2008.9.13(土)
鹿児島の城山観光ホテルで目覚めた朝。城山だけあって、高台にある。ということは、走りに行けば、復路の最後に、上り坂というコースになる。時間がなかったので、8キロだけ走った。コースをあらかじめ決めずに走ったので、海に到達しないで引き返すことになった。最後の上り坂は1キロ以上続いたが、ゆっくりペースで登っていったので、あまりきつさを感じないままで終えることができた。走り終わって、ホテルの露天風呂へ。目の前に桜島がドンと立っている。少し曇ってはいたが、雄大さがわかる。これを篤姫は見て育ったし、西郷、大久保という明治維新の志士たちもそうだ。富士山が大好きだが、桜島もいい。
鹿児島から広島へ。広島から岡山へ。岡山では、厚生省の先輩である熊代昭彦さんの後援会に。厚生省で私より7年先輩の熊代さんが、再度、衆議院議員を目指して奮闘努力し、それを大勢の方々が応援している姿に、感動を覚える。
2008.9.12(金)
TBSテレビ「朝ズバ」出演。やはり、話題の中心は、自民党総裁選と事故米・汚染米の食用への不正転売問題。後者の問題では、農林水産省の事務次官が、「責任はない」と記者会見したことに、番組でも非難が集中した。安く仕入れた米を高く売り渡してもうけをつかむ状況、つまり「猫にかつおぶし」のような状況で、通り一遍の検査を続けてきた農水省。その結果として、業者による食用への不正転売を見逃してきた。これで責任ないということは、ないだろう。これも、農水省でのマネジメントが機能していないことの結果である。トップの大臣が、ころころ変わる中で、緊張感のないお役所仕事が蔓延している、もう一つの例である。自民党総裁選では、当然ながら、このことへの言及はまったくない。
番組を終えて、慶應大学SFCでの大学業務。昼から、鹿児島空港に移動して、夕方からの鹿児島市民大学での講演。年間10回の講義を17,000円の「授業料」を払って聴講するというのだから、熱心な聴衆であることは、講義を始める前から予想がつく。その通りの熱心さで、1000人を超える方々が、1時間半、私の講義に耳を傾けてくださる。こういう雰囲気だと、まったく疲れを感じることがない。
2008.9.11(木)
大阪のホテルニューオータニで目覚めた朝。出発は、6:40ごろ。桜宮橋の下から、桜之宮公園に出て、そこから大川沿いを走っていった。途中までは、以前にも走ったことがある。川沿いの緑の多いコースを気持ちよく走って、丁度30分経ったところで、なんと淀川に出た。淀川の堤防を上流方向にさらに1キロ走って戻ってきた。合計12キロ。川沿いなので、当然ながら、アップダウンなし、信号なしのコース。たくさんの人が散歩したり、ランニングしている。のどかで、美しいコースである。いいコースをみつけたといううれしさもあり、12キロの走りは、少しも苦ではなかった。
午後から、読売テレビ「ミヤネ屋」出演。自民党総裁選と事故米の食料への不正転売事件が話題になった。事故米の事件は、ひどい。今までの食品関係の偽装問題とは、性格が違う。人間の健康に関わる犯罪であり、「テロ」と評する人もいる。一体、どこまで転売されたのかの実態が明らかでないことも怖い。底知れない事件である。月並みのようではあるが、農林水産省は、何をやっていたのかということも、言わなければならない。
2008.9.10(水)
今朝も、昨日と同じコースを10キロ。今回は、便意は無縁だった。ペースが昨日よりも遅い。確かに、意識的にペースを落として走っているのだが、それにしても、こんなに落ち込むものかと不思議に思うほどである。身体の声を聴きながら、最も楽なペースで走ることが第一。いずれ、ペースは戻ってくるような気はしている。
大阪国際センターで講演。泉南生協オレンジコープの主催で、4回連続で開催してきたシリーズの最終回である。受付のところで、泉佐野市のMさん(69歳)に声をかけられた。私の大ファンということで、テレビで私の話を聞くと、生きる力が与えられるとのこと。心筋梗塞、脳梗塞の大病をしたということで、開頭手術をした痕まで見せてくれたが、その大病から回復できたのも、私のおかげだと言う。さらなる生きる力のために、お言葉とサインが欲しいということなので、「命の恩人」としては、喜んでリクエストに応じた。各地で講演をしていると、いろいろなことがある。
