浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 1月第1週分          
2013.1.5(土)

ATLの仲間  

 今年の年賀状には、昨年と同じく、「一に健康、二に健康、三、四がなくて五に健康」と書いた。昨年末には、ただの風邪がただの風邪で済まず、10日間の入院という事態にまで進んでしまった。痛恨事である。今まで以上に、感染症には気をつけなければならない。2年後に設定されているゴール(がんセンターの田野崎隆二先生の言)まで無事たどり着くためにも、心がけたい。

 東大医科研附属病院に入院中の主治医である内丸薫先生から、「慢性GVHDについてはまだ100%安心できる訳ではありませんし、再発の可能性は極めて低くなったと思いますがゼロではありません。くれぐれも無理をなさらないようお願い致します」というメールが今日届いた。この言葉を「お年玉」と思って、大事にしなければならない。

 久しく休んでいた「ATLネット」メンバーへの情報提供、思い立って、今日は2件の情報を送った。ひとつは、読売新聞夕刊の「一病息災」記事について。(「夢らいん」のトップページ参照)もう1件は、厚生労働省の「造血幹細胞移植委員会」の委員に就任したこと。メンバーの中には、骨髄移植を経験した人も多いので、委員会で私が意見を述べる参考になるような意見を寄せて欲しいというお願いも含めての情報提供である。「ATLネット」への参加希望が、この1ヶ月に2件あったので、その処理もした。これで、「ATLネット」のメンバーは28人となった。

 別件があったので、そのメンバーの一人、南克己さんと電話で話した。別件のことはともかくとして、今年もお互いに健康第一で慎重に行こうねと言い合った。一人では守れない「決意表明」も、二人がかりなら守れそうな気がする。これが、ATL仲間のありがたいところである。


2013.1.4(金)

一体どうなっているのか  

 寒い一日。後回しにしてきた事務処理で一日が過ぎる。読み残した雑誌は、次号が来る前に読んでおかないと気持ちが悪い。溜まっているメールの返信も、「是非モノ」に限っても、結構な数である。書斎の整理も、しばらく放っておいたので、書類でいっぱいになる。それらを、大体処理して、なんとかスッキリした。

 今日の朝日新聞の一面トップ記事には驚いた。東京電力福島第一原発周辺で国が進めている除染で、取り除いた土や枝葉などを現場周辺に捨てる「手抜き除染」が横行しているという取材記事である。一体全体どうなっているのか。これでは、地元が怒るのはもっともだ。こんなことに国費が使われている。地元でない我々でも黙っていられない。

 韓国の金浦空港で、今朝、安倍晋三首相特使の額賀福志郎元財務相の韓国訪問に抗議して、男性が刃物で自分の腹部を刺したとの報道があった。いくら熱し易い国民性だといっても、その意図が理解できない。一体どうなっているのか。

 同じ韓国での事案。東京の靖国神社に放火した中国籍の劉強容疑者(38)について、ソウル高裁は3日、劉容疑者を「政治犯」と認定し日本に引き渡さないとする判断を下した。劉容疑者は、近く中国に帰国するとのこと。日韓犯罪人引渡し条約があるのだから、日本政府としては、容疑者の引渡しを求めるのは当然である。ソウル高裁は、劉容疑者を「政治犯」認定し、日本への引渡しを拒否したとのことだが、靖国神社への放火は政治性があるということなのだろうか。容疑者を日本に引き渡さず、中国に帰す。韓国と中国が一緒になっての日本政府への外交圧力である。一体どうなっているのか。正月早々、「一体どうなっているのか」理解不能の事案が満載である。


2013.1.3(木)

穏やかな正月  

 箱根駅伝復路をテレビ観戦。「それでも、やっぱり東洋大学」という私の予想を覆して、日本体育大学が、見事に優勝。昨年は襷もつながらずの19位から、予選会トップ通過を経て、今年の優勝。一年間でこれだけのことができる。すごいことである。感動した!

 今まで(病気になるまで)は、駅伝中継を見ているうちに、ムラムラと(変な表現)、「俺も走りたい」という気持ちが湧いてきて、翌朝のランニングは、いつもより長めにやったものである。今は、そういう気持ちにならない。散歩がやっとで、ジョギングさえできない身体の状況だから、当然といえば当然である。ちょっと寂しい。

 正月三が日が終わる。駅伝観戦だけでなく、原稿を二本書いたり、お礼状を二通出したり、仕事まがいのことを、ちょっぴりやってみた。快食、快眠、快便の健康状態で穏やかに過ごすことができたのが、何よりである。明日は御用始めということではないが、やることはたくさんある。正月気分は、今日までにして、そこそこがんばろう。


2013.1.2(水)

箱根駅伝往路優勝は日体大  

 正月2日、3日は、「箱根駅伝」のテレビ中継に釘付け。日本中で、同好の士は大勢いる。往路、期待された選手の多くが失速。強風のせいだというが、そういった悪コンディションのせいにはできない。着実に走っている選手もいるのだから。どんなに前評判は高くても、選手に自信があろうとも、本番になれば、快走できるとは限らない。そこが駅伝の厳しさであり、面白さである。優勝候補の東洋大学は4区まで1位だったが、日体大、早稲田大学に抜かれて3位に沈んだ。東洋大学には申し訳ないが、これで復路がますます面白くなる。

 それにしても、同じく優勝候補の駒澤大学が、往路9位というのは、大誤算である。まさかシード落ちはないだろうが、優勝には手が(足が)届かない順位である。一位の日体大とは7分差。復路でどこまで巻き返すか、それはそれで興味深い。

 5区の山登りで、中央大学と城西大学の選手が途中棄権。低体温症によるものらしいが、寒さに備えての服装の工夫などできなかったのだろうか。それにしても、棄権した選手はどんなにか悔しかったことだろう。

 同じく5区で、日体大の服部翔大選手が区間賞の走りでトップを奪ったのは立派。その区間賞の記録が1時間20分35秒ということに驚く。昨年の柏原竜二選手のタイムが1時間16分39秒というのが、とてつもない記録だったことがわかる。

 復路はどうなるか。昨年19位の日体大が優勝すれば面白いのだが、やはり優勝は東洋大学だろう。去年は東洋大学のぶっちぎりの優勝だったが、今年はどこが優勝しようが、見てるほうとすれば、ハラハラドキドキの競り合いを期待したい。  日記ではなく、駅伝評論になってしまった。ごめんなさい。


2013.1.1(火)

本年第一号  

 0時00分。NHKテレビの「行く年来る年」を見て、新年の到来を確認し、神棚に向かって二礼二泊。仏壇にも手を合わせる。「今年も、健康で過ごせますように」の願いと誓いを込めて。今年も、一に健康、二に健康、三、四がなくて五に健康である。  家族一緒にお屠蘇をいただいて、「明けましておめでとうございます」。おせち料理、お雑煮、そして年賀状。正月を家族揃って、元気に迎えられることだけで、めでたい、めでたい。

 元日恒例の「実業団ニューイヤー駅伝」5時間余をテレビ観戦。明日は「箱根駅伝」。正月は、駅伝とともにある。今年第一号の日本一は、コニカミノルタ。他チームのオリンピックランナーが軒並み不調であるのが、印象的であった。まずは、コニカミノルタの堂々の優勝、おめでとう。

 駅伝を見終わり、思い立って「ガバナンス」の原稿書き。日程を考えると、今日中に終えないと間に合わない。まだまだ残っている仕事がある。「今年第一号の原稿です」と付言して、原稿を送付した。


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