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ジョギング日記  4月第3週分         

2009.4.18(土)

 佐賀県伊万里市の伊万里グランドホテルで目覚めた朝。昨年の10月31日にもこのホテルに泊まったが、その時は、翌朝の出発が早かったので走ることはなかった。今回は、余裕があったので、8キロ走った。ホテルを出て、国道202号線から204号線に入って、有田川沿いに海に向かった。時間切れで海には到達できなかった。天気がよく、爽やか。緑の山を眺めながらの走りは気持ちのいいものだった。

 車で1時間半かけて、福岡へ。アクロス福岡での「九州文化塾」での講演。1500人ほどの聴衆。半分以上が年配の女性。こういう聴衆だと、とても話しやすい。いつも以上に気持ちが乗って話ができた。


2009.4.17(金)

 TBSテレビ「朝ズバ」出演。4時半に家を出て、高速道路に乗る頃には、外がうっすらと明るくなっている。日が長くなっているのを実感。番組では、イチロー選手の最高安打タイ記録達成の満塁ホームランの話題が多かった。WBCの決勝戦での決勝打など、ここぞという時に、最高の結果を出すイチローの凄さ。そう言えば、昨日の「ミヤネ屋」で、「生まれ変わったら誰になりたいか」のアンケート調査で、40代以上の男性の間でのナンバーワンがイチローだった。「8時またぎ」の最後の話題、「ほっとけない!」では、重症心身障害児のことが取り上げられた。自分の原点のような存在なので、そのことだけ強調するようなコメントになってしまった。スタッフにとっても、手ごたえのあるテーマだったのではないだろうか。望むらくは、視聴者にとっても、同じように受け止めてもらえばと思う。

 佐賀県伊万里市での講演と対談。対談は、ご当地、佐賀県知事の古川康さんと。この企画は、伊万里浪漫大学という市民活動によるものだが、この浪漫大学は今回が最終回である。6年間、ボランティアの活動でここまで積み重ねてきた。それだけでも、すごいこと。懇親会も、大いに盛り上がった。地方都市でのこういう盛り上がり。地域は、結構面白いかもしれない。


2009.4.16(木)

 昨夜遅かったのと、ちょっと疲れ気味だったので、今朝の走りはお休み。昨夜は、楽天がロッテ相手に完敗。こういう日は、新聞を読みたくない気分である。

 その新聞を読んだら、注目すべき刑事事件に関する裁判の判決の記事が多かった。痴漢事件で、最高裁で逆転無罪判決、奈良地裁では、殺人事件の加害者の精神鑑定をした医師に対する秘密漏洩罪適用による有罪判決。割り箸が脳にささった事故に対処した医師については、一審に続いて高裁での無罪判決がなされた。来月には、裁判員制度がいよいよ開始する。そんなことで、FMラジオのニュース解説では、このことを話した。それにしても、裁判員制度が期待通りに進むかどうか、私はかなりの心配派である。実際に実行してみて、見込みどおりにいかなかったら、中止も含めて、見直しをする決断も必要だろう。

 読売テレビ「ミヤネ屋」出演。冒頭のニュースが、森田健作千葉県知事が刑事告発されたのを受けた記者会見である。就任早々、こんなことで迎えられるとは、森田知事も本意ではないだろう。

 夜は、BS日本テレビで、直轄事業負担金の問題などを扱う番組に出演。ご一緒したのは、泉田新潟県知事、猪瀬直樹東京都副知事、原田一博民主党衆議院議員。私を含め、ここまでが負担金廃止派である。対するのが、脇、福井の自民党衆参議員。お二人とも、旧建設省ご出身である。司会の小西さんが、内容をしっかり理解した立派な仕切りぶりだったのが印象的であった。


2009.4.14(火)

 曇り空の下、鳥山川方面の6キロ走。2キロ行ったところで、左ひざが「違和感以上痛み未満」という具合になった。それ以上は悪化せず、6キロを走り終えた。なんとなく、半分義務感での走りだった。こういうときは、疲れが残る。

 火曜日の今学期最初の授業日。13時の3時限から18時終了の5時限までぶっ続けは、先学期までと同じ。学期始めなので、履修者選抜から始まるのだが、結果的には、希望者全員受け入れ。福祉と地方自治の二つの研究会は、30人、40人規模になってしまう。履修者には迷惑だろうが、私は人数が多いのはにぎやかでいいという感じなので、このままやってしまう。古い顔に混じって、新しい顔も登場。やはり、新学期はいい。心が躍ってくる。

 心が躍るといえば、楽天イーグルス。今夜も雨の中の千葉ロッテ球場で、田中マー君が1点完投。「神様、仏様、田中様」とは試合後の野村監督のコメントだが、監督、こういうせりふは、こんな段階で使うものではないのではないですか。この言葉に本当の意味を持つことになれば、今年の楽天に「優勝」の文字が見えてくる。


2009.4.13(月)

 今朝も仙台で走る。大橋を渡って、国際センター裏の桜並木の満開の下を走ろうと思った。これが地下鉄工事中で通行止め。仙台二高の前を通り、澱橋を渡り、尚絅女学院、宮城第一女子高校改め宮城第一高校を過ぎて、大崎八幡神社を回って戻ってくる6キロ余。昔住んでいたあたりの「なつかしコース」である。

 夜は、知事時代の政策調整官室のメンバーと会食。昔話は尽きなかったが、帰りの新幹線に急がなければならず、話が十分にできないままに、辞去することになったのが残念。


2009.4.12(日)

 仙台泊まりだった。日曜日の朝である。走って3分の源吾茶屋まで行って、6時半からのSMCに参加。実に久しぶりに、40人ほどの仲間と一緒に走った。時あたかも、桜が満開。広瀬川沿いには、柳が芽吹いている。桜のピンクと柳の緑。風は爽やか。岡本幸治さんのお声がかかって、牛越橋を渡ってから右折して、三居沢に花見の足を延ばした。仙台に居るころには、この時期のSMCでこうやって花見ランをやったなと思い出した。この日は、「SMCだより40周年記念号」も完成して配られた。先輩の皆様のご努力で、40年も続いているマラソンクラブである。私は平成6年に参加して、13年ほどご一緒させてもらったことになる。SMCの足跡を記念号を読みながらたどらせていただいた。

 思い立って、妻と、松島へ。藤田喬平ガラス工芸館をじっくり見て回った。なかなかいい。松島には何度も来ているのに、私はここは初めて。さらに、雄島に行って、芭蕉の句碑を見る。これも初めての経験。まだ日が高かったので、仙石線と東北本線を乗り継いで、白石川の一目千本桜を見にいった。大河原駅で降りて、船岡駅までの3.5キロのそれはそれは見事な千本の桜の下を歩いた。東京で成功した郷土の実業家、高山開次郎さんが、大正12年に当時のお金で4000円を使って、植木職人を連れて、桜の苗木1000本以上を植えた。それが今、こうやって、今日だけでも何万人の人たちを楽しませている。日本有数の桜の名所であるが、そのわりには、人出が多くないので、こうやってゆっくり見ることができる。


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