2011.6.30(水) 雷の木曜日
暑さとかゆさと頻尿に邪魔されて、ゆっくり眠っていられない。今日に限らない。このところ数日、そんな感じである。「かゆさ」と書いたが、左右両方の上腕部と胸に赤いポッチンがいくつもできていて、なかなか消えない。これがかゆいのであるが、かくとますます赤くなって、かゆみが増してくる。じっとがまんするのがむずかしい。かゆみと痛みと、つらいのは、もちろん痛みのほうだが、がまんするのがむずかしいのは、かゆみかもしれない。夜は、手袋をして寝ているのだが、寝惚けて、手袋で患部をかいていることがある。意志の力では、どうにもならないのだから困る。
OHA軟膏というのを毎晩患部に塗っているのだが、あまり効いているようには見えない。そのOHA軟膏の補充を、前回診察の時に申告するのを失念してしまい、手元になくなった。それを処方してもらうために、本来は診察日ではないのだが、暑い中、築地のがんセンターに出向いた。田野崎医師に改めて患部を見てもらうと、免疫反応だろうという見立てである。OHA軟膏はステロイドを含んでいるので、免疫反応には効果ありのはずである。まずは、これをきっちり患部に塗る。それと、以前から処方してもらっていたセレスタミンを一日3錠服用して、様子を見ることにした。これで「かいかい村の村長さん」のお役御免になるといいのだが。
昼間は暑い暑いだったが、夕方になって、一天にわかにかき曇り、雨がザーッと降り出し、雷がゴロゴロと鳴った。暑い暑い日には、こういう雨は歓迎である。さすがの暑さで、我が家でも冷房を入れたが、他の家でも同じだろう。それでも、「電気予報」では今日の夕方の推定電力使用率は83%となっていた。今日のようなかなりの暑さでも、この程度の電力使用量なら、この夏は計画停電などしなくとも乗り切れるのではないだろうか。30分ほど派手に降り、大きな音で雷を鳴らしたら、一転にわかに晴れ上がった。気温も下がったし、今がチャンスと、12分+12分の散歩に出かけた。帰り道では、コンビニに寄って、各種アイスを購入。夏だなあ。梅雨はどこに行ったのだろう。
2011.6.29(火) いそが水曜日
昨日の授業で提出された出席カードと宿題を精査して、次回の授業のレジュメを作成する作業で、午前中がつぶれた。午後からは、昨日に続いてSFCに出向いて、学生主催の「インゼミ」に参加した。インゼミは、SFCの複数のゼミ(研究会)が代表者3人ずつ出して、議論をするというものである。今回は、3つの研究会が議論に参加した。私の役は、審査員である。つまり、議論の内容を審査して、3つの研究会の中で最優秀はどれかを選ぶということになる。詳細は語るまい。結果は、議論としてまったく成り立たなかった。審査どころではないというのがホンネだが、なにしろ、今年初めての試みなので、無理もない。むしろ、こういうことをやろうとした心意気と、開催にまでこぎつけた実行力に拍手を送りたい。
ということで、暑い暑い一日だったが、忙しく立ち働いた。こういう生活がいい。貧乏性のせいであることはわかっている。休む間もなく、何かしらやっているというのに幸せを感じるタイプである。その意味ではいい一日だった。
福島原発事故で、原子力安全・保安院のスポークスマン役を一手に引き受け、忙しく立ち働いていた西山英彦審議官が、週刊誌で報道された「女性問題」のせいで、その忙しい仕事をお役御免とされた。なんとも、コメントのしようがないが、ほんとにしょうがないといったところ。
2011.6.28(火)
暑い、熱い火曜日
久しぶりに真夏の太陽を浴びた。慶応大学SFCのキャンパスを歩いていて、直射日光の強さに驚いた。梅雨の晴れ間にしては、派手にやってくれるじゃないかと言いたくなるほどの日の光である。そんな中、今日の「政策協働論」の授業には、ゲストとして、朝日新聞編集委員の原真人さんにおいでいただいた。学生には、宿題として、「新聞は政策理解に役立つか」という宿題を出しておいたので、いやが上にも興味を引く講義となった。出席カードに記入してある記述を読んで、原さんは、学生の熱心さに改めて感じ入っていた。なにしろ、授業を休まない、授業中に寝ないというのに驚いていたが、確かに、言われて見れば、この授業の出席者は、受講態度も熱心である。今日は、もっぱら、私は受講中の学生観察に努めていたので、それが確認できた。原さんの話も、学生にとっては、初めて聴くことばかりだったので、熱く燃えたともいえる。これで、朝日新聞の購読者が、少しでも増えてくれたらいいのだけれど。出講のお礼とて、何もできないので、そんなことを思う。
