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ジョギング日記 4月第1週分          

2014.4.5(土)

日本の野球、アメリカの野球、両方応援

 朝から、田中雄大投手のアメリカ大リーグデビュー戦、ニューヨーク・ヤンキース対トロント・ブルージェイズ戦を食い入るようにテレビ観戦。最初のバッターにホームランを打たれ、次の回には連打で2点を取られた時には、「マー君ほろ苦デビュー」の新聞見出しが頭に浮かんだ。しかし、マー君はただ者ではない。そのあと、7回終了までピシャと押さえて勝ち投手。すんなり勝つより、いい勝ち方である。今後の活躍を予感させる勝ち方である。マー君バンザーイ。

 午後からは、楽天対ソフトバンクス戦をテレビ観戦。マー君のいない楽天は、やはり厳しい。今日も、4対8で負け。海の向こうでマー君が堂々の初先発、初勝利を収めただけに、恋人に去られた男のつらさを噛み締めている。

 夕方は、岸根公園でのラジオ体操仲間の山本悦子さんの作品が展示される「サロン・ド・プランタン2014」に顔を出す。今日が初日ではないのだが、なぜかオープニング・パーティが開催されていた。7人の作品のほかに、韓国の方の作品も並んでいた。これまでは、作者本人たちが韓国から来られていたのに、今年は欠席とのこと。ここにも日韓関係悪化の余波があるらしい。


2014.4.4(金)

大学キャンパスは花盛り

 午後から神奈川大学キャンパスへ。いい天気の中、新入生をサークルに勧誘する学生で大混雑である。どこの大学でも、新学期の恒例の動きである。私を誘うサークルはなかったが、ワクワクしながらキャンパスを浮遊していた。こういう雰囲気は好きだなあ。大学全体が生き生きとしている。

 今日の目的は、障害福祉ゼミの説明会。28名が出席。18名定員というのが、法学部のゼミの常識らしいのだが、私の場合、来るものは拒まずということで、出席者全員を受け入れることにした。説明会の後、使用予定の教室に行ってみたら、二人掛けの机16個が教室一杯に並んでいる。超過密のゼミになりそう。ついでに地方自治論で使用予定の教室も覗いてみた。横幅が縦の2倍以上ある。ゼミの教室と同じく、できたばかりのビカビカ3号館の中のきれいな教室だが、使いにくいことはまちがいない。どれだけ使いにくいか、授業開始が楽しみである。

 青森県大間町で建設中の大間原発をめぐり、函館市は国と電源開発に建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こした。この種の裁判を住民が起こす例はあるが、自治体が原告となる訴訟は初めてである。函館市と大間原発は最短で23`の距離にある。事故が起これば、函館市の自治体機能に大きな被害が生じるのだから、こういう訴訟が起こされた。全国で初めての訴訟、どのように裁かれるのか、大いに注目される。


2014.4.3(木)

ラジオ・テレビ出演

 朝は、TBSラジオ「おはよう一直線」に電話出演して、生島ヒロシさんと掛け合い。私からは、渡辺喜美みんなの党代表の8億円借金問題を持ち出し、生島さんからは高齢者の介護問題が提起された。いずれも時間が短くて、意が尽くせない。伝達能力不足でもあると反省。

 その後は「ミヤネ屋」出演のため、大阪へ。最初の話題は、神戸のビル解体現場での足場崩落事故である。ヘリコプターからの中継、現場レポーターの報告、専門の大学教授の解説などで、かなり長い時間にわたっての報道となった。被害者は通行人の男女二人、ともに軽傷。「事件が軽微な割には、だいぶ時間をとってるな」とコメンテーター陣では小声で囁きが交わされた。大事故になる可能性もあったので、時間枠を取っておいたので、途中で時間変更はむずかしいという事情はよくわかる。報道のむずかしいところである。

 その他の話題で、私がコメントしたのは、小保方晴子さんへの路上取材の件と楽天ゴールデンルーキー松井裕樹投手の初登板について。「小保方論文は、画像流用、写真切り貼りがあり、論文の体をなしていない。こういうのを、研究者的には不正、捏造というんだよ」ということを小保方さんはわかっていないのではないか。こういったコメントを何度か繰り返した。松井投手については、「負け方としてはいいですよね」という一言だけ。

 帰宅して、楽天三連敗を知る。試合は、「ミヤネ屋」出演中だったので、気にはなっていた。今日も「テレビ中継見なくてよかった」という結果だが、こんなことばかりやっていては困る。明日は、則本で必勝。


2014.4.2(水)

SAとの打ち合わせ

 夜、自宅近くの居酒屋で、新学期の「地方自治論」の授業を手伝ってもらうSA、海野一馬君、前林佑輔君との顔合わせ、打ち合わせをする。「自宅近く」ということは、「大学近く」でもある。ついでに、「障害福祉論」ゼミのSAの蟹沢由希子さんにも来てもらった。3人とも、昨年の「地方自治論」の履修者で法学部4年生。打ち合わせするような事項はないので、もっぱら雑談である。3人とも気持ちのいい学生。こんなことをやっていると、新学期を前にしての胸の高鳴りを覚える。

 楽天イーグルスの本拠地2戦目。昨夜の雪辱とルーキー松井裕樹投手の快投を見たい。昨夜と同じくナイターだと思い込んでいたのだが、なんとデイゲーム。気がついたのは9回裏楽天の最後の攻撃。7対1であえなく敗戦ゲームとなった。本拠地で2連敗。そうそううまくはいかない。


2014.4.1(火)

理化学研究所の調査報告

 「ねえ、広いでしょ。おねえちゃんとここで遊んだんだよ」。姉妹を連れて岸根公園にやってきた母親の言葉。確かに岸根公園の中央広場は広い。ひょうたん原っぱはその4倍も広い。一段下がったところにあるせせらぎ広場も広い。篠原池の周りは桜の木で一杯。全部で14haもある岸根公園はいい公園である。中央広場に上がっていく坂の右手の桜は今が満開。昨日は散っていなかった花びらを踏んでいく散歩老人(私のこと)。春、春爛漫の岸根公園である。

 理化学研究所は、記者会見で、「STAP細胞の論文に不正、捏造があった」という調査報告を発表した。エイプリル・フールの日に、捏造という発表になったのは偶然だろうが、これに対しては、小保方晴子さんは「承服できない」として、理化学研究所に不服申し立てをする意向である。小保方さんも、言われっぱなしにはしないというところは、さすがとは思えるが、仲間うちでの諍いは避けたいところだろう。小保方さんは、今年の桜を穏やかな気持ちでは見られない。


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