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ジョギング日記 12月第1週分          

2010.12.4(土)

 いやー、昨夜は結構つらかった。前夜に続いて、足がだるくて眠れない。12時ごろには、じたばたするのはやめて、パソコンでの作業をやった。眠ろうとせずに、眠くなったら寝るという開き直りである。結局、眠りについたのは3時過ぎだった。痛みで眠れないというのではなく、だるさで眠れないというのは、納得できないような気がするが、何とか対策を考えないといけない。

 睡眠不足はあるが、それ以外の身体状況は快調である。病院内の床屋さんに出張理髪に来てもらった。前頭部にはほとんど毛がなく、全体としてまばらにしか生えていないが、放っておくと、みっともない。今回やってもらって、すっきりした。このぐらいの髪の人は、私の年代にはたくさんいるだろう。

 今夜は、6時から、仙台で仙台市立木町通り小学校6年2組のクラス会が開催されていた。佐藤四郎君と打ち合わせて、私が6時半ごろに会場に電話を入れることにしていたが、すっかり失念してしまって、7時過ぎに四郎君のほうから電話があった。鈴木利子先生とまず話したが、先生は83歳で元気である。電話越しの私の声を小学校の時と同じ声だとおっしゃっていた。その後、佐々木泰子さん、萱場敬子さん、遠藤美さん、堀江喜代彦君と話した。19人も集まっていたというので、全員と話すのは、ちょっと無理だった。出席したかったなあ。まあ、これからもこういう機会はあるのだから、次回は、元気でみんなに会いたいと思う。鈴木利子先生にも元気でいてもらいたい。


2010.12.3(金)

 昨夜は、トイレ通いよりも、足のだるさが大変で、ゆったりとした睡眠は2時過ぎにしか訪れなかった。毎日の病棟内散歩が負荷となっているからだろうか。今日は、散歩は休んでみる。  ということを田巻芙美子看護師に言ったら、足湯を用意してくれた。くるぶしぐらいまでしか入らない桶であるが、お湯が振動し、発泡もある。15分間だったが、果たして効果はあっただろうか。

 今日の検査、気になっていたCRPは1.52で、さらに値が下がった。このまま下降し続けてくれるといいのだが。今日から、麻薬のフェンタニルを点滴台から完全に撤去した。万一の場合、つまり痛みが襲ってきたときに、押せば一定量のフェンタニルが出るというしかけは続けていたが、使ったことがないし、痛みの兆候もないので、フェンタニルよさようならというのに、何の不安もない。フェンタニルが流れる可能性がある限り、生理食塩水の点滴もやめられないのであるが、フェンタニルが終わったことで、生理食塩水の点滴は、今日から、昼間の5時間だけになった。夜に点滴台を引きずってトイレに行かなくていいだけ、楽である。

 18階の部屋には無料で見られるテレビがあったが、ここ11階の部屋のテレビ視聴には、カードが必要である。そして、私は無一文。妻が帰ってからそのことに気がついた。今日は一日、テレビなし。別に困らないが、5日(日)の福岡マラソンは見たいな。

 臨時国会が今日で終了。補正予算は通ったものの、政府提出の法案はほとんど通らなかった。議論らしい議論もなく、審議となれば、野党側からの政府攻撃の聞くに堪えない発言が目立った。小沢一郎氏の国会喚問については、もう少し押してもいいぐらいだったが、仙谷官房長官、馬渕国土交通大臣に対する問責決議は、言いがかりとしか思えない。二人の大臣に不祥事、不行跡があったわけではない。言葉尻をとらえるようなことで問責するというのは、問責の乱用である。それにしても、国会がこういったことだと、国政が停滞することを危ぶむ。来年の通常国会では、もう少し理性的で建設的な議論に立った国会運営を望む。


2010.12.2(木)

 毎度のおしっこ情報だが、昨夜は6回のトイレ通い。0時を過ぎてからは、2時間おきになるので、この時間帯に睡眠をとっている。排尿にあたっては、痛みなどないが、まったく正常の時と比べると、少しだけ違和感はある。

 田野崎医師からは、3日(金)の退院でいいですよと言われていたが、当方からの希望もあり、田野崎医師も慎重を期すということで、退院は来週に延期ということになった。今日は、病室移動である。2週間ちょっと入室していた18階の1号室から、午後に、11階の11号室に移った。ここは、5月―6月の入院の時に入った病棟である。幹細胞移植科の患者が6名ほど入っていることもあり、看護師の白血病患者への対処の専門性は高い。部屋は無菌状態に保たれているのも心強い。18階の病室からは、レインボウ・ブリッジが正面に見える最高の眺望が楽しめたが、移ってきた病室からは、スカイタワーが望めるものの、ビル、ビル、ビルの連続で、緑が目に入らない。それほど長居をするつもりはないので、こんなことはどうでもいいのだが。

 今日の検査では、気になっていたCRPの値が、昨日よりさらに下がって、2.26だった。朝倉医師、田野崎医師ともども、ほっと安心。このまま低下基調で推移してくれることを祈るのみである。


2010.12.1(水)

 昨夜のトイレ行きは6回だった。6時27分に起床後一番の排尿をした後は、10時30分で、間隔は4時間、その次は14時45分、16時40分と4時間おきだった。その時点で利尿剤を注入したら、昨日の今頃と同じように、15分おきが続いた。なんだか、おしっこのことばかり書いている。

 昼に朝倉医師が来て、今日の検査結果でCRPが2.76に下がっていることが伝えられた。まずは、良かった。絶対水準としては、決して低い値ではないが、このまま上がっていくことも心配された中では、朗報である。「退院は近いかもね」と言い残していった。夕方に来られた田野崎医師からは、痛み止めの麻薬を今日からは完全に止めている中で、痛みがまったく出ていないことを確認して、「それでは明後日の金曜日に退院ということにしましょうか」と言われた。しばらく考えさせていただき、妻とも相談して、もう少し入院して、膀胱炎にしても、CRPの上昇要因となっている炎症にしても、安定したことを確認してから退院にしていただくようにお願いした。結局、そういうことになり、明後日の退院は延期することになった。田野崎医師によれば、そんなに長く入院ということにはならず、来週中に退院ということになろうとのこと。  

 


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