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ジョギング日記 2月第5週分        

2008.2.29(金)

 閏年の29日。一日もうけたと喜ぶべきか、損したと嘆くべきか。TBSテレビの「朝ズバ」出演。話題は、イージス艦の漁船衝突問題に関して「迷走する」防衛省、中国産冷凍ギョーザに関する中国公安当局の記者会見への疑問、「ロス疑惑」再燃での三浦和義容疑者の周辺話題など。同じ話題の繰り返しという気もするが、事件が動いているのだから、刻々と追わざるを得ない。道路特定財源の暫定税率の問題、東京都の新銀行東京への資本追加、アメリカ大統領選挙など、結構大事な問題が、今日は取り上げられなかった。そちらのほうも、気になるのだが。

 午後から、岐阜県下呂市萩原商工会での講演へ。名古屋から飛騨路を特急ひだ号で行く。飛騨川の流れを車窓から見ながらの移動は、「旅」という感じがする。ところどころに、雪が残っているのが目に付く。講演は、4年前に合併して下呂市になった旧萩原町で。200人ぐらいの方に集まってもらって、熱心にお聴きいただいた。終了10分ぐらい前に、急にお腹が痛くなって、このまま続けられるか、一瞬心配になった。例によって、前座もしたのだが、「今、腹痛に見舞われました。途中でやめることになったら、これを中座と言います」とまで言ってしまったのだが、幸い、最後まで持ちこたえることができた。その後、正露丸を飲んだら、ケロッとおさまった。

 泊まりは、講演会場から車で15分の下呂温泉。久しぶりに温泉に入ってゆったりと就寝。たまには、こういう旅もいい。


2008.2.28(木)

 六角橋から左折して水道道(これが「すいどうみち」と読むことを初めて確認した)に入り、岸根公園を越えて新横浜道を新横浜駅方向に走ったら、見慣れた歩道橋が見えたので、そこから右折して、いつも新横浜・小机駅往復コースの復路に入った。これで6.5キロだが、走行ノートには「6キロ」と記録しておいた。これで再開後、6日連続での走りになる。明朝は走れないので、無理してでも今日走っておかないと2連敗になる。さすがに、6日連続となると、疲れがたまっているような気がして、走りにも切れがなくなる。もともと、そんな「切れ」などないのだが。

 日本フィランソロピー協会の会長室での取材を済ませてから、日比谷のプレスセンタービルへ。第10回まちかどのフィランソロピスト賞と第5回企業フィランソロピー大賞の贈呈式で、日本フィランソロピー協会会長として表彰盾を贈呈する役割がある。まちかどのフィランソロピスト賞は、宗次徳二氏、特別賞は北澤豪氏、青少年部門賞は高知商業高等学校である。宗次さんは、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者で、今回の受賞は名古屋市にある音楽専用ホール「宗次ホール」でのクラシック音楽への助成によるものである。北澤さんは、サッカーを通じた子どもたちへの支援活動、特にカンボジアでの学校建設によるもの、高知商業はラオスでの学校建設の活動が認められたものである。

 企業フィランソロピー大賞は滋賀銀行。特別賞のうち、企業市民賞は松下電器産業、地域環境賞は大和信用金庫、社会共生賞はヤマト運輸、子どもの心育成賞は木下サーカスに贈られた。それぞれから、受賞の挨拶と活動報告があったが、いずれも感動的であり、私にとっても広く伝えたい活動である。そのあとの神戸市の養護学校卒業生によるミュージックベルの演奏も素晴らしかった。 。


2008.2.27(水)

 この前走った新横浜道路には、別なルートからも行けそうな気がして、今まで走ったことのない六角橋から神奈川大学入口あたりを通って、神大寺を抜けるコースを走ってみた。2.5キロほど走ったところで、予定通り新横浜道路にたどり着いた。未知の道を走ってみる緊張感のようなものがある。復路は、以前に走った岸根公園わきを通る水道道のコースを走った。これで丁度6キロ。

 昼から、慶応大学SFCで教授会。12時から、2種類の会が続けてあり、終わったのは18:45であった。学年末であるから、いろいろと案件がある。その後、生協食堂にて、年度末で退職される教員の送別会。退職者は10人ほど出席されたが、それぞれからのスピーチがなかなか味わい深い。


2008.2.26(火)

 今日の走りも、6キロ。だんだん調子に乗ってきた。

 昼から、土浦市の商工会議所での講演。例により、受付、前座、そして本番とフルコースをこなした。風邪も全快したので、体調も良好。帰りの電車は良好ではなかった。取手駅の手前を走行中に、ドンと音がした。しばらくして停車。架線故障らしい。現場で1時間ほど停車の後、取手駅まで徐行運転。そこでその特急は回送になり、快速電車への乗り換えを要請された。先日は、強風で京葉線の特急が運休。今回はこれ。このところ、電車には見放されている。人身事故でないだけで、よしとすべきなのだろう。


2008.2.25(月)

 思い立って、初めてのコースを走った。六角橋から水道道で左折して、岸根公園を過ぎ、六角橋中学校前を経由して、大きな道に出た。新横浜道路らしい。横浜市営地下鉄の片倉町駅を越えたあたりで3キロ。そこから反転して同じ道を戻る。初めてのコースは新鮮でいい。これからも、横浜の家の周りを「探検」してみようかという気になった。

 読売テレビの「ミヤネ屋」出演で大阪往復。月曜日に出演するのは、これで最後。また、木曜日出演に戻る。


2008.2.24(日)

 再開2日目のランニングは、国道1号線からの周回コースで、7キロ走った。やはり、筋肉の衰えが残っているのだろう。今までのペースで走ると、パルスが上がる。上り坂になると、165ぐらいまで上昇。気温が低くなるとの天気予報におびえていたが、なんのことはない。日も出ていて、穏やかな天候の中での楽しいランであった。

 午後から安房鴨川での講演に赴くために、横浜の家を出たのだが、まずは、東海道線が強風のため、川崎―蒲田間で徐行運転となり、10分の遅れ。東京駅に着いたら、京葉線が全面運休とのこと。主催者と電話連絡したら、11時に八重洲口から安房鴨川行きのバスが出るとのこと。それを聞いたのが、総武線の地下二階ホームで10:55のこと。走った、走った。朝の走りの余韻が残る身体で、重いカバンを持ちながらの走りは、結構つらい。なんとかバスに辿り着いたのが、10時59分58秒。乗り込んで10秒後に発車した。こういうギリギリゲームというのは、楽しくないわけでもない。もちろん、今回のように、「セーフ」という結果になったからこそ言えることではあるが。

 朝、テレビをつけたら、「ロス疑惑」と言われた、一美さん銃撃事件で、三浦和義さんがサイパンで米国ロスアンジェルス市警に逮捕されたというニュースが飛び込んできた。最初は、「あの人は今」とか、「昔のニュースを振り返る」という企画なのかと思ったが、リアルタイムのニュースで、驚いた。連載している「新・言語学序説」で、「『ロス』は、スペイン語(?)の冠詞だから、ロスアンジェルスをロスと略するのはおかしい」という文章を書いた覚えがある。やはり、「ロス疑惑」という言い方は気になる。今回の逮捕劇そのものへのコメントは、事実関係も不明な中で、時期尚早という気がするので、こんなことでお茶を濁す。


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