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ジョギング日記 10月第5週分          

2013.10.31(木)

楽天、優勝に王手

 6時過ぎ、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」に電話出演。生島さんは、その日の新聞から話題を見つけて、それについて私のコメントを求める。ぶっつけなので、戸惑うことが多い。今日は、楽天イーグルスの活躍、企業の高齢者雇用延長、介護職員の離職について。これを10分でやるのだから、あわただしい。それはそれで楽しみであるのだが。

 3週間に1回の築地がんセンターでの外来受診の日である。LDLコレステロールの値が高い。一時やめていたリピトールを再開することに。血圧が高い。一時休んでいたブロプレスをまた服用することに。CRPが0.15と高め。どこかが炎症起こしている。気をつけなくてはならない。両脇の下にほくろ状のものがあり、念のため皮膚科の診察を受ける。「皮膚がんということはないでしょう。3ヶ月後にまた来てください」でおしまい。

 日本シリーズ第5戦は、息詰る熱戦。その熱戦を辛島航が5回1安打無失点と好投。中4日で登板の則本昂大が一時は同点にされたのを踏ん張って10回まで投げる。打線もよくがんばった。4対2で巨人を下す。これで優勝に王手をかけた。仙台に戻った第6戦は、田中将大が投げる。舞台が揃った。まだ気が早いが、夢のようである。クリネックススタジアムで星野監督の胴上げを見たい。


2013.10.30(水)

授業のゲストに学生感激

 NHKラジオで「深夜便」を半分寝惚けながら聴いていた。3時からの「にっぽんの歌こころの歌」は五輪真弓特集。「恋人よ」が流れてきた。メロディがとてもきれい。歌もうまい。残念なのは、歌詞がいただけない。2番の<砂利路を駆け足で/マラソン人が行き過ぎる/まるで忘却のぞむように/止まる私を誘っている>の歌詞を聴いても、情景がまるで浮かんでこない。

 朝起きて、朝日新聞を眺めていたら、文化欄に「岩谷時子さんを悼む」という湯川れい子さんの記事が目に留まった。「ウナセラ・ディ東京」の一節<街は いつでも/後ろ姿の 幸せばかり>を引用して、「短い言葉で、登場人物の心情や情景を描くのにたけていた」と評していた。我が意を得たりである。岩谷時子さんは、私の最も敬愛する作詞家である。珠玉のようなフレーズが、すべての歌に必ず含まれている。数時間前に聴いたばかりの意味不明の歌詞と好対照。

 午後から、神奈川大学で「地方自治論」(第6回)の授業。今日は、ゲストに河北新報東京支社長の佐藤純さんを迎えている。私の知事時代から今に続く親しい友人で、無理を言って登場してもらった。地方紙の使命を説明し、記者の仕事は楽しくて、楽しくて仕方がないと語る。学生に強い印象を与えたのは、東日本大震災における河北新報の働きの話である。震災翌日に被災地に新聞を届けたという話には、みんな感動したようで、リアクションペーパーには、そのことの記述が多かった。「私も地方紙の記者になりたくなった」というのも数人見受けられた。授業の最後のところで、私から楽天イーグルスの活躍の話を振ったからだろう。ペーパーに「楽天の日本シリーズ勝利を祈っています」という学生が5、6人いた。

 その日本シリーズ第4戦、結果を見ないままに、日記を終える。


2013.10.29(火)

一仕事終えて、日本シリーズ応援

 肌寒い一日。雨模様でもあり、気力充実せず、散歩は中止。

 一日中、「男女平等参画社会ー自分らしい生き方を」というテーマでパワポイント作成作業に没頭。やっとできた。11月17日(日)に「苫小牧市男女平等参画都市記念式典」があり、そこで講演を頼まれていた。こんなテーマでの講演は初めてなので、村木厚子厚生労働省事務次官に教えを乞うたり、いろいろ調べものをしないとできない。なんとか四苦八苦しながら完成した。パワポイントは情報量が多過ぎて、一般の方々向けにはどうかなと不安はあるが、これでいくつもり。

