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ジョギング日記  3月第4週分        

2008.3.22(土)

 5:45大阪のホテルニューオータニ発で走り始める。起床した5時15分には、外は暗かったのだが、この時間になるとかなり明るくなっている。走っているうちに日が昇ってくる。「春はあけぼの」は、清少納言だけでなく、この時期の朝早く走るランナーは、皆実感しているはずである。気持ちよく6キロ走った。

 その後が忙しい。読売テレビの「ウエークアップ」出演のために、7時過ぎにホテルを出なければならない。同じ番組に出ている岩田公雄さんとは、昨夜もご一緒。他に、森本敏さん、白石真澄さん。チベット情勢、円高・金融問題、混合診療、メタボリック対策などが話題になった。混合診療の解禁の是非について議論が展開されたが、短い時間ではとても無理。そもそも、何が問題なのかが視聴者に伝わったかどうかも、疑問である。こういう番組の宿命である時間の制約ということを改めて考える。

 春の選抜高校野球が開幕。宮城の東北高校が登場したが、2対3で逆転負け。インターネットの動画で、同時に楽天対ソフトバンク戦を見ていたが、これも逆転負け。どちらの試合も、勝てた内容だったので、ことのほか悔しい。楽天は、このままズルズルいってしまうのだろうか。  


2008.3.21(金)

 春は名のみの風の寒さの中、TBSテレビの「朝ズバ」出演のため、4時半に家を出る。さすがに、この時間は真っ暗であるが、日の出は早いし、夕方は6時過ぎでも明るい。もうすぐ開花宣言らしい。確実に春の足音が近づいている。「朝ズバ」では、珍しく、大きなニュースがほとんどない。日銀総裁人事、道路特定財源問題も話題にならず。浅田真央選手がフィギュアスケートの世界選手権で金メダルというニュースが速報で飛び込んできたり、パリーグ開幕、女子レスリングの浜田京子選手が北京五輪出場決定など、スポーツ関係のほうが目立っていた。

 午前中は、日本フィランソロピー協会の理事会。会長として、普段なにもできていないので、こういう時に議長役を務めることで、なんとか面目を保っている。いい活動をしているのだが、思ったように会員数が伸びない。財政運営も、その分大変ということになるが、前向きに進んで行くしかない。  


2008.3.20(木)

 朝から冷たい雨である。心電図ホルターをつけて走れば、運動時の心電図が測定できるのだが、断念しなければならない。東海道新幹線で新大阪へ。読売テレビ「ミヤネ屋」出演。今日は祝日だからか、いつもより1時間遅く、14:55から始まった。この番組は、食べ物がいろいろ供される。今日は、宇宙食、サラダにかけるドレッシング、クリームカレー、そして最後の「今日のおとも」では卵の殻に入ったプリン。全部食べると、夕食が摂れなくなる。ミス日本が選ばれる過程を追ったビデオで、候補者の一人が笑顔が作れないというので悩むストーリーはなかなか感動的で、もらい泣きをしてしまった。来月からは、日本テレビでの放映が始まって、完全全国放映になるが、こういう話題ならば全国的に受けるのではないだろうか。

 番組が始まるまえにインターネットでチェックしたら、今日から始まるプロ野球パリーグの楽天対ソフトバンク戦で、6回まで3対ゼロで楽天が勝っていた。岩隈が好投している。番組を終わって、再度チェックしたら、最終回に逆転サヨナラ3ランを打たれて負けてしまっていた。こんな試合もあるのかという劇的な負け方を開幕戦でしてしまうわが楽天の今シーズンは、一体どうなるのだろう。それにしても、こういう一喜一憂の球春の到来はとてもうれしい。ハラハラどきどきの日々になるだろう。春分の日には似つかわしくない肌寒い一日。テレビで世界フィギュアスケート選手権の女子フリーの演技を見て、早めに寝についた。


2008.3.19(水)

 明日は雨という天気予報。毎週金曜日は、早朝のテレビ出演で走る時間がない。今日走らないと、三連敗が確実になる。だからというわけでもないが、今朝は、時間的には厳しい中で4キロだけ走った。

