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ジョギング日記 10月第4週分         

2008.10.25(土)

 朝、時間の関係で、4キロしか走れなかった。11時過ぎの羽田発で紋別に飛ぶ日程だが、その前に、羽田空港で取材が入っていて、9時半には着いている必要があった。某週刊誌で、東国原知事と橋下知事の通信簿をつけろというもの。それぞれの仕事ぶりについての情報は、ごくごく一部しか私にはわからない。そういうものである。だから、評価などできないのだが、それを前提として、いくつか話させてもらった。

 羽田からオホーツク紋別空港へ。寒いぞ、寒いぞと言われていたが、全然寒くない。オホーツク海の色が真っ青というか、深い緑。風は強いが、とてもいい天気である。紋別文化会館でスペシャル・オリンピックス日本・北海道設立10周年の記念講演「地域福祉とボランティア」。聴衆の数は少なかったが、熱心に聴いてもらった。受けるべきところでは、ちゃんと受けてもらって、安心。18時からは記念式典、その後は祝賀会。さらにその後の二次会にも出た。札幌ではなく、ここ紋別からスペシャルオリンピックス北海道が始まったことがすごい。当時、道都大学で教えていた志村健一さんの呼びかけに、紋別と周辺の町の人たちが応えてくれた。その志村健一さんとも、ずっと一緒の紋別だった。


2008.10.24(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。「8時またぎ」では、赤平市の市立病院の医師確保問題、赤字解消策が紹介された。自治体としての赤字問題もあるが、個別には病院の存続をどうするかも大問題。全国共通の悩みのようなものも、浮かび上がってくる。

 取材をひとつこなしてから、福井県敦賀市へ。福祉総合センターあいあいプラザにて、地元の福邦銀行の会の講演である。「これからの地域のあり方」について、前座を15分ぐらいやってから、1時間半話した。終わって、すぐに敦賀駅へ。こういうあわただしい日程だと、町を眺めることもないし、あまり記憶に残らない。

 株が大幅安になり、円高が急激に進んだ。いくらなんでも、ここまではやり過ぎだろうという気もするが、市場の動きというのは、こういうもの。株価5000円というのも、現実性を帯びてくる。その時に、日本の経済はどうなるのだろうか。大きな試練を迎えている。


2008.10.23(木)

 朝4時起きで、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」に出演。5時からの「おはよう定食」の通信販売コーナーでも、スタジオに入ってしまった。ハチミツを試食させてもらって、楽しかった。そう、毎度のことだけど、ラジオは楽しい。特に、生島ヒロシさんとの掛け合いだから、自然体でどんどんいける。国会解散問題、自治体の補助金不正経理問題などにコメントしたが、これ以外の話題でも、いろいろ話をさせてもらった。次の出演が待ち遠しいのだが、次回は12月11日だって。

 TBSから自宅に戻って朝食摂って、今度は、「ジャパン・FM・ネットワーク」のハッピーモーニングという番組で電話越しに8分間コメント。火曜日と木曜日に担当している。今朝は、妊婦救急の大病院受け入れ拒否問題について。毎回、コメントをさせられることは、自分自身の勉強にもなって、それなりの意義はある。ラジオ大好き人間としては、悪くない機会である。放送は、東北5県、新潟、福井、三重、鳥取、島根など、限られているが、当方としては、あまり気にならない。

 「読売テレビ」のミヤネ屋出演。2億円宝くじが当たった女性が殺害された事件について、長い時間あった。警察執念で逮捕に至ったのだが、女性の宝くじ当選の事実は、どうやってマスコミに伝わったのだろうかという疑問が浮かぶ。その他、男性は疑われている、追われているのに、2年間も同じ新聞販売店に勤め続けていることも不思議。


2008.10.22(水)

 あまり走る気はなかったが、明日、明後日と、2連敗の日程なので、今日は走っておかなければといった程度で、6キロ。妙蓮寺駅方面から、水道道路を抜ける周回コース。ゆっくり走るつもりでも、暑くも寒くもない爽やかさなので、走りは軽い。

