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ジョギング日記 7月第2週分          

2014.7.11(金)

台風一過の暑さ到来

 台風一過の横浜は、暑い、熱い陽射しが戻って来た。なんで台風通過でなく、台風一過というんだろう。アベック台風が通過したら、台風二過というのだろうか。この暑さぶり返しで、熱中症の多発が懸念されている。昔は日射病といったやつですね。日射だけでなく、家の中でもなるから熱中症というのでしょうね。研究に熱中したり、恋愛に熱中しての熱中症と混同されるから、日射病のほうが伝わると私は思う。室内日射病と言ったって、いいじゃないか。

 などと、暑さ故の御託を並べている私。その暑さの中、近所の耳鼻科で生井先生に診てもらう。ひと月前に、左耳の耳垢こびりつきを除去してもらったばっかりなのに、またこびりつきがひどく、取ってもらう。生井先生の施術は、丁寧かつ慎重で、労災病院の先生方と違って、全く痛くない。それもあって、1回では除去が終わらない。来週またやってもらうことになる。

 もっと暑い中、午後からは、日比谷公園内の市政会館での「「地方分権改革と地域民主主義の発展に関する研究会」(第3回)に出席。いつもは、県の職員が5、6人出席するのに、今日はゼロ。長岡市の職員だけが出席で、いつもと感じが違う研究会となった。丁度、神奈川大学の「地方自治論」の授業でやっていることがテーマなので、私からの発言がいつも以上に多かった。自治体間の格差論については、隣席の神野尚彦先生と論争になった。これがあるから、研究会は面白い。


2014.7.10(木)

雨に遭わない台風の日

 昨日から、台風8号についてのテレビ報道が続いている。鹿児島県に上陸したとか、長野県では、直接台風による被害ではないが、土石流により一人が亡くなったとか、恐ろしいニュースが続く。

 そんな中、「ミヤネ屋」出演で大阪へ向う。出演用の着替えの入ったガーメントバッグを抱え、いつもより早い時間の新幹線に乗り込んで新大阪に赴く。降り立った大阪は、曇り空ではあるが、雨の徴候全くなし。番組のほうは、台風の話題がほとんど。こういう日もあるんだなと思いながら、番組を終わる。

 帰り道、新大阪駅に向うタクシーの窓からは、青空が見える。新横浜までの行程では、大雨の様子は見られない。新横浜駅でタクシーに乗り込んだら、「5分前まで、ものすごい雨だったんですよ」と運転手さんが報告する。自宅までの行程では、雨は降っていない。雨をすり抜けての大阪往復の旅であった。ラッキーというべきことだろう。だから、今日はここまで。


2014.7.9(水)

ブラジルの惨敗と大学の授業は無関係

 早朝、サッカーワールドカップ準決勝のブラジル対ドイツ戦をテレビ観戦。ドイツがあっという間に5対0となった。後半戦にもドイツは2点入れて、最後は7対1での勝利。あのブラジルが、大差で負ける。こんなことってあるんだ。みんなが驚いたが、一番驚いたのはブラジルチームと監督だろう。「これがサッカーだ」というのだろうが、それにしても、サッカーは恐ろしい。ドイツの快挙を称えるよりも、ブラジルチームとサポーターの脱力感が心配になる。

 頭を切り替えて、授業準備。3時限には、藤井克徳・日本障害フォーラム幹事会会議長(その他、多くの肩書きがある)をゲストに迎え、主に障害者権利条約について講義いただいた。藤井さんは、10年前から全盲状態である。講義の合間に、学生を指名して発言を求める。指名は、フルネームで呼ぶ。2日前に送った24名の履修者名簿を全部頭に入れて、フルネームを諳んじる藤井さん。目が見えないことの代償能力として、記憶力を手にしたという。講義内容も、学生に強い印象を与えた様子である。

 4時限の「地方自治論」は、先週の復習で、公共事業の入札と談合、地方分権について、みっちり再講義した。2週かけた講義で、思い込みによる誤解が氷解した学生が多かったようだ。正しい知識でなく、まちがった知識を持ったままで、学生を送り出すことはできない。次回の今学期最終授業では、今学期全体の授業での学生の誤解をすべて溶かしてやるという難事業に挑む。


