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ジョギング日記 5月第1週分          
2013.5.4(土)

みどりの日  

 後半連休の2日目。今日は「みどりの日」というらしい。4月29日から移動してきてそうなった。3日の憲法記念日は日本国憲法施行の日、5日の子どもの日は端午の節句という必然性があるが、「みどりの日」にはそういう根拠はない。「5月4日は何の祝日か」に答えられる日本人は半分もいないかもしれない。祝日と祝日の間の日は祝日とするという「決まり」ができたから、無理矢理祝日にされただけのこと。

 5月1日はメーデーで祝日になる可能性がある。そうなると、5月2日も祝日になるが、なんと命名すればいいのだろう。「薫風の日」とでもしたらどうだろう。連休ぼけで、そんなことを家の中で考えている。

 連休ぼけの中、連休開けの8日の授業のレジュメを完成した。結構時間がかかった。目を使いすぎたからか、左目の充血が回復しない。

 連休中につき、日記の記述も短めで。


2013.5.3(金)

連休なのに  

 今年はゴールデンウイークが前半、後半と分断されている。今日から後半連休の開始であるが、「ほぼ毎日が日曜日」の身(私のこと)には、あまり関心がない。そういえば、今日は家の外に出ていない。

 家の中では、昨日新幹線の車中で見た「インポッシブル」についてのコメントを書いた。80字という短いコメントは、とてもむずかしい。なんとか書いてみたが、こんなコメントでいいのだろうかと思い迷いながら、ご担当に送った。送り返されるかな。  

 来週の授業のレジュメづくりに取りかかったが、提出された宿題216名分に全部目を通し、30人からの質問の回答をするのは、結構骨が折れる。回答するにあたって、いろいろ調べものもしないといけない。時間切れで、明日に持ち越す。

 なんだか、連休らしくない過ごし方である。遊びに出かけても、どこでも人で一杯だろうし、車は大渋滞だろうし、家にいるのがいいのだ、それでいいのだ。負け惜しみに聞こえるだろうか。

 そうだ、今日は憲法記念日でもある。憲法改正をめぐる新聞記事でも、朝日新聞と産経新聞では論調がまるで違う。改憲派、護憲派がそれぞれ集会や勉強会を催している。両者が一緒になって議論すればいいのだが、そうなると言い合いだけになってしまう。こういう問題を冷静に議論する下地ができていないようだ。これからはそれでは困る。国民の間で、憲法をじっくり考える状況が出てくることを期待する。


2013.5.2(木)

寒い5月の「ミヤネ屋」出演  

 5月とは思えないような寒い一日。読売テレビの「ミヤネ屋」で大阪入りだが、レインコートを着用してでかけた。身体を寒暖の差に合わせるのがむずかしい。これで風邪を引いている人が多い。そんな風邪を拾わないように細心の注意が必要である。 「ミヤネ屋」は憲法改正問題がメインである。ゲストの百地章日本大学法学部教授(改憲論)と伊藤真弁護士(護憲論)が解説したり、二人で議論したり。その合間に、私が少しコメントする。早速、ツイッター上に私の発言への批判らしきものが飛び交う。寒いなあ。まあ、そう思わず、むしろ、番組を関心を持って視聴している人がいることを多とすべきだろう。

 復路の新幹線では、コメントを求められている「インポッシブル」(6月14日公開予定)のDVDを見る。このところ、目の使い過ぎからだろうか。左目が充血している。しばらく目を休めようかな。  


2013.5.1(水)

5月になった。  

 風薫る五月、一年中で一番美しい季節の到来である。あいにく、天気は、今にも雨が降りそうな気配で、風薫るとまではいかなかった。そんな中、神奈川大学で「地方自治論」第4回の授業。マイクの調子が悪くて、使用できない。マイク無しで、声を張り上げての講義を強いられた。リアクション・ペーパーでは、「マイク使って欲しい」というコメントが3人。「地方自治体の仕事」ということで、宮城県庁の組織図を使って、県の仕事の内容を解説する。「県がこんなに多くの仕事をしているとは知らなかった」、「知事は、これらすべての仕事に関わるのだから、大変だろう」というコメントがとても多かった。出席者は249名。先週より6名少ない。

 富士山が世界遺産に登録されることになった。富士山大好き人間としては、単純には喜べない。観光客が殺到し、富士山の環境が悪化するのを心から恐れる。私にとっては、富士山は遠くから眺めるものであって、登るものではない。東京タワーに登ったら、東京タワーは見えないんだよ。そんなことを言ってやりたくなる。静岡県知事が、入山料の徴収を検討するようだが、それも含め、何らかの入山規制は必要である。

 「海賊とよばれた男」(上下)百田尚樹著(講談社)を読んだ。作品中では国岡鐵造となっているが、モデルは民族系(アメリカ資本と提携しない)の石油会社、出光興産の創業者出光佐三である。すごい男がいたもんだ。破天荒の経営者である。企業は金儲けでない(又は、黄金の奴隷たる勿れ)、会社のためより国のため、社員は家族、社員は宝、会社には就業規則なし、出勤簿なし、馘首なし、定年なし。国岡鐵造は、信念を絶対曲げない、妥協しない、信義に厚い、約束は必ず守る。こんな経営者が日本にいたんだ。ただ、ただ感動である。それにしても、百田尚樹は素晴らしいストーリーテラーである。読者(私のこと)をぐいぐい引っ張って離さない。いい本を読ませてもらった。  


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