2008.6.30(月)
6月最後の日も、雨で走れず。今月は雨にたたられた。走ったのが15日。15勝15敗で5割。月間走行距離は122キロ。
何も日程のない日。原稿を書くにはぴったりの日だが、意欲のほうがついてこない。「ガバナンス」に連載の「アサノ・ネクスト」は昨日書いてしまった。「年金時代」の「新言語学序説」は72回目。今日はこの原稿を書いた。他に、二週間に一回という原稿が入っている。読売新聞の第一、第三木曜日の夕刊「浅野史郎の夢ふれあい」は、福祉関係のコラム。字数は少ないのだが、ネタ探しが大変。もうひとつ、宋文祥さんのメルマガにも短いエッセイを書いている。こちらは6回で終わるが、まだ2回分しか書いていない。「2週間に一回」というのが中途半端で、ついつい締め切りを忘れそうになる。これまで20年以上、この種の原稿を書いているが、「内容はともかく、字数と締め切りは絶対守る」という言葉をたがえたことはないのだが、ひょっとしたら、締め切り忘れの初めての例になるかもしれない。
昼から晴れたので、なにも日程のない身としては、走ろうと思えば走れたのだが自制。やはり、朝のすがすがしい中で走るのが、一番。昼に走ると、明日の朝に楽しく走れなくなるのを恐れた。
2008.6.29(日)
天気予報どおり、朝から雨の日曜日。いつもよりゆっくり寝ていた。昨日仙台で走っていなければ、5連敗になるところだった。昔の記録を見ていたら、2004年の6月から7月にかけて、30連勝というのがあった。梅雨の時期だから走れないということはないのだけれど、雨には勝てない。2004年は、梅雨時に雨がなかったというのが、記録的だったということ。
記録的といえば、野村監督73歳の誕生日に、楽天がソフトバンク相手に15対2で勝った試合。楽天の20安打は球団史上新、15得点も今シーズン最高という記録。岩隈は、両リーグ最高の12勝目。雨降りの一日だったが、ヤフードームは中止にならない。おかげで、梅雨空を吹っ飛ばすようないい気分である。
2008.6.28(土)
仙台の朝。緑多いコースを走った。大橋から国際センター裏、仙台二高前を通って、澱橋から広瀬川を。距離表示のある堤防上で計測したら、キロ5分43秒と5分47秒。たまに、自分の走りのペースをチェックしておくことは、有用である。快い汗をかいて、仙台での6キロ走を終える。
仙台から大宮乗換えで新幹線を乗り継いで、新潟へ。村上市の市民ふれあいセンターで、いわふね青年会議所主催の「第21回日本海夕陽ラインシンポジウム」がある。パネルディスカッションでご一緒するマリ・クリスティーヌさんと新潟駅を降りるところで合流。私の出番は、基調講演とパネル。日本海沿岸高速道路の完成を20年間要望しているのに、まだできていない。どうしたらいいのか、どう考えるべきかが、シンポジウム開催の目的である。その目的に合致した話になったかどうかはわからないが、熱心に聴いていただいたことがうれしい。
2008.6.27(金)
TBSテレビ「朝ズバ」出演。ユーロサッカーの準決勝、ロシア対スペイン戦の実況中継が、この前に入っており、いつもより15分遅い5:45から。この試合が延長戦に入り、PK戦にまでもつれこんだら、6時半過ぎまで番組は始まらないところだった。月曜日はそういう状況だったらしい。後半、スペインがビューティフルなシュートを3本決めて、延長戦に入ることなく試合終了。番組は、予定通りに開始できて、スタッフもほっとしたようである。
番組では、アメリカによる北朝鮮のテロ支援国家指定解除の動きが中心。最後のほうでは、三人の国会議員を交えての議論の時間も用意されていた。他には、社会保険庁から年金機構への移行について、コメントをする機会があった。
番組終了後、いつもの反省会には出ずに、仙台に向かう。読売テレビの「ミヤネ屋」で、コメンテーターの神足さんが、各地のうまいもの、珍しいものを紹介するコーナーがあるが、今回の取材地が仙台ということで、私も同行することになった。牛タン発祥地の「太助」、冷やし中華発祥の地の「龍亭」、私の行きつけの焼き鳥屋「鳥よし」の三軒である。岩手宮城内陸地震で被災したが、復興に向けてがんばっている。宮城県全体としては、観光に支障はない。そんなことを、全国の皆様にアピールしたいという思いもあった。それにしても、まじめに取材すると、食べ過ぎになってしまう。神足さんのお腹が張り出していくのも、仕事柄、仕方がないことと納得した。
2008.6.26(木)
5時半に起き出して、外を見たら、雨模様である。よって、今日の走りも中止。日程上、明日も走れないから、これで3連敗確定。梅雨時は、こういうものである。去年の6月は、13日、109キロだった。今年は、それよりは、ちょっといい成績の予定。
読売テレビ「ミヤネ屋」出演のため、新横浜駅から新幹線。本来は水曜日のコメンテーターである大宅映子さんを見つけたので、新大阪駅からテレビ局まで一緒のタクシーへ。同僚コメンテーターの神足裕司さんも合流して、結局、三人で。
