浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  6月第3週分         

2014.6.20(金)

ギリシャ戦は落としたが

 ワールドカップ予選リーグの第2戦、日本代表対ギリシャの試合が、7時キックオフである。これに間に合わせるために、ラジオ体操を終えてから急いで帰宅する。シャワーを使っても5分遅れで間に合った。苦戦の末、結果は0?0の引き分け。日本が決勝リーグに進む可能性は限りなくゼロに近い。だからこそ、次のコロンビア戦は大注目である。日本中が祈るような気持ちで観戦する。もう一つ、ギリシャがコートジボワールに僅差で勝つことも祈る。

 試合が終わって一休みしてから、「退職共済年金の請求手続き」に挑む。これも苦戦を強いられた。神奈川大学特別招聘教授として、私学共済に加入している。加入期間が1年以上になるので、退職共済年金の受給権が発生する。その請求手続きが、めんどうである。説明資料を読んでも、なんのことやらわかりにくい。年金の仕事の経験がある私でさえ四苦八苦なのだから、そうでない人は呆然としてしまう。

 他の公的年金制度に加入したことがある人は、それぞれの制度から「年金加入期間確認通知書」を取り寄せて、添付しなければならない。宮城県知事の12年間は地方公務員共済組合に加入していたので、そこから取り寄せなければならない。地共済に電話したら、ホームページから請求書がダウンロードできるということだったので、ダウンロードして請求書を手にした。パソコンの使えない人、印刷ができない人はどうするんだろう。やれやれ。

 夜は、在京一八会の会合。偶数月の18日が定例なのだが、何故か今月は20日の開催。会場は、いつもと変わらず秋葉原の「九」(いちじく)。10人以上参加だが、面子は変わらない。話は50年前の昔話から、最近の出来事まで。そういえば、再来年は、我々一八会のメンバーが仙台二高を卒業して50年になる。何か記念になる物を母校に贈ろうという話になった。いずれ、具体的な企画を出すことになる。


2014.6.19(木)

ギリシャ戦を前に

 TBSラジオ「おはよう一直線」で、ニュース解説の電話出演。今日のトピックは介護保険の見直しと医療提供体制改革について。生島ヒロシさんの歯切れのいい発問に乗せられて、こちらも舌がよく回転する。やりとりが終わったのは6時15分。散歩にはでかけられない。いい天気なのに残念。

 午前中、来週の授業のレジュメの完成を目指して、少し馬力をかけて取り組む。その結果、外出する時間の14時ギリギリにレジュメ完成。大学の教務に送付も終えて満足。この程度のことでも、達成感を得られる。精神衛生上はいいことである。

 明朝は、Wカップのギリシャ戦をテレビ観戦する予定。日本代表が負ければ決勝リーグに出場できない。選手もサポーターも真剣である。敵のギリシャも同じ立場にある。やはり必死で戦うだろう。

 先日のコートジボワール戦で負けたあとの、日本サポーターの行為が、世界中から称賛されている。ゴミ拾いをしっかりやってから会場をあとにしたことである。アレビックス新潟のサポーターが始めたことらしいが、これが日本中に広がり、そしてブラジルでも自然に実践できた。素晴らしいことである。誇らしいことである。明日の試合の結果にかかわらず、ゴミ拾いを再現して欲しい。


2014.6.18(水)

学生にとって「目から鱗」のゲスト講義

 水曜日が巡ってきた。神奈川大学での授業の日。「障害福祉論」のゼミのゲストは、明石洋子さんと徹之さん親子である。徹之さんは、公務員試験に合格して、川崎市の正職員として20年勤務している。そこまで育てるまでの明石さんの努力の軌跡、自閉症を誤解なく正しく理解することの重要さなど、パワポイントを使って、わかりやすく学生に説明してくださった。冒頭には、徹之さんのスピーチがあり、自閉症の人のスピーチを生まれて初めて聞く学生は、驚き、感激していた。

 授業後回収の感想コメントからは、学生の率直な思いが伝わってくる。公務員を志望する学生が多いので、徹之さんが試験に受かったこと、公務員の仕事を20年も続けていることに驚きと感動を示すコメントが多い。「自閉症のイメージが一変した」ということをほとんどの学生が書いていた。総じて、感動と驚きの講義であった。

 「地域医療・介護推進法」が本日成立した。介護保険のことについていうと、2000年の介護保険法スタート以来、要介護認定者は218万人から581万人と2.7倍に増加した。これに伴い、給付費も増加、したがって保険料も増える。今後高齢者の人口が増加することから、介護保険財政は大変厳しいものになる。今回の改正で、よう支援者の訪問介護と通所介護は。介護保険からはずれて、市町村にされる(平成27年から3年以内)。年金等の年収が280万円以上の方は、サービス受給の際の自己負担が1割から2割に増える(来年8月から)。何と理屈づけようと、財政が持たないからである。そう言われると、「仕方がないか」となるが、それでは、先年の「社会保障と税の一体改革」の理念はどこに行ったのか。社会保障費の伸びを賄うための消費税率引き上げであったはずなのに。そもそもから、それは成り立たないと見ていた私であるから、こういう負担増の措置には驚かないが、ずいぶん露骨なやり方だなという気はする。


2014.6.17(火)

宮根さんは何故ボストンに?