 慶応大学SFCの「政策法務論」の授業では、千葉県障害者差別撤廃条例を取り上げた。ゲストは、この問題で立ち上げられた検討会で副座長を務めた高梨憲司さん。視覚障害をお持ちなので、初めていらっしゃるキャンパスの教室にどうやってご案内しようかと考えていた。教室のある講義棟についたら、女子学生が「高梨さんが来ておられます」とのこと。湘南台駅で彼女は改札口を探している高梨さんを見て、声を掛けた。話しているうちに、今日、授業のゲストとして来られる方だとわかって、「それではご案内します」と一緒に来てしまったという次第。私が助かったというだけでなく、とてもいい話だった。

 高梨さんの話も、学生に感銘を与えたようである。授業後、二人で生協食堂で味噌ラーメンを食べながら、いろいろ話をした。高梨さんは、私のファンだったということを知り、お呼びして良かったと思った。お互いの思いがここで一致したようである。

 東京株式市場で、またまた、株価が631円の大幅下落。先行き不安が、いつまでもなくならない。


2008.10.21(火)

 6時半過ぎに、ゆっくりのつもりで走り出したが、まあまあのペースで6キロ。先月のように、10キロ走れないので、月間走行距離はぐっと少なくなるだろう。

 慶応大学SFCでの授業。3時限の「地方自治論」には、慶応大学出身の地方議会の会のメンバー9人がお揃いでゲストに駆けつけてくださった。4月に、この会で講演をさせてもらったが、その際に、ゲスト出演をお願いしていたのが実現したもの。お一人、5分だけのスピーチだったが、生の声に学生は大満足。地方議会議員への見方が変わって、大いに興味を持つに至ったというコメントが多数。一番遠い方は、根室市議会議員の壷田さん。この会の会長も務めている。忙しい中、遠くから、本当にありがたいことである。

  5時限の「マスコミ像の解剖」の研究会にも、ゲストをお招きしていた。読売テレビの脇浜紀子さん。テレビ界の今後などについて、刺激的な内容で、これも学生は大満足だった様子。


2008.10.20(月)

 長野市で、長野銀行ひまわり会主催の講演会。講演前に、ひまわり会の幹部の方々と昼食会。長野銀行と取引のある企業がメンバーである。それぞれ、お話をうかがったが、すべて、大変な状況とのこと。しばらくは、じっと我慢とおっしゃっていた。以前は、東京はいいな、という格差論が強かったが、今は、全国的にどこでも経営は大変である。じっと我慢の中にも、明るい展望もみつけていかなければならない。

 「12道府県で不正経理15億円」という、会計検査院が指摘した「余った補助金のプール」問題で、いろいろ取材がある。裏金問題の専門家になったようで、なんとも変な気持ちである。それにしても、今でも、こういったことが起きるのが、不思議であるし、残念である。12道府県以外も、独自に徹底調査を行うべきであろう。


2008.10.19(日)

  6:37に家を出て100歩走ったところで、帽子を忘れたことに気がついて、いったん戻った。走り出して、500メートル行ったところで、乳首にバンドエイドを貼り忘れたのを思い出した。1キロ走って、日差しの強さに、日焼け止めを塗ってくればよかったと悔やんだ。リップクリームを塗るのを忘れた。ボケとは思いたくない。寝ぼけのほうだろう。

 20キロは走ろうと思っていたので、乳首にバンドエイドは必需品であった。走後の風呂で、そのことを思い知った。湯に漬かると、ヒリヒリ痛むのである。いつもの鳥山川―鶴見川コース。往路は、向かい風。そのためだろう。前回より、1キロで10秒ほど遅いペースで、10キロで折り返したところでは、2分近く遅かった。復路は追い風のはずなのだが、あまり意識しない。そうか、走りでも人生でも、向かい風は気がつくが、追い風はそうではないということ。人生の真理の一端を理解したような気になって、走っていた。結局、復路は往路より2分速かった。


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