浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 9月第2週分          

2014.9.13(土)

ABBAにはまる

 朝、散歩の途中で雨がポツポツ落ちてくる。ラジオ体操をしている間に、雨降りは終了。それ以降、晴れた暑い日になった。

 昨日、「マンマ・ミーア」のミュージカルを観て、すっかりABBAの歌にはまってしまった。今日は、家にこもって、YouTubeで"Dancing Queen"を聴きまくった。聴けば聴くほど、この曲のすごさに圧倒される。ABBAの音楽性の高さ、抜群の歌唱力、リズム感、そしてパフォーマンスの見栄えの良さを体感する。1970年代に大ヒットのグループに今頃熱を上げている。 「マンマ・ミーア」で使われる歌曲はすべてABBAのもの。パンフレットの「ミュージカルナンバーズ解説」の「Dancing Queen」の欄で、「リード・ヴォーカルを担当したフリーダ・リンダスタッドはこの曲の録音のとき、曲のあまりの美しさに涙ぐんだという」との解説がある。ディスコの華やかなダンス・ナンバーであるが、歌詞の良さも見逃せない。Dancing queen/seventeen/tambourineの韻を踏んでいるところが、特にお気に入りである。

 午後から、楽天イーグルス対西武ライオンズの試合をスカパーで熱血観戦。8対3で楽天の勝ち。これで西武を抜いて最下位脱出となる。昨シーズン日本一の楽天だが、今シーズンはこのぐらいで大喜びである。そもそも日記は、自分のことを書くものであるが、今日の日記は徹底して極私的なものになってしまった。


2014.9.12(金)

マンマ・ミーア

 午後から、光子と浜松町の四季劇場「秋」で「マンマ・ミーア!」を観劇。これが素晴らしかった。明るく、楽しいだけでなく、ストーリーもしっかりしている。歌がいい、歌い手がいい。踊りがいい、踊り手がいい。いつもながら、群舞がいい。四季のミュージカルの中では一番である。フィナーレで「Dancing Queen」を歌い踊るところでは、涙が出るほどの感激である。

 こんな素晴らしいミュージカルを見たあとに、朝日新聞の社長記者会見のことなど書きたくない。そこで一言だけ。池上彰氏の連載コラムの掲載見合わせの判断について記者から問われた木村伊量社長の答弁がおかしい。「編集担当から報告があったが、自分からは一切意見を言っていない。編集担当の判断に任せた」というもの。「内容に虚偽がない限り、掲載見合わせなどとんでもない。絶対に掲載しろ」というのが、社長としての当然の対応だろうが。吉田調書についてのとんでも記事の掲載、朝日新聞批判の週刊文春の広告掲載拒否も同じ。一事が万事、木村社長の下の朝日新聞はおかしい。「マンマ・ミーア」(イタリア語で「なんてこった!」を表す間投詞)。


2014.9.11(木)

TBS「ひるおび」出演

 今にも雨が降りそうな朝。傘を持って散歩に出る。ラジオ体操が始まる頃に、少し降ってきた。木の下で体操をする身には、影響なし。体操が終わると、きちんと降ってきた。傘が役に立ったのは初めて。こういうのをラッキーというのかどうか。

 朝食後,迎えの車でTBSへ。昨夜、電話で「ひるおび」出演の依頼があった。テーマは「地方創生」。なんと、昨日、分権制度研究センターのニュースレターの原稿を「地方創生大臣は何をすべきか」のテーマで書いたばかり。喜んで出演させてもらった。本番は、恵俊彰の仕切りが良いので、なんとかコメントする機会をもらえた。同席のゲストは伊藤惇夫さん。

 番組を終えて、日比谷公園内の市政会館での分権型制度研究センターの「地方分権改革と地域民主主義の発展に関する研究会」(第4回)に出席。新藤宗幸センター長の司会で、京都府、岡山県、佐賀県、長岡市の担当者らと議論を展開する。たまには、こういう機会があるのは自分にとっていいことである。

