浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 1月第3週分          

2014.1.18(土)

「ウエークアップ」出演

 昨日のことから。午前中、文化放送の石川真紀さんの取材を受ける。石川さんとは、昨年「キャンサーカフェ」の番組でスタジオでご一緒した。今回は、東京都知事選挙について。放送は22日(水)、告示日の前日である。細川護煕さんの動向がわからない時点での取材なので、言い方がむずかしい。放送までにはうまく編集してくれるだろう。

 午後からは、玄秀盛さんのプロジェクト「出所者居酒屋」の検討委員会で新宿歌舞伎町の「駆け込み寺」事務所へ。検討会は4回目ぐらいで、私は皆勤賞である。今回は、居酒屋チェーンのワタミから広報戦略室の中川直洋室長と人材開発本部の越智総一郎さんから居酒屋経営についての助言をいただいた。業界のことなど、珍しい話を伺い、大変参考になった。

 検討会を中座して、東京駅から新大阪へ。光子が新横浜駅から乗り込んでくる。翌朝に読売テレビ「ウエークアップ」出演があるので、大阪泊まりである。

 そして今朝のこと。「ウエークアップ」出演は久しぶりである。スタジオでご一緒は橋本五郎さん、八田亜矢子さん、岩田公雄さん。八田さんとは初対面。都知事選の話題では、東京のスタジオから御厨貴さんと田崎史郎さんが中継で出演である。コメントを求められたのは、都知事選と静岡での学校給食集団ノロ感染、大学の生き残り策である。いつもながら、司会の辛坊治郎さんの捌きがとてもいい。出演者としても気持ちよく対応できる。


2014.1.16(木)

がんセンター受診

 3週間に一回のがんセンター受診日。通常の診察の他に、肺機能検査を受けた。結果は問題なし。その他の通常検査の結果も異常なしである。前回受けたPET検査の結果が詳細説明付きで出てきた。これも異常なし。大きな変化は、ステロイド剤のセレスタミンの服用量を減らすこと。今までは、2日で2錠だったのを2日で1錠の服用に変える。これで様子を見て、身体の発疹が増えるという異常が出ないようなら、今後ともこの量でいくことになる。ステロイドの服用量をどのタイミングで減らすか、田野崎先生はいろいろ考えていたが、やっとこの時点で決断ということ。ステロイドの服用には微妙なさじ加減がいる。骨髄移植経験者に共通の課題である。


2014.1.15(水)

今学期最終授業

 今冬一番の寒さの中、神奈川大学での「地方自治論U」の第15回目の授業へ。このところ165名程度だった出席者が191名に増えた。今学期最終授業ということでの現象だろうか。前回の授業で「リクエストが多い事項3件を再講義する」と伝えておいた。そのリクエストに応じて、「情報公開」、「公共事業の入札制度」、「地方分権と国・県・市町村の関係」をもう一度おさらいした。時間が余ったので、東京都知事選挙について論じ、「選挙とは何か」について私見も交え説明した。

 15回の授業を振り返って、自分としては精一杯やったという自負はある。しかし、学生からの毎回の「リアクション・ペーパー」(出席カード)の記述を読むと、伝えたいことが正しく伝わっていないことに気がつく。教え方が十分でないのかと、悩んでしまう。再来週は学期末テスト。この結果を見れば、学生がどれだけ授業を理解したのかがわかる。楽しみでもあり、少し怖くもある。


2014.1.14(火)

都知事選挙の構図固まる

 昨日に続いて、日中散歩に出かける。岸根公園のひょうたん広場を周回して戻ってくる。所要40分。昨日より気温が低く、風もあったが、寒さは感じない。寒波の中の隙間を狙って、散歩を続けよう。足からの老化は避けなければならないという義務感も感じつつある。

