2008.8.31(日)
北海道新ひだか町へ。町の社会福祉協議会主催の「ふくしトピア」の関連で、「みんなで支える地域福祉」という講演をする。合併前は、静内町というところで、21年前、北海道庁での2年間の仕事を終えて、厚生省に戻る直前に、1キロも続く桜並木を家族で見にきたところである。その1年前、生まれて初めて、馬の種付けの現場を見たのも、ここ静内町であった。当時の町長は、種村種光さんというのも覚えている。
当時道議会議員だった酒井芳秀さんが、旧静内町長を経て、新ひだか町長をお務めであり、久しぶりにお目にかかった。その他、何人かの懐かしい方にもお会いすることができた。講演を終えて、新千歳空港に行くまでに時間があった。その間、このあたりを選挙区とする鳩山由紀夫民主党幹事長の青空パーティーが、近くのビルの屋上駐車場であったので、ちょっとだけ顔を出してきた。会費を払っての参加だったが、生ビールをジンギスカンを短い時間にたっぷりいただいて、十分に元を取らせてもらった。
日本テレビの「24時間テレビ」恒例の100キロマラソンで113キロ走に挑戦したエドはるみさんが、見事完走。途中は苦しかったようだが、最後はちゃんと走っていた。すごいことである。市民ランナーである私も、勇気づけられる。その市民ランナーの今月の走行距離は、50キロ。夏風邪で先月から続いての20連敗もあり、走ったのは、8日間だけだったのだから、この結果も、仕方がない。まずは、健康第一で連敗を回避しよう。
2008.8.30(土)
浦安のニッセイ研修所で、日本生命の拠点長という方々への研修での講師を務めた。「知識社会における新たな人材とは〜個と組織が生きる社会に向けて」というタイトルをいただいた。対象が比較的若い現役の方であり、内容も内容だけに、私としては話しにくさがあったが、なんとか1時間半、興味をつなぎとめながらの話はできたと思う。
引き続き、青山学院大学で日本地方自治研究会の第25回記念大会でのシンポジウムでパネラーを務める。休憩をはさんでの14:30−17:45の長丁場であったが、パネラーが6人もいるので、一人当たりの発言時間は限られる。どうも、こういう形のシンポジウムは苦手である。パネラーの一人が、隣に北川正恭早稲田大学大学院教授で、久しぶりの再会となった。
この後、下北沢に駆けつけて、「鈴なり」という芝居小屋で「鬼灯町鬼灯3丁目」を妻と観劇。読売テレビの「ミヤネ屋」で毎週ご一緒している秋野暢子さんが主演していることもあり、ぜひ見たかった。明日が東京での千秋楽ということで、ギリギリ間に合った。戦争で息子を亡くした母親役。たった4人だけの芝居で、狭い劇場のすぐ近くで繰り広げられるすさまじい迫力の演技に圧倒され、感激した。女優とは、体力勝負でもあることを実感したし、秋野さんがタダモノでない女優であることも改めてわかった。
2008.8.29(金)
TBSテレビ「朝ズバ」出演。民主党から3人が抜けて、5人で新党を結成するという話題が中心だった。「民主党にとっても、大きな痛手にはならないでしょう」といったことをコメントした。メンバーには驚かないが、それにしても、何でこの時期にとは思う。
午後から甲府での講演に行く予定だったが、これが大変。大雨の影響で、中央本線の特急は運休。急遽、甲府から車でお迎えに来てもらい、なんとか甲府に着いた。
甲府では、エルヴィス・プレスリー・ファンクラブ山梨支部の方々がお待ちいただいていた。宮城県知事時代に毎週水曜日にコミュニティFMで「シローと夢トーク」というエルヴィス・プレスリーの曲しかかけない番組のDJをやっていたが、その番組のテープをほとんどすべて保管している堀内勢津子さんが、企画したらしい。といっても、堀内さんのご姉妹、嫁、娘さんを入れても8人ほど。お花などいただいてしまった。
講演は、「どうする山梨の経済」というもの。ふだんなら1時間半でお話するような内容を、1時間で話した。このほうが、冗漫でなくていいかもしれない。講演が終わってからも大変。特急は、帰りも動いていない。講演後の懇親会を30分ぐらいで失礼して、再び、車で送っていただいた。八王子までは何とか順調だったが、八王子駅では横浜線が止まっている。車に戻って、町田まで送ってもらうことにしたが、途中の道が大渋滞。町田から乗った横浜線は動いては止まり。東横線は落雷による信号故障で運休。降りた新横浜駅ではタクシーに長い列。なんとか家に辿り着いたのは、23時を回っていた。首都圏では、至るところで、こんな感じだったはず。ゲリラ豪雨の表現どおり、ここと思えば、またあちら、上がったかと思えばまた土砂降り。被害が、大きくならないことを望んでいる。
2008.8.28(木)
岩国市の国際観光ホテルで目覚めた朝。天気予報では、高い確率で雨だったのだが、表を見たら降っていない。7時前から、目の前の錦川の川沿いコースを新岩国駅方向に走り出した。川沿いというよりは、川を見下ろす山沿いコース。緑が多い。広い歩道がずっと続く。アップダウンのないコースで、ランナーにとっては理想的である。目の前の山と山の間には、雲が低くかかっている。暑くない。好条件に後押しされて、8キロを走った。ホテルの目の前が錦帯橋で、8キロ走り終わった後、渡ってみた。日中だと300円の通行料がかかるのだが、早朝は無料。錦帯橋の盛り上がった部分から錦川を見下ろせば、日本有数の透明度を誇る川の流れが速い。見上げれば、岩国城。なかなかにいい景色、素敵な風情である。
