい青空が広がる秋の日である。紅葉が遅れ気味であるが、イチョウは色づいて、既に散っている木もある。その仙台には十数時間だけの滞在で、東京へ。

 東京は小沢民主党問題一色。大連立など、論外であるから、その他について。そもそも、党首同士が、国会会期中に密室で会うこと自体がおかしい。しかも、二人きりで会って話すという事実は、事前に公言している。小沢代表のほうは、会談の内容を外に出さないから、疑心暗鬼、揣摩臆測、勝手なシナリオだけが飛び交う。自民党側からすれば、どんなことがあっても与党から転落したくないという恐怖感で動いている。「国のため」なんていうきれいごとを、そのまま信じてはならない。小沢氏に代表にとどまって欲しいというのが民主党役員会の総意だそうだが、今回の流れの中で見せた小沢氏の流儀は、内閣総理大臣としてふさわしいかどうかを、よく考える必要がある。大事なことをしっかりと説明をしない、自分の思いが通らないと、役割を放り出す。一国の首相として必要な資質を欠いていないかどうか。民主党代表ということは、次期総理大臣の筆頭候補であることを忘れてはならない。


2007.11.4(日)

 今日も走らない。そう言えば、10月が終わった時点での月間走行距離を書いていなかった。153キロ、18日である。日程や体調で、今日も含め、6日連続走っていない。

 和歌山県福祉事業団主催の福祉セミナーが、昼から、和歌山大学で。私の出番は、福祉ヴェンチャー・パートナーズの大塚由紀子社長との対談。対談形式で、障害者の就労についての話を展開していくというものである。12:45−14:45の2時間、時間を持て余すのではないかと心配して始めたが、最後は時間が足らなくなるほど。聴いていた方々もそう感じていただければ、対談は成功ということになる。

 和歌山からJR特急で新大阪、伊丹空港を経由して、2週間ぶりに仙台に戻る。気温12℃。空港から乗った仙台空港アクセス鉄道には、暖房が入っていたような気がするが、気のせいだろうか。


2007.11.3(土)

 昨日と明日が和歌山市での仕事。真ん中の今日が空いているという日程。これは、天の配剤ともいうべき休息である。居住性もいいホテルでまる一日ゆっくりできる。とは言いつつも、締め切り間近の月刊誌の連載原稿を2本書き上げ、大学の授業のレジュメを2本完成と、仕事がらみの時間も過ごした。身体的には楽だったので、風邪はほぼ完全に抜けたようである。和歌山で二回走れると思って持ってきたシューズは使わず仕舞いになりそうだが、無理は禁物。

 夜は、和歌山県福祉事業団の宇治田文彦理事長たち事務局メンバーと会食。去年12月のセミナー以来だから、一年ぶりである。事業団の将来は、どこの県でも大問題。これまで県の福祉の最前線を引っ張ってきた組織が、これからどう生き延びるのか。正念場を迎えている。


2007.11.2(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。風邪気味で不調。番組やっているうちに、調子が出てくるが、後半は眠気が襲ってきた。いつコメントを求められるか、ビクビクものだったが、何とかこなした。

 その後は、ラジオのほうに駆けつけて、大沢悠里のゆうゆうワイドに出演。ラジオ大好き人間となので、こちらのほうに出ているうちに、元気を取り戻した。「今は、税金からまったくもらっていない」という発言をしたら、「慶応大学には私学助成金が出ているから、税金からもらっていないのではない」という趣旨のメールを早速頂戴した。ラジオは聴いている人に直接働きかけるということの、ひとつの証拠みたいなことである。

 羽田空港から関西空港経由で和歌山市へ。「第8回 全老健近畿ブロック介護老人保健施設大会in和歌山」で「みんなで支える地域福祉」という講演。風邪気味がどう影響するのかと思ったが、終えてみたら、風邪が治っていた。

 テレビでは、福田首相が小沢民主党代表に大連立を提案し、それを民主党役員会で拒否したというニュースで沸き返っていた。なんだこりゃ、というのが率直な印象。小沢代表が「党に持ち帰る」と反応したのが、どうしても解せない。民主党の結党の出発点が、二大政党制のもとで、政権を勝ち取るというものだったのだから、「党やめますか」に近い提案である。その場で、「冗談じゃないよ」と返すしかない。それを「持ち帰ります」はないでしょ。福田首相にしてみれば、ダメもとに近い。民主党には混乱と小沢党首への不信感、疑心暗鬼がもたらされただけ。


2007.10.1(木)

 日程の厳しさ、疲れ気味もあり、最初から豊橋でのジョギングは予定しておらず、シューズも持ってきていない。大阪読売テレビの「ミヤネ屋」のスタジオに入った頃には、風邪気味が明らか。

 横浜の家に帰宅して、早めに就寝。熱があることが確認された。まちがいなく風邪症状である。日本シリーズで中日が4勝1敗で優勝。同じ相手に対して、昨年と逆に緒戦に負けただけでの4連勝。しかも、完全試合リレー。最後の場面はリアルタイムでテレビで見ていた。戦前の私の予想でも中日優位と見ていたので、順当勝ちである。53年ぶりは本当に長かった。おめでとう。そして、中村紀洋選手のMVPもドラマであった。


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