2011.8.13(土) 愛する楽天だからこその苦言
昨夜の楽天ゴールデンイーグルスの試合。相手はロッテ。好投手の唐川を打ち崩し、その後出てきた中継ぎ陣にも襲いかかり、なんと9対1で快勝。7連敗後の貴重な勝利である。数日前、その楽天球団から、記念品が送られてきた。私が宮城県知事時代に、楽天イーグルスが仙台を本拠地にすることになり、その際に、いささかのお手伝いをさせてもらった縁で、特別会員のような待遇をいただいている。ありがたいことである。星野監督直筆サイン色紙(額縁入り)、星野監督プロモデル仕様ユニフォーム、2011年楽天イーグルス・オフィシャル・ガイドブックという豪華記念品に感激した。その御礼ということでもないが、楽天の試合をほぼすべてテレビ観戦しているファンとして、いくつか小言を言わしてもらいたい。
もっとくやしがれ。凡打したり、三振した打者が、くやしい素振りを見せずに、ベンチに下がるのは、見たくない。楽天と対戦していたチームの外国人選手が三振に倒れた時に、その選手はバットを地面に叩きつけ、ベンチに戻っても頭を抱えて悔しがっていた。その選手は次の打席では、見事に本塁打を打った。そういった悔しがり方が楽天のバッターに見られないのが、歯がゆくて仕方がない。
打席に入って、ガムを噛んでいる選手が多い。偏見かもしれないが、そういう選手から、本当の真剣さは伝わってこない。星野監督に注意してもらおうと思ったら、監督自身もガムを噛んでいた。
その星野監督の試合中のベンチでの仏頂面が気になる。選手が凡プレイした時の怒りの表情はいいが、いいプレイをした時には、ニコニコしてもいいのではないか。せめて、ベンチから出て、ほめてやるぐらいのパフォーマンスはあってもいい。選手は、さらに張り切るはずである。
2011.8.12(金)
連日の猛暑 立秋後の猛暑は、今日も続く。毎日、何人か熱中症で亡くなっている。私は家族から「あなたは、暑さを感じるのが人より鈍いから、危ない」と言われている。そんなことはない、暑いのはちゃんと感じるし、汗も人並みにかく。水分摂取は人の2倍ぐらいだし、熱中症とは遠い距離にある。そもそも、暑い中に外に出ることはないのだから、熱中症になるはずもない。それでも、こんな暑さで外に出る機会が多ければ、熱中症になる可能性はあるだろう。そう思わせるほどの、暑さ続きである。書くまでもないが、今日も、散歩は自粛した。
午後から、日刊ゲンダイの取材。「大きな病気とどう戦ったか」ということについて、何人かの「著名人」に取材している。その中の一人として指名があった。闘病について取材に応じるのは、これで十回目ぐらいだろうか。同じテーマなのだが、その都度、言い方を少しずつ変えている。毎回、新鮮な気持ちで取材を受けるための生活の知恵である。今日来た記者は、聞き方が上手だったので、話しやすかった。一体、どんな記事になるのだろう。
2011.8.11(木) SA務めた学生に感謝
今日も朝から暑い。とても散歩に出る日和ではない。毎日同じことを書いている。この暑さでも、電力需給がなんとかなっているのだから、今後、原発なしでもやっていけるのではないかと思ってしまう。
夜は、慶応大学SFCの授業でSA(Student Assistant)を務めてくれた学生と会食。総合政策学部4年の神野翔君、環境情報学部4年の田中謙伍君と環境情報学部3年の竹下幸江さん、それに我々夫妻の5人での食事会である。私の職業生活を振り返って、先輩としての心構えを一席ぶったが、これから職業生活に入っていく学生諸君の参考になったかどうか。彼らSAに支えられて、2年ぶりの授業を無事に、有意義に終えることができた。その感謝の機会というつもりだったが、説教じみた話で、とまどわせたかもしれないと、ちょっぴり反省。こんな形で食事会をするのは、2年半ぶり。中華料理を満喫したり、ビールを久しぶりにおいしく飲んだり、私とすれば、とても楽しい機会ではあった。
2011.8.10(水) 菅首相の辞任を前にして
夜中、トイレに何度も起きる。半分寝惚けているので、何回行ったか、思い出せないので、一計を講じた。トイレを終えて、洗面所で洗った手は、ペーパータオルで拭く。その紙を捨てずに、洗面所の横に置いておく。翌朝、その数を数えればいい。昨夜から今朝にかけては、5枚分残っていた。これでは熟睡が確保できない。少し、意識が残っていれば、3時から、NHK・FMの「ラジオ深夜便」で「にっぽんの歌、こころの歌」をとぎれとぎれに聴き、5時に再び目覚めて、TBSラジオの「おはよう定食」、5時半からの「おはよう一直線」を聴く。これが、最近の定番である。「おはよう一直線」の天気予報で、最低気温が28℃というのを知って、散歩中止を早々と決めたのは、昨日と同じ。
特例公債法案が成立する見込みとなって、いよいよ、菅首相の辞任が秒読みとなった(らしい) この経過も、なんだかとても変だ。特例公債法案を早く通したいというのは、政権党としての責任からいって当然だが、それだけではなく、この法案を通せば、「菅首相辞任の3条件」の2つ目をクリアするので、何が何でも早く成立させたいという思惑が前面に出ているのが、とてもおかしい。「菅首相の早期辞任」ということで、与党と野党が一致し、そのために法案を早く通すなんて、理屈も何もあったもんじゃない。これをおかしいと思わずに、民主党が真顔で野党と話し合っているのが、不思議でならない。