 舛添要一、細川護煕両氏が東京都知事選挙への立候補を表明した。これで両氏の一騎打ちの構図が固まった。舛添氏の会見を聞いていて気になったのは、「東京五輪をなんとしても成功させたい。史上最高のオリンピックにするという思いで取り組む」ということを真っ先に掲げたこと。それが目下の都政の最重要政策だろうか。細川護煕氏の立候補表明では「原発の問題は国の存亡に関わる問題だ」というコメントがどうにもひっかかる。原発問題が重要なことはよくわかる。しかし、それが都知事選立候補表明の中で、ほぼ唯一の論点の如く語られるのに違和感がある。知事になったら、原発問題以外の都政の課題に全身全霊で取り組む覚悟があるのかどうか、有権者としては確認することが必要である。

 両者の立候補表明がされている時間に、日経新聞の取材を受けていた。そこでは、もっとたくさん語った。紙面でどれだけ取り上げられるかは別として、こういう機会を与えてもらうのはありがたいことである。


2014.1.13(月)

成人の日に

 今日は成人の日。市町村の行事なので、幸いにも、知事時代には成人式で新成人に挨拶ということはなかった。「幸いにも」というのは、新成人が静かに挨拶を聴くとは限らないから。今年も、大阪市の淀川区での成人式で、何人かが拡声器を使って騒ぎ出し、橋下徹市長は「ぶちぎれた」らしい。傍若無人で騒ぎたてる男性グループを一喝して退場させたというから、なかなかのもの。新成人のほとんどは、ちゃんとしているのに、どうしてこんなばか騒ぎをするのだろう。困ったもんだ。  

 45年前の成人式は覚えていない。出席しなかったことは覚えているが、その日に何を考えていたかは覚えていない。私にとっては、学生でいるうちは一人前になった気になれなかった。大学を卒業して、厚生省で仕事に就いて、初めて一人前の気分。それがとてもうれしかった。

 言うまでもないことだが、45年前の新成人と今年の新成人は全然違う。我々の時は、新成人は236万人。今年は121万人。どちらが自立していたか、しっかりした考えを持っていたかは比べられない。それでも、45年前の新成人のほうが、総じて夢を持っていたとは言えそうだ。それだから、昔の若者のほうが幸せだったかと言えば、そうでもない。そもそも比べることは意味がないということ。ともかく、新成人の皆さん、「お楽しみはこれからだ!」 若い時期をせいぜい楽しみたまえ。成人おめでとう。

  成人の日を記念して(嘘です)、久しぶりに昼の散歩にでかけた。陽の光が十分で寒くない。岸根公園方面に歩けば、身体がぽかぽかしてくる。10日ぶりの散歩なのだが、ブランクは感じずに快調に歩く。50分歩き終えて帰宅。気持ちがいい。朝の散歩は、寒波のために自粛している。しばらくは、昼の散歩に切り替えである。  


2014.1.12(日)

今年初のプレジョブ定例会

 今年初めてのぷれジョブ定例会。6カ所の事業所でお仕事をしているジョブプレイヤーが全員参加した。既に2カ所の事業所でのお仕事を修了した俊樹君も参加。お母さんからは「NHK Eテレで俊樹が全国に紹介されました」とうれしそうなコメントがあった。6人のジョブプレイヤーは、それぞれ楽しくお仕事をやっているとの報告があった。何人かのお母さんからは、「家でもお手伝いを積極的にやるようになって助かっています」とのコメントがあった。3人のジョブプレイヤーは6ヶ月のお仕事期間を修了し、私から修了証書を渡した。受け取って拍手拍手だが、お仕事終わってしまっての寂しさも感じられる。オブザーバー参加の方、これからお仕事を始める予定の人も出席してにぎやかな定例会だった。今年もしっかりやっていこう。  


以前のジョギング日記はこちらから


TOP][NEWS][日記][メルマガ][記事][連載][プロフィール][著作][夢ネットワーク][リンク

(c)浅野史郎・夢ネットワーク mailto:yumenet@asanoshiro.org