 なんとかがんばったのは、日本シリーズ第3戦のテレビ観戦に間に合わせるため。杉内投手を藤田、銀次が打ち崩して、2回で降板させ、先発の美馬学投手は6回アクシデントで交代するまで0点で抑え、救援のレイも斉藤隆もきっちり抑えて、5対1で快勝。今日は負けるだろうと覚悟していた試合を勝ち取った。明日もしっかり応援しよう。


2013.10.28(月)

取材対応で熱弁

 昨夜の日本シリーズ第2戦。2対1で楽天が巨人を下した。これで1勝1敗。なんといっても田中将大投手の激投である。寺内の一発は想定外であったが、3安打1失点12奪三振の完投勝利は見事なもの。田中不敗神話はまだまだ続く。25、219人の観客のほとんどは楽天ファン。その期待に応えてくれた。この試合のほうを見たかったなあ。  楽天の勝利でゆったり寝られて、今朝の目覚めはスッキリ。スッキリのまま、3日ぶりの散歩へ。台風一過の素晴らしい秋空の下での散歩とラジオ体操は、なにものにも代え難い楽しみである。

 午後から、朝日新聞の田中聡子記者が山梨から来宅。山梨県議会の海外視察をめぐる旅費返還訴訟の東京高裁判決で、「観光旅行と変わらない」として旅費の全額返還を知事は県議に求めるよう命じられた。この件に関して、知事と議会との関係、旅費支出の是非などについての取材である。知事と県議会との関係、県議会の役割は、私の大きな関心事項である。神奈川大学の「地方自治論」の講義でも力を入れるところ。田中記者相手に、授業の再現のような熱弁を振るってしまった。どうせ紙面では数行の記事だろうが、田中記者はどんなふうにまとめるか興味がある。


2013.10.27(日)

日本シリーズ第一戦の観戦

 昨日は、光子とともに午後から仙台へ。2ヶ月ぶりで母に会い、耳が遠いこと以外は元気であることを確認した。その後、ウエスティンホテルでの「東北楽天イーグルス 日本シリーズ出場決定 優勝祈願 懇親会」に出席。三木谷浩史社長にお会いして、「おめでとう、ありがとう」を直接お伝えすることができた。初代球団社長の島田亨さんはシンガポールから駆けつけてきた。元GMのマーティ・キーナートさん。丸森仲吾元七十七銀行頭取、鎌田宏仙台商工会議所会頭(七十七銀行会長)、藤崎三郎助藤崎百貨店社長、大山健太郎アイリスオオーヤマ社長など、楽天球団設立の頃に尽力いただいた方々に、久しぶりにお会いした。それだけでも、仙台に来た甲斐があったというもの。

 懇親会終了後、参加者は2台の大型バスでクリネックススタジアム宮城に乗り込む。バックネット裏の真ん中のいい席である。試合前から、こうやって日本シリーズの第一戦を見ていることに感激。台風接近で試合中止を心配していたのに、雨も風もない空の下で試合決行となったことに安堵。試合のほうは、0対2で読売巨人軍に負けたことは仕方がない。9安打も打ったのに無得点で、好投の則本昂大投手を援護できなかった。

 翌日は、8:17の新幹線で仙台を立ち、そのまま藤沢駅へ。光子とともにぷれジョブ藤沢の月例会に出席。通常10時半からを11時に急遽変更しておいた。今日も、メンバーのみんなの報告で活発な定例会となった。NHK Eテレ「ハートネットTV」の取材が入っている。

 定例会が終わったところで、再度、光子と一緒に取材を受ける。光子はぷれジョブは初めてだが、宮城でスペシャルオリンピックスの活動に関わっていたので、知的障害児やボランティアのことは経験済み。ぷれジョブは類似の活動だから、その意義をすぐに理解した。といったことを語っていた光子である。


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