特例公債法案の通すために、民主党は、前回衆議院議員選挙でマニフェストの重要な柱として掲げた子ども手当てを撤回し、高速道路無料化、高校授業料無料化、農家戸別保障について見直しをする。こんな妥協ができてしまうというのは、そもそも、マニフェストを作る際に、党内で熟議されていないからである。マニフェストとして掲げるからには、施策実現のための財源をどうするかについても、真面目な議論がなされていなければならない。「財源なんて、埋もれているのを引き出せば、何十兆でも、簡単に出てくる」などという乱暴な「議論」で済ませてきたことに、混乱の原因がある。そもそも、マニフェストを絶対守るという姿勢は、最初から見えていなかった。これに限らず、重要事項について、熟議をしないのが民主党の最大の弱点である。そして、熟議も何もする間もなく、菅首相辞任後の後継選びをすることになる。「菅後」の展望は決して明るくはない。
2011.8.9(火) 猛暑再来襲
今日は火曜日だけど、大学の授業はない。期末試験、レポートの採点評価も終えてしまったし、やるべきことはやってしまった。秋学期も障害福祉の研究会は開講するので、授業へのゲストスピーカーへの出講依頼を昨日から始めた。それも、今日でほぼメドがついた。秋学期には「地方自治」の授業を担当するので、その準備をぼちぼち始めよう。時間がたっぷりあるので、切迫感に欠けるところはあるが、じっくり取り組むには、いい機会である。
立秋を過ぎたのを待っていたかのように、猛暑がぶり返した。朝、TBSラジオの「おはよう一直線」の天気予報を聴いていたら、6時で既に気温は27℃とのこと。陽も強そうなので、散歩は早々に中止を決めた。昼に、ちょっとだけ外に出てみたら、とんでもなく暑い。最高気温35℃。こんな時に散歩していたら、命に関わりそうである。
猛暑なんて、どうってことない。どうってことあるのは、世界経済である。アメリカの国債の格付けが、AAAからAA+と一段階下げられた。そのせいだけではないのだろうが、世界の株式市場は全面安。今日の日経平均株価の終値は8、944円と3日連続の大幅続落。世界大不況の影がちらつく。政局は混乱、経済は停滞、財政危機、震災復興は遅延、原発事故収束にメド見えず、一体、この国はこれからどうなるのだろう。菅降ろしで、どたばたしている場合か。
2011.8.8(月) 八日目の蝉
今朝も、岸根公園への散歩。園内は蝉の声があちこちから聞こえる。岩にしみいる雰囲気ではないので、ミンミンとうるさいほどである。例年より遅く始まった婚活で、いつも以上に張り切って配偶者探しをしているのだろう。7年間地中にいて、世の中に出て1週間で寿命を終える。せめて、短い青春を謳歌しておくれ。八日目には、抜け殻となって一生を終える蝉。人生のはかなさを思うには、やや、にぎやか過ぎる鳴きようではある。そんな中を20分+19分50秒の散歩を終える。朝から暑い。
横浜労災病院で、心臓ペースメーカーの交換のために入院していた義母が退院して、自宅に帰ってきた。交換は無事に完了し、感染症も免れた。楽天の試合がある時は、テレビ桟敷の野次将軍である義母は、我が家のムードメーカーでもある。新しいペースメーカーの装着で、ますます元気。家全体が元気になる。
2011.8.7(日) 妹背牛のトマトジュース
岸根公園までの朝の散歩が、お決まりコースになりつつある。今日は、足を延ばして、大きな芝生のあるところまで行った。一周300メートルほどの散歩コースが芝生を囲んでいる。ざっと見ただけだが、そこを散歩する人が20人、ジョギングの人が20人といったところだろうか。結構な賑わいである。私は「毎日が日曜日」の身だが、今日はほんものの日曜日。それもあって、いつもより人が多く出ているのだろう。こういうコースもあって、岸根公園は、とてもいい公園だと改めて思う。野球場では、審判もつけて、本格的な試合が行われていた。そんなのを横目で見ながら、20分+20分の散歩を終えた。
北海道妹背牛(もせうし)町にある「SUN工房あぜみち」から取り寄せたトマトジュースが昨日届いた。このトマトジュースは、いわくつきである。札幌の小山内美智子さんが、悪性リンパ腫で入院中に、吐き気と味覚障害で、食べ物、飲み物を受けつけられない時に、このトマトジュースだけは飲めたので、同じように吐き気と味覚障害で悩んでいた入院中の私に送ってくれたのである。7月20日にNHK総合テレビで放映された「あなたが心の道しるべ〜小山内美智子と浅野史郎」の中で、私が缶切りを看護師さんに頼めなかったから、トマトジュースがすぐに飲めず、「健常者は、だからだめなんだ」と小山内さんが私を批判する場面がある。番組の視聴者からは、ここが印象に残ったという反響が多かった。「いわくつき」というのは、こういう意味である。
今回送られてきたのは、プルトップ付きの缶入りであり、以前のものとは容器が違っている。濃厚なトマトの味が、際立っている。冷やして飲んでもいいが、常温で飲むほうが、味わいがあるような気がする。
1缶190cc130円。「SUN工房」:TEL0164−32−4201 以前のジョギング日記はこちらから
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