 帰宅してしばらくして、テレビ朝日の「スクランブル」の泉裕里子ディレクターの取材が入る。テーマは地方創生。重なるときは、重なるものである。面白い。


2014.9.10(水)

デング熱に負けない

 デング熱騒ぎにかかわらず、ここ横浜岸根公園は、散歩とラジオ体操を楽しむ人や犬で朝からにぎわっている。デング熱なんかに負けてたまるか。同じようにがんばっている(私を含む)老人たちが100人超。とても心強い。

 雑事・雑用(重要なものも含む)で何度も中断しながら、原稿を執筆し完成させる。分権型政策制度研究センターのニュースレター第55号の原稿である。「地方創生大臣」というテーマで書いた。研究センターでは、「地方分権改革と地域民主主義の発展に関する研究会」と「人口減少時代における自治体のあり方に関する研究会」の2つの研究会を毎月開催しており、研究センターの第一号委員(学識経験)である私は、前者は毎回、後者は時々参加している。ニュースレターの執筆は、委員として当然の義務と思っている。

 夜は、スカパーで楽天イーグルス対オリックス・バッファローズの試合をテレビ観戦。 楽天はこのところ10試合を8勝2敗と好調。オリックス相手に2試合連続の逆転サヨナラで勝っている。今夜勝てば、最下位から一挙に4位に浮上する。夢中で応援しながらの観戦。応援できるチームがあることは楽しい。


2014.9.9(火)

よくやった錦織選手

 朝の散歩とラジオ体操を終わって帰宅し、一息ついたところで飛び込んできたのは、「錦織決勝戦で負ける」のニュース。残念だが、よくここまできた、でかしたの賛辞しか思い浮かばない。錦織選手の敗戦の弁がさわやかで好感が持てた。「初めて決勝まで進めたことを自分のチームに感謝したい」などというメッセージはなかなか言えない。これからだってチャンスはある。そこに期待したい。

 夜は、人形町の「天海のろばた」にて、宮城県東京事務所の所長、副所長と小野寺主査と食事会。河北新報東京支社長の佐藤純さんも合流。このお店は、6月に「霞ヶ関北陵会」で使ったところ。大評判の仙台本店の東京1号店で、三陸漁場から直送の魚介類が旨くて信じられないほど安い。「お店はここにしたい」と頼んでの食事会の実現である。話も弾んだが、料理の旨さに言葉を失う場面もあった。楽しい一夜である。


2014.9.8(月)

日本人選手の快挙

 朝6時、自宅の前で待ち構える石川雅彦記者とともに、岸根公園に向かう。公園に入ったとたんに、蚊取り線香の臭いがする。そうだ、例のデング熱だ。横浜市金沢区の海の公園が一部閉鎖されと聞くと、岸根公園も危ないのかと心配になる。

 今朝は、そんなことは気にせず、ラジオ体操を楽しんだ。そしてその様子を石川記者が写真撮影している。月末の朝日新聞「患者を生きる」で使われる予定。まさかその日に「デング熱で岸根公園閉鎖」などという記事は載らないだろうな。

 アメリカ・ニューヨーク市で開催されているテニスの全米オープン準決勝で、日本の錦織圭が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破って、アジア出身選手として初めて決勝に進出したことが快挙として、日本だけでなく世界中で騒がれている。快挙も快挙だし、錦織選手の英語でのインタビューが素晴らしいのにも驚いた。そして、そのテレビ中継が、WOWWOWだけなので、新規加入申し込みが殺到。今日申し込みをしても、明日の決勝戦の中継には間に合わない。それにしも、WOWWOWは錦織選手がここまで勝ち進むとは思わない時点で、独占中継契約をしたのだから、そのリスクに見合うだけの成果を上げた。もうかったよな。ユニクロも同じ。これが企業戦略である。

 日本人の快挙は錦織選手だけではない。日本ハムの大谷翔平選手の投手で10勝、打者で10本塁打というのは、とてつもない大記録である。そのことも快挙といっていい。


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