 「ミヤネ屋」出演のため大阪へ。行き帰りとも、曇り空で富士山の姿は見えなかった。残念、番組は、昨日に引き続き、宮根さんなしで進行。宮根さんは、ブラジルからボストンに飛んで、そこから中継があった。「宮根さん、早く帰って来てよ。ボストンで何するのさ」と宮根さんの代役の中山正敏さんが、何度も訊ねる。コメンテーター陣は、正解は知っているのだが、プロデューサーには「秘密にしてください」と言われている。驚きの任務を知りたい人は、明日の番組を見てくださいということ。

 コメンテーターは松尾貴史さん、城戸真亜子さんといつもの春川正明読売テレビ解説委員。杏と東出昌大の「昼中堂々ラブラブデート」そして「杏宅で半同棲」の話題、福岡県の夫婦のおぞましい殺人疑惑、桂宮殿下の斂葬の儀など。その合間にボストンにいる宮根さんいじりが入る。

 集団的自衛権の閣議決定をどうしてもやりたい安倍政権が、あの手この手で公明党を籠絡しようとしている姿は、涙ぐましいというよりは、滑稽でさえある。こういう経過が世の中の耳目を集めているうちに、国民の多くが、「何かおかしいぞ」と感じるのであれば、公明党のがんばりは報われる。そもそも、こんな大事なことを性急に進めようとする安倍政権がおかしいのである。

 石原伸晃環境大臣が、また失言をした。中間貯蔵施設をめぐる被災地との交渉に関し、「最後は金目でしょ」の発言である。歩きながらの発言であるが、しっかり映像と音声は撮られている。上から目線は、親父ゆずりか。失言は、気のゆるみだけではない。ホンネが出ただけの話。糾弾するというよりは、「お粗末」とつぶやくしかない。


2014.6.16(月)

日本玩具図書館財団30周年

 梅雨時なのに雨降りが一休みの日々。おかげで、朝の散歩は「雨のため中止」がない。時に休むのは、雨のためでなくさぼりである。今朝は、さぼらず散歩とラジオ体操にでかける。でかけて、一歩行くと、あとは景色を楽しみながら、進行する。

 景色を楽しむといえば、会場の東京会館へ向う道すがら、皇居のお壕と緑を眺めつつ、そのたたずまいに感動一入である。梅雨の晴れ間のこの季節ということもあろうが、実に素晴らしい景色である。これは、世界に誇れる日本の宝である。改めて、そのことに気づかされた。

 「会場」というのは、日本玩具図書館財団の30周年記念誌に掲載する座談会の会場である。(11階の窓から見下ろす皇居の緑は、また格別の趣きである) 「おもちゃ図書館」は、障害児がおもちゃで遊び、おもちゃの貸し出しをするところで、全国に500カ所以上ある。私は厚生省障害福祉課長時代に、いろいろな形でおもちゃ図書館と関わらせてもらい、その魅力にとらわれた。導き手は小林るつ子さん。「面白くてためになる」という言葉も小林さんに教えられた。座談会2時間。おもちゃ図書館実践者として埼玉県の山下敏男さん、荒川区の鈴木訪子さん、名古屋市の高村豊さん、全国連絡会世話人代表の小泉康代さんなど。山科誠理事長も同席。座談会は大いに盛り上がった。

 帰宅してしばしの後、コープみらい埼玉県本部の根岸公江さんと自閑真紀子さんが来訪。7月17日(木)の「くらしのたすけあいの会 ミニハート」での講演の打ち合わせである。昨年は東京本部で講演した内容に新しい動きを追加しようとの心づもりができた。二人を前にして、講演の話から話題は広がり、ミニ講演のようになってしまった。


2014.6.15(日)

楽しいぷれジョブ、悔しいサッカーと野球

 朝から青空が広がるBeautiful Sunday である。散歩をゆっくりペースで、ラジオ体操を休日モードで終える。それでも、66歳の老人(私のこと)にすれば、適度の運動になっている。無理せず、続けることが大事。継続は力なり。無事これ名馬。

 10時半、藤沢駅北口の「湘南よみうり新聞社」の会議室にて、「ぷれジョブ藤沢」月例会を開始。今日は出席者が多く、椅子が足らなくなるほど。こういう盛況を見ると、ぷれジョブ代表者としてはうれしくなる。現在活動中の5チームから状況報告がつつがなくなされた。プレイヤーの中には寡黙な子もいるが、その子から発言を引き出すのは司会者(私)の技術である。今日は、ことのほかオブザーバーが多い。事業所、ジョブサポーター、プレイヤーとして出番待ちの人たちである。この中から、新しいチームができる。ジョブサポーターを始めたばかりの海野一馬君は、神奈川大学の「浅野研究会=障害福祉論」ゼミの仲間2人を連れてきた。この2人もジョブサポーターを志願しそうな雰囲気。こうしてぷれジョブ藤沢は広がっていく。

 ぷれジョブ定例会は11時半に終了。それぞれの情報トゥールで、Wカップの日本代表対コートジボワール戦の途中経過をチェック。この時点で1対2で日本が負けていた。そしてそのまま敗戦。帰り道で、何人か日本代表のユニフォーム着用の青少年とすれ違ったが、いずれも沈痛の面持ち。結果を知らなくても、彼らの表情を見ればわかってしまう。

 そして、セパ交流戦、楽天対巨人は、2対3で楽天の負け。8回まで巨人打線を1安打に抑えていた則本投手。最後の歓喜の瞬間を見たくて、テレビ中継を見にいったら、9回表巨人の攻撃で4連打プラス1ヒットで3点をもぎとられた。その裏、楽天のジョーンズがホームランで1点差まで詰め寄ったが、そこまでのこと。今日は、悔しい結果が続いた。


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