 朝の東北新幹線で仙台へ。お彼岸である。東昌寺に墓参り。午後からは、仙台厚生病院で目黒泰一郎院長の診察を受ける。毎回の定期的なものである。心電図ホルターを取り付けてもらった。毎年、これで24時間の継続的な心電図測定をしているが、機械は消しゴムほどの大きさである。以前は、ウオークマンぐらいだったのだから、この分野でも小型化は進んでいる。つけさせられる側からは、だいぶ楽である。

 東京に戻り、全日空ホテルで、サンデープロジェクト20周年記念パーティーに出席。私など、番組にはほとんど出ていないので、気が引ける。森元首相、菅直人民主党副代表、江田五月参議院議長などなど、錚々たる政治家たちが大勢出席していた。この場でいろいろ協議をしたら、話がまとまるのではないかといった顔ぶれである。


2008.3.18(火)

 三日連続になる鳥山川コース。今朝は、片道6キロ行ってみた。鶴見川と合流することを知った。「河口まで12キロ」の表示があったが、そこまでたどり着くのは、当面、無理だろう。復路は結構疲れがあって、最後の3キロは早くゴールに着きたいと思いながら走った。12キロ程度の走りでこういうのは、実に珍しい。復路が23秒長くかかってゴール。発汗量が多かったはずなのに、体重は思ったほど減っておらず。

 浜松での講演で、新幹線ひかりを利用。新富士駅から見上げる富士山は、てっぺんがうっすらのぞいているだけで、裾野はまったく見えない。3月半ばが過ぎて、冬の間のようには空気が透き通ってはいない。

 浜松での講演は、浜松信用金庫の実施しているはましん経営塾の入塾式と卒塾式でのもの。今回が第18期、4年間入塾して「卒塾」ということ。56人の新人が入塾したということだが、こういうことが長く続いているのは大変いいことである。入塾したてということもあってか、極めてまじめな聴講態度であったが、話すほうとしては、もう少しくだけてもらったほうがやりやすい。

 日本銀行総裁人事が迷走。政府から提示された人事案が、またまた大蔵事務次官経験者では、民主党に受け入れられるはずがないのにと誰しも思う。そして、予定どおり、民主党は拒否。アメリカ発の金融危機が日本にも影響なしではいられない。そんな時期に日本銀行総裁が不在とは。これから、「どっちが悪い」という政党間での責任の押し付け合いが始まるのだろうな。    


2008.3.17(月)

 朝の出発の時間が早いので、今朝の走りは6キロが限界。昨日初めて走った鳥山川コースの途中まで。川にたどり着くまでの3キロ弱のコースに、引っかかる信号が2ヶ所ほどあるが、川沿いは、途中の橋のところで一ヶ所だけ信号があるが、歩行者だけの広いコースをゆったりと走れるのがうれしい。6キロ走だけで、結構疲れた感じがする。

 新幹線で越後湯沢へ。ここから在来線に乗り換えて高岡まで。越後湯沢からしばらくは、雪景色が素晴らしい。目の前に見える山々が美しく雪化粧している。在来線に乗っていると、単なる移動ではなく、旅という感じがしてくる。高岡から車で30分の氷見市へ。いきいき元気館というところで講演。例によって、受付と前座も。年配の女性の姿が多い。私にとっては、上得意の方々である。文字通り、いきいき元気で、私の話への反応がすごい。200人収容の会場に200人以上の入場だから、盛り上がりがすごい。500人収容の会場で300人より、よほど話しやすい。

 帰りに寄った海鮮館で、新鮮なお刺身三皿を「千円でいいよ」との甘い言葉で買ってしまった。帰りの長い列車の旅で、ビールとお酒で、三皿を平らげてしまった。これはこれで、旅の楽しみと言ってもいいのでないか。

 ニュースでは、円が対ドル95円台といったことを報じている。アメリカの金融危機は、本格的に危ない段階に入ったということなのだろうか。


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