2014.7.8(火)

書類を前に悪戦苦闘

 梅雨の真っただ中、台風8号も近づいているとは思えないほどの、いい天気。いい天気過ぎて、暑さも尋常ではない。

 そんな暑さの中、「退職共済年金決定・改訂請求書」なるものを日本私立学校振興・共済事業団理事長に提出すべく、書類と格闘していた。書類を書くだけでなく、添付書類を用意しなければならない。住民票は既に手元にあるが、「私学共済制度以外の年金加入確認通知書」が厄介。地方公務員等共済組合に、「この通知書が欲しい」という請求書をネットから取り出して、その請求書を地共済に82円切手を同封して郵送する。これは済ませていたのだが、年金事務所に国民年金(5月の加入期間あり)、厚生年金(84月の加入期間あり)「年金加入期間確認通知書」を請求するのを失念していた。その請求書を横浜の鶴見年金事務所に郵送したところである。通知書が届くまでに1週間ほどかかるだろう。書類のコピーを取っておこうとしたら、印刷用インクが切れてしまい、暑い中、ヨドバシカメラまで買いに行くというおまけも。まだまだあるが、ここまで。

 こんなつまらないこと、暑い中読んでいただいて、申し訳ない。こんなことはどうでもいいのだが、税金申告や、年金請求の書類など、お年寄り(私も含まれる)には、とても無理である。記入のための説明を読んでも、さっぱりわからない。年金制度を仕事でやったことのある私でも、理解がむずかしい。「誰だ、こんなわからん文書を作ったのは!」と叫びたくなる。不親切といおうか、想像力が不足しているというか。  とてもつまらない一日だった。とてもつまらない日記になった。


2014.7.7(月)

大型台風の接近

 笹の葉さらさら、七夕の日に、『年金時代』連載の「新言語学序説」第127回目の原稿をさらさらと書き綴って、締切を待たずに脱稿した。毎回テーマ探しに苦労するが、今回は「ヤジについて」とすんなり決まった。塩村議員対鈴木章浩議員のセクハラヤジ問題は、「ガバナンス」の「アサノ・ネクスト」でもテーマに取り上げた。「アサノ・ネクスト」では政治問題として、「新言語学序説」では言語に関する事象として書いてみた。授業のレジュメもできたし、これで、当面の宿題はすべてクリアー。原稿の完成が、夕食後になってしまったので、ビールで一人乾杯は明晩に延期。残念。

 10年ぶりの大型台風が沖縄に上陸し、本州方面に向っている。今週は、大阪行き、仙台行きの日程が入っている。交通機関に障害が出ないといいのだが。横浜にもやってくるのだろうか。9日の授業が心配。戦々恐々として、天気予報を見ている。


2014.7.6(日)

ぷれジョブ藤沢月例会

 10:30、藤沢駅北口徒歩5分の湘南よみうり新聞社会議室で「ぷれジョブ藤沢」の7月定例会。現在進行中の5組のプレイヤー、ジョブサポーターからこの一ヶ月の活動状況を発表してもらう。プレイヤーの中には、うまくしゃべれない人もおり、話を聞き出すのに苦労するが、ちょっとでも発表してくれるととてもうれしい。30人の参加者からは拍手拍手。本人も得意そう。

 ジョブサポーターの皆さんの報告、発表はとても立派なものである。ジョブサポーターをやりたいが、まだ踏ん切りがつかない人(3人)がオブザーバーとして参加している。ジョブサーバーの人たちが、あんまり立派だと、「私なんかできない」と二の足を踏まれそうで、それが心配だったが、杞憂であるようだ。すぐにもジョブサポーターを始めたい様子で、私としては一安心。来月は3日(日)に開催。参加者が、増えるといいなあ。

 定例会から帰宅して、授業のレジュメづくりを再開。このところの行事続きで、なかなか時間がとれなかった。次回が、実質的に今学期最後の授業である。いつも以上に力を入れて、レジュメはみっちり6ページになった。夕方までに、なんとか完成。


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書類を前に悪戦苦闘