番組では、冒頭、横山やすしさんの奥様の告別式の様子から。天才漫才師を支えたのは、最大の理解者、無条件の協力者、無限大の受容者であったこの奥さんであったことがわかる。その意味では、彼女も人間性としは、天才なのかもしれない。続いて、労働者派遣法の問題点を派遣業界大手のグッドウィルの廃業決定に関連して、長い時間を取っての報道。宮根さんに振られた質問に、正面から答えない場面があって、反省させられた。この問題に関して、自分として言いたいことがあったので、質問内容とははずれた対応をしてしまった。それにしても、格差社会を象徴するような、単純業務での派遣社員。早急に、的確に改善しないと、日本社会がじわじわと崩壊していくのではないかという危機感を覚える。
2008.6.25(水)
目覚めたら、6時半過ぎだった。身体が走りたくないというサインを出しているのだろう。そのサインに従うのが、賢明である。別に体調が悪いわけでもないが、今日の走りは休みということ。
慶應大学SFCで、「未来構想ワークショップ」の授業。先週から始まったプレゼンテーションで、今週は二つの班が発表。道路特定財源からの補助を受けている公益法人へのインタビューを担当した班が、まず、「3勝40敗」という文字をパワーポイントに出して、クラスの度肝を抜く。43の法人にインタビューを申し込んだら、40法人に断られて、インタビューできたのは3法人だったということ。電話で断られた様子を再現してみたり、アイディアも豊富であった。クラスの他のメンバーによる評価も、かなり高い点数がついていた。全員が一年生の班で、これだけの発表は、実に頼もしい。
2008.6.24(火)
走り始めた頃は、曇り勝ちだったが、3キロほど走ったあたりから、日が射してきた。日焼け止めをつけないできたことを悔やむ。それに、暑い。まあ、本番の真夏の走りは、こんなもんですまないのだけれど、比較的涼しい中で走るのに慣れてしまったので、太陽をうらみながらの走りになった。つらくなるほどのスピードは出していないので、ダメージはまったくない。ゆったりの7キロ。
慶應大学SFCでの授業。「政策協働論」では、選挙についての続き。昨年の都知事選挙の分析も含めて、体験談になると、学生も興が乗るようである。本人は、少し苦い思い。5時限の福祉の研究会は、昨年に続いて、明石洋子さんにゲストとしておいでいただいた。ご子息の徹之さんは、自閉症で、知的障害もあるが、川崎市役所の正規職員として元気に仕事をしている。昨年は徹之さんも一緒だったが、仕事があるので、今日は来れない。明石さんの話は、障害とは何か、周りの理解をどう取り付けるか、統合教育の意義など、考えるヒントが一杯である。学生にとっても、いい機会になった。
2008.6.23(月)
前日の天気予報で、横浜は朝から夕方まで雨ということだったので、そのつもりで、今朝はゆっくりしていた。5時半に目覚めて、外を見たら、なんと晴れているではないか。身体が走らないつもりになっているから、だめである。7時ごろまでベッドの中でぐずぐずしていた。なんとなく、「損した」、「だまされた」という気になる。
午前中は、大学の用務でSFCへ。昼過ぎには終わった。思いついて、横浜で「ザ・マジック・アワー」の映画を見た。50歳以上の夫婦だと、通常1800円の入場料が、二人で2000円になる。劇場で映画を見るのは、久しぶり。少なくとも、今年は初めてのはず。三谷幸喜監督がテレビで宣伝しまくっていたし、評判も高かったので、期待水準は相当に高い状態で見たせいもあるが、思ったほど爆笑の場面は少ないと感じた。でも、そこそこ以上に面白い。
2008.6.22(日)
札幌グランドホテルで目覚めた朝。6時20分発で北一条通りを西へ走り出す。厚生年金会館、知事公館、近代美術館を過ぎて、北海道神宮が左に見えてくる。24年前、家族で何度か来たケンタッキーフライドチキンが、昔と変わらない場所に、昔と変わらない姿で建っている。中央区から西区に入るところで反転。これで丁度往復10キロ。毎回思うことだが、何ときれいな町並みなのだろう。電柱の地下化された広い道、その両側の建物も、すべて美しい。マンションにしたって、東京はもちろん、他の地方都市のそれとは感じがだいぶ違う。品格がある建て方である。昔住んでいたなつかしさだけではない。「いいな、いいな」と感動しながら、涼しい空気の中を走っていた。
帰ってきた横浜は、すごい雨降り。梅雨のない北海道から帰ってきたことを実感するような降り方である。岩手・宮城内陸地震で被害を受けたあたりも、今日は雨降りのようである。土砂ダムが決壊の恐れあり。なんとか、その前に排水工事が終了してくれればいいのだが。
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