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ジョギング日記  11月第5週分        

2007.11.30(金)

 TBSテレビの「朝ズバ」に出演し、続いて、大阪の読売テレビの「ミヤネ屋」に出演。こちらは、本来は木曜日なのだが、昨日出られなかったので、今日になった。コメンテーターの陣容は、木曜日と金曜日で違う。番組が始まってすぐに、ボクシングの亀田大樹選手が協栄ジムで「謝罪会見」をする様子が飛び込んできた。5分もかからないような会見で、「こんな会見なら、しないほうがよかった」とコメントしてしまった。次のコメントの機会に、「ずいぶんジム的な会見だったな」と洒落のつもりで言ったのが、全然受けなかった。確かに、こうやって字で書くとわかるが、音声言語では洒落とは取られにくいし、言うタイミングもミスった。次の芸能コーナーで、小柳ルミ子さんが若いダンサーと結婚はしないといった話題になったので、「瀬戸際の花嫁」と言ったのは、それなりに受けていた。

 番組のエンディングのところを失礼して、伊丹空港に急いだ。仙台で旧知の仲間の還暦祝いの小さな集まりに駆けつけるための早退である。仙台の仲間に入ると、その瞬間から完璧な仙台弁になる。仙台弁で言い合う昔話は心にしみる。喜びも苦労も共にした仲間での話は尽きない。いい宵、いい酔いであった。


2007.11.29(木)

 朝は、横浜の家から軽く4キロ。身体が重い。体重を計ったら、確かに、増えていた。どなたかも書いていた。贅肉つくのは速い、とれるのは時間がかかる。数ヶ月かかって2キロ減らしたのが、3,4日ですぐ戻った感じである。

 SFCでの1時限、阿川尚之教授の授業にゲストで出演。主として一年生が対象の授業。自分の半生のようなものをベラベラしゃべった後、阿川教授の突っ込みに答えさせられた。快い緊張と開放感。開放感というのは、久しぶりに昔話を率直に語ったからである。

 午後からは名古屋での講演。日帰り。夕方、横浜の家に帰り着く頃には、かなり寒くなっていた。そういえば、SFCのキャンパスでも、落ち葉が風に舞い、寒さに身を縮めたことを思い出した。


2007.11.28(水)

 起きてからもたもたしてしまって、横浜の家から走りに出るのが遅くなってしまい、今日は4キロだけ。これで、今月の走行距離は97キロ。あさっては走れないので、何とか明日4キロ走れれば、100キロクリアする。晴れるかな。

 SFCでの授業が2時限の一コマだけ。枯葉舞うキャンパス。昨年は、自分だけ浮いているような感覚だったが、今年は少し一体感を増した。学生の姿が多いので、大学にいることを強く意識する。


2007.11.27(火)

 朝、横浜の家から国道1号線方面へ6キロ走ってからSFCへ。先週は学園祭で休講だった。1週間休んだだけなのに、久しぶりという気がする。その間に、世の中はだいぶ寒くなってきた。コート姿の学生も目立つ。

 「地方自治論」の授業とゼミ2コマ終えて帰路へ。授業の一回分を「コマ」と呼称するのは何故だろう。

 坂出の祖母と幼児人不明事件の容疑者が逮捕。なんでこんなにも簡単に人の命を奪うのだろう。被害にあった三人の恐怖感はいかばかりだったか。そして、幼い二人の子をいっぺんで失った親の気持ちも察するにあまりある。

 国会は、相変わらず、宴席に出た、出ないでの大議論。誰が見ても、もっと大事なことあるだろうとは思うのだが、ここがそこへの入り口であるという思いもあるので、うやむやにはできない。それはわかるのだが・・・・。


2007.11.26(月)

 天気良好、体調快調、日程余裕という三拍子そろったら、走らないわけにはいかない。横浜の家を出て、いつもより長い距離を走った。気持ちいい疲労感である。晩秋の走りは真夏の走りとだいぶ違う。汗の量も違う。

 午後から、地域創造ネットワーク・ジャパンの総会。それに出席するために、田町駅から会場に向かって歩いていたら、声を掛けられた。なんと、仙台二高の水泳部時代の二年先輩のTさんだった。43年ぶりのはずである。最初は、どなたかわからなかった。ほんの1,2分の立ち話だったが、43年という年月に圧倒された。こうやって人生の時は過ぎていくとまで言ったら大げさではあるが、それに近い思いである。


2007.11.25(日)

 いい天気である。大阪ニューオータニホテルを出て、大阪城公園を眺めながら、軽く走るだけで幸せが感じられるほどのいい天気である。11月のやさしい太陽に照らされて、紅葉が青空に映える。大げさではなく、生きていることの幸せを実感するような瞬間である。

 ゆったりとして午前中を過ごして、ホテルの近くをぶらぶら歩き、一人でそばを食べる。暖かい陽気に誘われてか、大阪城のあたりはたくさんの人出である。大阪の中でも、このあたりは緑が多くていいところ。その緑が、今は、黄金色、赤に変わっている。

 企業関係の講演を終えて、横浜に戻る。11月からコートなんて着てられるかという私は、伊達の薄着と言われるのだろうか。だから、コートなしで歩いているが、それでもまったく寒さは感じない。インフルエンザが流行の兆しであるが、栄養と休養を十分にとり、暖かくしていれば、基礎体力の強い自分なので、風邪は撃退できると思っている。インフルエンザの予防注射は1週間前に受けている。免疫がつくのは、あと一週間かかるので、この間は気をつける必要がある。


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