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ジョギング日記  2月第4週分        

2008.2.23(土)

 条件は整った。15連敗後のランニング再開は、4キロ走から。2月7日以来の走りだから、これが60歳になってはじめてということになる。国道1号線方面を行き、2キロ(12分地点)で折り返し。快調に走っているつもりでも、復路は27秒多くかかった。やはり、筋肉の回復には、一ヶ月近くかかるのだろう。スタミナだって、だいぶ落ちているはず。それにしても、走れるということは、素晴らしい。朝風呂に身を沈めながら、そのことをじっくりと噛み締める60歳であった。

 風が強い。春一番だそうだが、夕方から急に気温が下がって、「春」という呼称に違和感を覚えるほど。そんな中、横浜中華街の中のホテルで、公務員の組合関係者に講演。

 中華街の人出が多いことに、びっくり。中国製冷凍ギョーザ問題など、ここにはあまり影響していないような感じである。  


2008.2.22(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。話題は、イージス艦あたごの漁船衝突事故関係が多い。「7時またぎ」では、元海上自衛隊の山本誠さんがゲスト出演。事実関係が、だんだん明らかになっている。いくつかのミスの複合状態が起こした事故であろう。なぜ、そうなったのか、個人的なミスというよりも、構造的な問題を抉り出さないと、再発防止につながらない。明るい話題としては、テニスの錦織圭選手の活躍。やはり、こういう新星、スターが出ると、その競技は盛り上がる。いつまでも、ゴルフの石川遼選手だけに頼っていられない。

 夜は、25年も前に厚生省年金局で一緒に仕事をした仲間との飲み会。昼はひるめし、夜は一杯と通った虎ノ門の「ととや」が健在で、場所はそこと決まった。12人が集まって、わいわいがやがや。実は、満員の店の客のわいわいがやがやで、われわれ仲間内での話が聞こえない。これも、「ととや」らしくていい。感激は、お店の人が、25年前のことを覚えてくれていたこと。逆に言えば、当方も覚えていたのだから、むこうも感激ひとしもということになる。二次会は、これもよく通った新橋烏森の「2BEAT」へ。私は、最近でも年に数回は行っているが、他のメンバーは25年ぶり。こういう店が健在なのは、とても貴重であるし、うれしい。なによりも、昔の仕事仲間が健在で元気なことがうれしいと、還暦過ぎた男が思う。


2008.2.21(木)

 TBSラジオの「生島ヒロシのおはよう一直線」に出演。久しぶりである。途中の高速道路から見たまん丸なお月様がきれいだった。5:15スタジオ入り。ラジオ大好き人間の私だし、生島さんとの息もピッタリだし、スイスイと1時間が経ってしまった。見知らぬ聴取者から、「私も60歳になりました」というメールを早速いただいた。ラジオは、聴いている人にとって身近に感じられる媒体だということを、実感するような反応のよさである。

 大学関係の業務をこなして、早めに帰宅。世の中のニュースは、イージス艦の漁船衝突でもちきりである。まずは、全容解明。それがないと、再発防止につながらない。


2008.2.20(水)

 一日、公式な日程が何も入っていない。昼に、梶原前岐阜県知事に誘われて、信州の寒晒しそばを食べる会で神田神保町へ。長野県の茅野市の商工会議所も応援にかけつけていた。今年のそばは出来がいいし、寒さが厳しかったので、寒晒しも最適だったとのこと。おいしくいただいた。ストレスを抑えるにも効果的ということだが、抑えるほどのストレスがない生活である。  


2008.2.19(火)

 大学の入学試験の監督で、日吉キャンパスへ。今日は、総合政策学部の試験である。200名ほどの受験者がいる教室での監督。午前中英語、午後は小論文。2時間ずつの試験時間中、一心不乱に答案に取り組む受験生の姿に、昔も今も変わらない受験生の緊張感が伝わってくる。40年以上前の自分の姿を考えれば、少しでもいい雰囲気で試験を受けさせてあげたいという思いになってくる。

 それ以外の日程がはいっていないので、早めに帰宅。久しぶりの出来事である。世の中が変わって見えるような気がする。


2008.2.18(月)

 旅から旅はで、「毎日枕が変わる」という生活。岡山、大津、そして、昨夜は大阪。むしろ、一人でゆっくりできるという利点もある。おかげで、あのしつこい風邪も、今日で平熱に戻った。これも、ゆっくり養生できたからである。走るほうは、今朝も走らずだから、11連敗。あせらないが、早く復帰できたらいいなと思う。

 午後から、読売テレビの「ミヤネ屋」。2月は、木曜日でなくて、月曜日出演に変更した。木曜日出演と違ったメンバーとご一緒するのも、新鮮な体験である。今日の話題は、橋下大阪府知事の言動、道路特定財源の暫定税率問題、東京マラソン、芸能界長者番付など。明日、民主党の菅代表代行と東国原知事との対論があるので、その予習のようなものだろう。東京マラソンの話題では、この番組や「ウエークアップ」でご一緒することが多い「巨漢」の岩田さんが出場して、6時間台で完走した映像を見ていて、「来年は自分も走りたい」という思いが募った。  


2008.2.17(日)

 アメニティ・フォーラムのプログラムには、「6時から、浅野史郎と走ろう」と記載されている。大津プリンスホテルを出て、10キロランをすることになっていた。去年は、國松善次前滋賀県知事など6人ほどで10キロ走った。今回は、体調のこともあり、中止することにしており、昨夜の懇親会でもアナウンスをしてもらっていた。後から聞いたら、6人のランナーが時間通りロビーに集合したとのこと。申し訳ない。そして残念である。琵琶湖の湖面を見ながら走る、一年に一回の機会だったのに。

 そして、今日は、奇しくも、東京マラソン当日である。去年は応募したが落選、今年は、アメニティ・フォーラムが入っていたので申し込みせず。仮に応募抽選に当たっていたとしても、この体調では走れなかった。テレビのニュースで見たら、3万人ものランナーが東京の真ん中を楽しそうに走っている。東国原知事も完走したようだ。いいな、うらやましいなという感じ。ただ、走るなら、月間200キロを3ヶ月続けるようでないと、42キロはつらい。そういうジョギング日記を書けるようなら、来年は挑戦してみたい。

午前中のセッションは、「題名のないシンポジウム」ということで、嘉田由紀子滋賀県知事、白井文尼崎市長、日浦美智江訪問の家・朋理事長、明石洋子あおぞら共生会副理事長、明石徹之川崎市職員によるディスカッションのコーディネーターを務めた。持ち時間が1時間半しかないのに、前のシンポジウムが12分も時間オーバーをした。時間に厳しい私としては、そのセッションのコーディネーターに大苦言を呈してしまった。どうしても「俺の時間が不当に盗まれた」という感覚になってしまうから、ついつい怒ってしまう。昼は、近くの由緒あるうなぎ屋さんで、白井市長ともども、嘉田知事にごちそうになってしまった。


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