浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

2008.5.17（土）

　長崎市のニュー長崎ホテルで目覚めた朝。６時半に出発して、大波止、出島のあたりを通過して、女神大橋の真下あたりまでの往復１０キロを走った。海沿いのコースで、景色もいいし、走りやすいコースであった。走りながら山側に目を向けると、斜面に家が密集しているところが何箇所もあるのに気づく。中国四川省並みとは言わないが、大きな地震が来たら、相当危ないのではないかとついつい心配してしまう。

　長崎空港から伊丹空港を経由して、仙台空港へ。夜、仙台市立第二中学校２年１組のクラス会へ。２年に一回ほどの頻度で開催しているが、今回は、還暦記念である。これほど頻繁にやるクラス会も珍しい。しかも、卒業年次ではなく、二年生の時のクラス会というのは、もっと珍しい。小田島君が幹事役、佐藤俊一君は常連だが、小野寺伸一君は久しぶりの参加。小室君は、突然のぎっくり腰でドタキャン。女性軍は、岩手から毎度参加の奥山美智子さん、今回は本吉町からやってきた高橋良子さん、芋沢からの金来豊子さん、仙台市内からは近藤芳子さん、及川美津子さん、高橋幸子さん。そして、久しぶりの伊藤妙子さんが二次会から参加してくれたのには、みんなが感激。それぞれが、身体のどこかここかに不具合を抱えているが如しである。今度もこのメンバーが全員揃うかどうか、わからない年代になってきた。次回は、これまで消息不明だった人を探し出して誘ってくるということをお互いに言い合いながら、お開きとなった。

　ＴＢＳテレビの「朝ズバ」に出演。このところ毎日のように報道されている中国四川省の大地震の話題は、今日も欠かせない。現地からのレポートも含めて、生々しい映像が流れてくる。民主党の面々が、国土交通省関東地方整備局の職員が道路特定財源を使ってのタクシー券について、領収書と半券を出せということで、地方整備局職員と押し問答をしている映像が何度も紹介された。それに対しての福田首相の反応が、「私は、こういったパフォーマンスはやらない」といったようのもので、危機感の欠如と言わざるを得ない。そういったコメントをしたりして、３時間の出演を終えた。

　番組終了後の反省会を終えて、羽田空港へ。長崎へのフライトであるが、このところ、新幹線での移動が多くて、飛行機での移動は久しぶりである。長崎市内で開催されている日本外科学会でのシンポジウムに参加。シンポジウムを終えて、出島のウオーターフロントでの懇親会にも参加。会場のほとんどは屋外である。雨降りだったら、どうするつもりだったのだろうと思ったが、幸いに、暑くも寒くもない好天で、屋外でのパーティーを満喫した。参加者は数千人規模というのにも驚いたが、対岸の三菱造船所あたりから打ち上げられた７００発の花火を見ながらのパーティーというのにも、驚いた。

　５時半に目覚めて、ベッドの中から「朝ズバ」を見るのが、毎朝の習慣であるが、今朝は、見ているうちに二度寝してしまった。疲れているわけでもないのだが、気力が充実してこないという感じ。離床が遅くなったが、日程的には、走るだけの余裕はある。最初から４キロにとどめるつもりで走り出したが、以前に何度かあったが、乳酸がたまる感じでの走りであった。上り坂がきつかった。それでも、走り終えれば、それなりの気持ちの良さはある。

　読売テレビの「ミヤネ屋」出演のため、大阪へ。中国四川省の大地震がらみで、関西で同じような規模の地震が発生したらどうなるかといった話題で、いろいろ話す場面があった。水泳競技の水着で水の抵抗が少なくなる素材の紹介など、初めて聞くような話題があって、それなりに勉強にはなる。 　

　大阪の帝国ホテルで目覚めた朝。６：１５発で淀川方面に向かう。国道１号線（曽根崎通り）から新御堂筋に出ると、そのまままっすぐで淀川にぶつかる。そこにかかる淀川橋を渡り切ったところが５キロとちょっと地点。そこから反転し、復路では新御堂筋から御堂筋に入り、大江橋、淀屋橋を渡ったところまで行って反転してホテルに戻る。これで１２キロになる。肌寒い天候の中を短パン・短シャツで走ったが、極めて快調。久しぶりに走る醍醐味を感じた。

　９時に関西テレビに入って、１０時前からの「痛快エブリデイ」の中の「男がしゃべって何が悪い」とかいったコーナーに１時間ほど出演。ハチャメチャと思えるようなメンバーが、ハチャメチャに聞こえる話を自由に展開する。他の出演者が、めちゃめちゃ面白い話をしているのに大笑いしているうちに、終わってしまう。時々口をはさむ私のギャグまがいが、まったく浮いてしまうが、そのことを恥ずかしいと思う間もない。

　東京に戻って、取材対応。いったん横浜の家に戻って、ＣＳの生番組にコメント出演。中国の四川省で大きな地震があったニュースに接する。地震の実態が明らかになるにしたがって、人的被害、物的被害がとんでもなく大きいことが伝わってくる。ミャンマーでのサイクロンの被害は数万人規模での死者といわれる。そしてこの大地震。地震列島であり、台風通過地帯の日本にとっても、ひとごとではない。中国は、北京オリンピックを目前にして、またまた難題を抱えてしまった。温家宝首相が現地に早速飛んだことは、その危機感を表している。

　今朝も、朝から、天気予報どおりの雨模様。走るのは、当然、中止。これで３連敗である。身体を休めるには、むしろ、天の恵みと考えることにしよう。

　横浜駅のヨドバシカメラで買ったステレオ・コンポーネントが届いた。低音部が強調されるのが評判のＢＯＳＥの製品。出かける前の短い時間に、バタバタとラインの接続を完了させて、早速に音を出してみた。なかなかのもの。サテライト・スピーカーと呼ばれるごくごく小さいスピーカーから、音が歯切れよく出てくる。狭い書斎に据えつけて、時々は聴く時間ができるだろう。その分だけ生活が豊かになった気がする。大好きなエルヴィス・プレスリーのＣＤが中心になるだろう。

　午後から、名古屋のマリオット・アソシアホテルで日本リウマチ友の会愛知支部４５周年記念大会で講演。昨年、中学校時代の同級生のＲ子さんから依頼を受けた件である。Ｒ子さん自身も友の会の会員。その彼女が、くも膜下出血で倒れて今も入院中であり、今日の講演にも出てこられないのが残念である。１５：１０から話し始める予定が、休憩時間の演奏が長引いたのか、１５：３７からになった。終了予定は１５：５０ということだったが、何とか１６：３０までに延ばしてもらった。ふだんは１時間半で話す内容なので、これでも急ぎ足になる。講演をする舞台が低いので、会場の半分から後ろの席からは、私の胸から上しか見えない。とっさに、椅子を持ち出して、その上に乗って５０分間話した。

　考えてみれば、リウマチという病気について、ほとんど何も知らない私だった。講演の後に、懇親会にも出させてもらい、皆様のお話をうかがって、大変に勉強になった。

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