浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 12月第2週分          

2013.12.13(金)

仙台日帰り

 今年中に一度、仙台の母のところに顔を出すつもりでいたが、風邪を引いてしまい、実現できないでいた。昨日のがんセンターでの外来受診検査結果でCRPが正常値に戻ったのを確認したので、早速、今日光子と一緒の仙台行きが実現した。日帰りのとんぼ返りで、昼食を一緒にするだけの時間だったが、敞子姉、公子姉も一緒でにぎやかに再会を喜ぶ。93歳の母は、自分でも言うように、耳が遠いだけでいたって元気。めがねなしで新聞も読むし、手紙も書くのを自慢している。元気な母は、私にとっても誇りである。まだまだ元気でいて欲しい。そんなことを思いながら、短い滞在の仙台を後にした。

 北朝鮮で張成沢前国防委員会副委員長、事実上のNo.2が、処刑されたとのこと。恐ろしい国だ。一時期は、金正恩が独裁者として君臨するだろうが、その将来は危ういものがある。こんな恐怖政治がいつまでも続くはずがない。彼を突き動かすものは何だろうか。とんでもない幼児性ではないかと疑う。つまりは、子どもっぽい。

 猪瀬直樹東京都知事は、今日の定例記者会見を2分で一方的に打ち切った。「これ以上記者にまで追及されたら、もう僕持たない」という逃げなのだろうか。これも、悪質というよりは、子どもっぽい対応である。攻めには強そうだが、守りはからっきしダメな幼児性かなとも思う。

 そういえば、今朝のTBSラジオ「おはよう一直線」はゲストの舛添要一さんが出ずっぱりで生島ヒロシさんと話をしていた。話題は、当然のことながら、「舛添さん、都知事選の話は来てますか」ということになる。その回答は、当然のことながら、「そんなもの、全くないです。政治家辞めてまだ数ヶ月、自由な生活を満喫しているところです」ということになる。そもそも、猪瀬さんは都知事を辞任していないのだから、そんな時点ですべき話ではない。

 ということを書いている時に、「この件について、知事経験者としてどうですか」という取材が某新聞社からあった。「東京都知事という職務を執行するのは、今の状況ではほとんど無理。猪瀬さんは、都知事の権力に魅入られているのかもしれないが、都知事の責任の大きさにこそ目覚めるべきだ」といったことを話しておいた。


2013.12.12(木)

検査結果は順調

 昨日は、神奈川大学での授業のあと、公益社団法人日本フィランソロピー協会(浅野史郎会長)主催による「まちかどのフィランソロピスト賞」贈呈式に出席し、受賞者3名に表彰状をお渡しした。「青少年フィランソロピスト賞」は橋陽子理事長が表彰状を渡した。受賞したのは、立川市立立川第七中学校、山口県立華陵高等学校の皆さん。募金活動が中心の活動を継続している。受賞者全員からの発表は、いずれもとても感動的で素晴らしかった。

 今日は、築地のがんセンターでの定期受診。待合では、田中君代さん、山本さんと一緒になる。皆さん順調である。山本さんは、富士宮市から東名高速バスを使っての受診である。「朝、5時半に家出たよ」と言いながら、元気一杯の彼女は70歳超と聞いてびっくり。元患者とは思えないほどである。こちらも元気をもらう。

 私のほうの検査結果は、これまた順調。クレアチニン(腎機能)の値がまだ少し高いだけで、CRP(炎症反応の値)は0.05と格段に下がって堂々の正常値。この調子で慎重運転を継続する。

 帰宅して、次回授業のレジュメを完成。少し「貯金」があったので、早く出来上がった。これで少しのんびりできる。


2013.12.10(火)

猪瀬東京都知事の都議会集中審議

 朝方から雨が降り出した。空が暗くなり、かみなりまでなり始めた。という様子を家の中から観察できるのはありがたい。一日中家にいられる生活だからこそである。これが12月初めての降雨である。異常乾燥が少しやわらぐのはありがたい。

 猪瀬直樹知事が東京都議会の特別委員会で、連日、議員からの鋭い、厳しい追及にさらされている。昨日の最初の質問に対して、猪瀬氏が「知事給与を1年間返上します」と自ら表明した。これは土下座である。「これだけ恭順の意を示しているのだから、許してください」ということだろうが、議員はそんなことで許してあげるとはならない。私の受け止め方は、「みっともない」。

 テレビ中継は残酷である。答弁する猪瀬氏がだらだらと顔から汗をかき、それが背広の襟にポタポタ落ちている有様を克明に映し出している。相当追い込まれている、精神状態もふつうではない。これを見た私の感想は、「みっともない」。

 「辞めます」と言ってしまえば楽になれるのに、どうしても知事職にしがみついていたいのだろうか。この修羅場を何とか切り抜ける、切り抜けられると思っているのかもしれない。確かに、刑事責任を問うのでなければ、このまま逃げ通すこともありうる。仮に、逃げ通したとしても、これからの知事業をどうやって遂行していくのだろう。7年後の東京オリンピック開会式で、猪瀬氏が開会宣言をしている図柄がどうしても思い浮かばない。「みっともない」をはるかに超えている。知事の経験があるものとして、見るに耐えない状況である。


2013.12.8(日)

ぷれジョブ藤沢、今年最後の定例会

 開戦記念日。真珠湾・パールハーバー、ニイタカヤマノボレといっても、「それナーニ」、「老人の世迷い言か」と言われる時代になった。私がそういう年齢になった。新聞もテレビで開戦記念日の記事、あまり大きな扱いでない。だからどうだと言いたいわけでもないが。

 老人は、「ぷれジョブ藤沢」の定例会で、10時半に藤沢駅から歩いて5分の湘南よみうり新聞社へ。ところが、事務所のある森井ビルがみつからない。あれあれ、通り過ぎてしまった。50メートル以上行ったところで気がついた。

 今日の定例会は、欠席者が多いと思ったのに、会議室は出席者で一杯。見学者、オブザーバーが多い。和田精二さんは今までの活動があきたらないと思っていたところに、「ぷれジョブ」のことを聞いて、面白そうだとやってきたとのこと。定例会の終わりのほうで、「どうでした。やりたくなりましたか」と水を向けたら、「やります」と受けてもらった。本業が忙しいので、当面は、あっせん業(私の言葉)をやってもらう。ジョブサポーター、ジョブプレイヤーをどんどん紹介してもらいたい。

 今日も、ジョブプレイヤーなどから、元気いっぱいの報告を受けて、会議室は拍手拍手が響きわたる。今年の定例会はこれでおしまい。毎回会議室を使わせてもらっている湘南よみうり新聞社さんありがとうございました。その新聞記事を読んで、ジョブサポーター志望で見学に来られた唐松さん、来年からよろしくお願いします。


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