午後の研究会にも、ゲスト到来。浦安市の「パーソナルアシスタンスとも」の西田良枝理事長が、重症心身障害のある娘さんの江里さんと一緒に、お話をしてくださった。障害者も高齢者も区別せずに、在宅でケアを必要としている人たちに、24時間、365日のサービスを提供しているのが「とも」である。なぜ、そういう活動をするようになったか、その経緯を、ご自分の心の動きを語ることによって説明してくれた。障害者の自己選択が可能な社会をつくりたいという意欲が根幹にある。そんなことを知った学生たちも、熱く燃えたようである。今日の話で、あなたたちの人生への態度も、大きく変わるよと、毎回のことではあるが、今回も、言ってあげたい。
帰宅してからのニュースで見たが、民主党の両院議員総会は、結構、熱い議論があったようだ。菅首相への批判、非難の発言も相当あったが、菅さんは、めげない、折れない。他のことはともかく、そのことだけは、感心してしまうが、よく考えたら、感心している場合ではない。民主党内の問題ではなく、国政の停滞という、国民にとってはこの時期耐えられない茶番を見せられているのだから。
2011.6.27(月)
なんだか寂しい月曜日
天気予報では、最高気温が昨日より5℃も高い28℃になるということだったが、一日中曇り空で、涼しいくらいの陽気だった。暑ければ暑いで、不快なのだが、これだけ涼しいと、なんだか寂しい。散歩は12分+12分で、暑くないだけ楽ではある。散歩に出かけるぐらいで、来客もないし、用事もないし、やるべき宿題もない。暇をもてあますほど。楽ではあるが、なんとなく寂しい。これも、貧乏性の一種だろう。
菅首相は、自民党の浜田和幸参議院議員に新設の復興省政務官への就任を打診し、浜田氏はこれを受け入れ、自民党を離党する意向を固めたという。野党議員を一本釣りする手法は、ルール違反とは言わないまでも、マナー違反ではある。作法にかなっていないということで、寒々としたものを感じる。自民党は猛反発をするだろうし、国会運営についての民主党との話し合いにも応じないだろう。こうやって自民党の参議院議員を一本釣りして政府に取り込み、議員の離党を促せば、参議院での三分の二確保が可能になる。まさか、そんなことをもくろんでの作戦ではないだろうが、結果としては、自民党を硬化させるだけである。立ち往生まで、あと数歩。寂しいなあ。
2011.6.26(日)
すっきりしない日曜日 楽天対西武の試合を、スカパーで観戦。楽天が4対2で勝っていたのが、失策がらみで逆転された。小山伸一郎投手が救援に出たところで、「小山じゃだめだ」とテレビに向けて声をかけたが、そのとおり、だめだった。失策が小山の足を引っ張ったところもあり、すっきりしない負け方である。
夕方、曇り空の下、12分+12分の散歩に出た。湿度が高く、風もなく、ムシムシする。すっきりしない天気である。このところの天気では、傘を持って散歩に出るのだが、散歩の終盤では雨がわずかだが降ってきた。さしたる雨ではないので、持っていた傘をさしたりしなかったが、すっきりしない散歩の幕切れ。
菅首相が辞めるそぶりを見せない。すっきりしない政局である。菅さんは、早々に首相を辞めるべきである。菅さんが悪いから、能力がないから辞めろというのではない。辞めると言い出した人の下では、誰も仕事に本気で取り組まない。外交関係でも、周りの信頼がない首相はまともに相手にされない。どっちみち、菅さんは、二進も三進もいかない状況に追い込まれて立ち往生することになる。そうなってから辞めるのでは、それこそ、菅首相のプライドはずたずたになる。そういう形を避けるために、せめてかっこよく辞められるうちに辞めたらいい。側近からも見放され、支援していた人たちからも愛想がつかされ、国民からもブーイングを受け、ボロボロになって辞めるのは、私としても見たくない。こんな状況、ほんとにすっきりしないなあ。
福島第一原発での汚染水浄化装置が、明日には本格稼動すると、何度もアナウンスされながら、そのたびに延期になるのもすっきりしない。海江田万里経済産業大臣が、原発の安全宣言を出しても、関係知事は納得しない。福島原発がこういう状況であり、事故の原因究明もなされていない段階で、「安全だから、原発を再稼動して欲しい」と言われても、すっきりとしないのはあたりまえである。なぜ、こんな段階で、安全宣言をするのか。きっちりと、議論を固めてからやるべきなのに、不自然に急いでいるところが見透かされている。困ったものである。
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