自民党総裁選に5氏が届出。同じ場所に5人が並んで、テレビ各局からの取材も、「ハイ次」という方式でこなしているのは、確かに効率的である。各地の遊説も、5人打ち揃って出かけるのだそうだ。一方で、「麻生氏、議員の過半数押さえる」ということで、麻生氏圧倒的有利ということは、他の4人も承知の中で、5人衆の揃い踏みが、展開される。「こりゃなんだ」の声が、いずれ上がってくることだろう。
2008.9.9(火)
今朝の走りは苦しかった。鳥山川―鶴見川方面に5キロ行っての復路あたりから、便意を催した。かなりきつい便意で、走るペースを相当落とさないと、危険な状態。歩くが如くの走り、顔は苦悶の表情。そんな様子を観察する人(それほど暇な人はいないが)は、オーバーペースがたたって、走行困難になったランナーとみなしたことだろう。復路が往路より1分半も遅いペースで、なんとか家までたどり着いた。長いジョギング人生の中には、こんなこともある。
自民党総裁選は、5人の議員が立候補ということで固まった。にぎやかなことである。新聞は、きっちりそれを伝えているが、テレビのほうは、各局とも、やや斜に構えたところ、冷ややかな姿勢が見て取れる。「テレビジャック」とか言われていて、テレビが利用されているという批判に、ある程度、敏感になっているのだろうか。それはそれで、テレビとしての見識ではあると思う。
2008.9.8(月)
家から東白楽、反町、国道1号線を三ツ沢方面、最後は、ほんの少し新横浜道路へ走った。この最後のところが上り坂で、ほとんど歩くが如しの走りであった。日の光が強くて、日陰はなんとかしのげるが、日向を走るときつい。まったく初めてのコースも入れたので、意外性があって、走る楽しみになる。今日も汗を一杯かいて10キロ。
大相撲のロシア出身の力士二人の大麻疑惑問題。一転して、北の湖理事長は辞任、両力士は解雇。なんのことはない、両力士は、ロスアンジェルス巡業で大麻を吸っていたことを、告白していたらしい。認めたら、即解雇というのが、よほど怖かったのだろうが、否認の調子が強かっただけに、嘘もいい加減にしろと言いたくなる。こちらのニュースのほうが、自民党総裁選、ましてや民主党の小沢代表が無投票で三選のニュースより、よほど大きく報道されていたのは、それだけ日本が平和ということの証なのかもしれない。
夕方は、首相官邸で「厚生労働行政の在り方懇談会」の第二回会合。町村官房長官、舛添厚生労働大臣は、最初から最後まで出席していたが、福田総理大臣の姿はない。政権が変わることなど、まったく触れずに、淡々と審議は進んだが、最後に、「9月1日の件ですが・・・」と私が発言したこともあり、町村官房長官から「どなたが総理大臣になっても、この懇談会を無視するようなセンスの悪い方であるはずがない」との発言があった。それにしても、委員であるこちら側にも、疑心暗鬼はある。せっかく審議しても、反古にされることはないのだろうなと、念を押したくなる。
2008.9.7(日)
曇り空。朝の起床が遅かったし、日程もあり、国道1号線、大口商店街方面への6キロ走にとどめた。
空路坂出市へ。高松空港の着陸時に、空港周辺が雷と大雨で、瀬戸内海を旋回しながらの天候待ちで、10分ほど着くのが遅れた。坂出市民ホールで開催の日本商工会議所青年部 第25回四国ブロック大会での記念講演を頼まれていた。12時半から始まる式典も、参加者に紛れて、見させてもらった。「地方分権と地方の独自性」という、あまり一般受けしない演題を1時間半にわたって、どうやって興味を持って聴いてもらうか。手は尽くしたが、どうも、若い人たち、しかもほとんどが男性の聴衆に語るのは、苦手である。反応がいまいちである。
講演が終わるやいなや、高松空港へと急ぐ。この1年で、高松に2度、観音寺市、そして今回と、香川県には何度も来ているが、さぬきうどんを食べる機会が一度もない。飛行機は、羽田空港に着陸する際、空港周辺の雷、大雨のため、40分も遅れた。飛行機の窓から、稲妻が見えた。美しいと感じるほどだったが、飛行機に直撃したら、美しいでは済まないのだろう。
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