岩国から大阪に移動して、読売テレビ「ミヤネ屋」出演。終わって、新大阪駅では、新幹線が遅れている。三河安城駅と浜松駅の間で豪雨があったために、新幹線が止まってしまった影響である。新大阪駅発の列車に乗ったら、結果的には、8分遅れだけで新横浜駅着。ラッキーであった。
2008.8.27(水)
朝の出発時間が、早かったので、走りはなし。一日おきのペースになってしまった。これからの日程を見ても、大体そういうペースになりそう。
広島市、岩国市と講演のダブルヘッダー。前者は、広島県町議会議員の集まり。平成の得大合併で、広島県の町は9町だけになり、村はなし。こういう急激な合併は、何をもたらすのだろうか。岩国市では、岩国市民会館で岩国錦ライオンズクラブ主催の市民講座である。今回が第37回と回を重ねている。1300人の会場が満席。こうなると、前座も張り切ってしまうし、会場の反応が抜群にいいので、さらに張り切ってしまう。「地域の格差と経済活動」という硬い内容なのに、笑いの渦の中で1時間半が終わってしまった感じ。
アフガニスタンでNGO活動をしていた伊藤和也さんが、遺体で発見されたというニュース。痛ましい。アフガニスタンの治安は、どうしようもないほどに悪化しているということなのだろう。インド洋給油法案の延長問題にも、影響を与えないではいられない。ロシアとグルジア、北朝鮮の核問題、イラク情勢、チベット、ウイグル地区を抱える中国。世界のさまざまな地域で紛争が起きている。日本としても、どういう立場で対応していくのか、しっかりした外交姿勢が求められる時期である。
2008.8.26(火)
昨日、PET検査の一環として、心電図のためのホルターを装着した。15時間の生活での心電図を読み取るもの。だから、朝、走ることは、運動時の心電図を見るために、むしろ必要なこと。片平の家から6キロコース。圧倒的な緑の量に、思わず感嘆の声を上げながら、広瀬川コースを走った。堤防での1キロ測定では、5'51−5'56であった。こんなペースで走っても、脛が痛くなる。やはり、筋肉はまだ回復しきっていないのだろう。
ホルターを装着していても、シャワーは浴びていいとのことなので、走った後のシャワーはいつもどおり。器械は小型になるし、防水仕様になっているし、技術改良は日進月歩である。1日半にわたった検査の結果、わかる範囲内では、がんの心配はまったくなし。ただ、中性脂肪の値が高いのに、愕然とした。運動しているのをいいことに、安心し切って、食べる、飲むのに留意していなかったことのツケである。これからは、食い改め、摂酒に努めよう。
検査が昼前に終わって、仙台厚生病院からぶらぶらと歩いた。知事時代に住んでいた一角だから、なつかしいところである。そのまま、その頃行きつけの山寿司にたどりついた。親方などが、とてもなつかしがって、歓待してくれた。いつもながら、とてもおいしいお寿司。食い改めるのは、明日以降ということになってしまったかも。
2008.8.25(月)
仙台厚生病院で、PET検診。毎年、この時期に受診している。朝走ると、PETの検査結果に影響を与えるおそれがあるということで、走ることはあきらめていた。どっちにしろ、朝から雨が結構降っている。走れるような状況ではない。
PETの検診は、10ミリの網の目で掬うようなもので、網の目からすり抜けてしまうがんもあるから、絶対ではないというのが、検診をするほうの医師が説明していることである。検査して、がんがみつかるのが怖いという人の考えが理解できない。早くみつけてくれたら、治る可能性が高くなる。「こんなに早い時期にがんをみつけてくれて、ありがとう」と御礼すべきもの。みつからなければ、「これから1年は、がんの心配しないでいられる」ということで、これもありがとうである。
MRIの器械に入れられて、じっとしていると眠くなる。検査は、疲れるものではなくて、疲れが取れるものと理解している。結果が出るのは、二日目の検診が終わった後。食事制限がないのがうれしい。鳥よしでたらふく食べて、飲んだ。
2008.8.24(日)
2キロ走から始めて、昨日の10キロ走まで順調に走行距離を伸ばしてきた。今日は12キロにまではいかなくとも、10キロをもう一度とは思っていたが、家を7:45に出る日程と、天気予報では「朝から雨」ということで、走らなかった。明日から2日間も走れない事情がある。せっかく筋肉が戻りつつあるのに、残念なことである。
静岡県袋井市にある静岡理工科大学の市民体験入学で講義。250名ほどの市民が、今日だけ大学生になる。年輩の方が多いが、みんな熱心である。講義終了後、荒木学長、原田袋井市長などと昼食。地元にある大学に関心を持ってもらうという意味もあるとおっしゃる学長は、学生集めの大変さを身を持って感じているからだろう。今日の催しは、袋井市が主催。原田市長も、地元大学との連携には熱心である。
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