浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記  10月第3週分           

2014.10.18(土)

花巻市社会福祉協議会での講演

 花巻市社会福祉協議会の「第4回はなまき社協の集い」にて記念講演。演題は「これからの障がい者福祉・地域福祉を考える」というもの。新幹線で新花巻まで行く。新花巻で降りるのは、初めて。そこから出迎えの車で20分。新幹線は仙台から先は各駅停車だから、乗りでがある。遠くに来たなという感じ。

 遠くの会場でも、熱く迎えてもらった。それに押されて、張り切って話をした。「花巻は寒いよ」と光子からセーターを着せられたが、壇上では途中から熱くなって、暑くなって、上着を脱いだ。これを熱弁という。  会場の乗りがいいのは、講演後も続いて、50冊用意した拙著「運命を生きる」が あっという間に完売。朝日新聞での「患者を生きる」が丁度掲載中ということもあったのだろう。

 ということで、復路も時間をかけて帰宅。帰宅してテレビを見たら、巨人が阪神に大差で負けているではないか。最後は8対4で阪神の勝利。これでクライマックスシリーズのファイナルステージ、なんと阪神の4連勝。阪神ファンとしては、宿敵巨人を倒しての日本シリーズ進出だから、とてもうれしい。それにしても、常勝読売ジャイアンツとしたことが、どうしちゃったんとだろう。


2014.10.17(金)

一八会など

 今朝も素晴らしい秋の日である。こういう日を、無駄にしたくない。その一念もあって、勇躍散歩にでかけ、ラジオ体操で目一杯身体を動かしてくる。帰宅すれば、ゆったりとした湯舟が待っている。極楽、極楽。人間は簡単にそんな境地に浸れるものである。

 週内に「地方自治論」のレジュメを作成しなければならない。その脅迫観念に急かされて、8頁に及ぶレジュメとミニテストを作り上げる。前回出した宿題は、「君は選挙に行くか」というものだったので、その集計もやった。行く73名、行かない45名、「投票率」62%という結果だった。この集計作業が大変だった。レジュメ作りは力仕事だとしみじみ思う。

 夜は、仙台二高一八会の集まり。秋葉原のいつもの九(いちじく)に14人が集まる。いつものメンバーである。卒業50周年の記念に学校に何を寄付しようかの議論をひとしきりしてから、思い思いに飲みかつ語る。これはこれで楽しからずや。


2014.10.16(木)

「元知事の闘い」

 この秋一番の寒さ。朝、こわごわ散歩に出たら、青空の見える穏やかな日和である。散歩にはこれぐらいの気温が丁度いい。岸根公園でのラジオ体操に出向いたら、大先輩の藤崎さんから、「新聞に出てたね」と声がかかった。昨日から始まった朝日新聞の「患者を生きる」(「元知事の闘い」5回連続)に、私が取り上げられている。さらに藤崎さんは、「国政には出ないのですか」と続ける。どういう意味だろう。わけわからず、ラジオ体操の首の運動で首をひねる。

 午前中、築地のがんセンターで受診。ATL患者仲間、小田原の小澤さん、仙台の小池さんと会う。お二人とも順調な回復ぶりである。病気の話のほかに、新聞記事のことも話題になる。

 田野崎先生の診察では、今までどおり、異常なし。今回から、テプレノン(胃の粘膜保護)とリピトール(コレステロールを減らす)をやめる。これでザイロリックとアシクロビル、それに3日に1錠のセレスタミンだけになった。薬が多いのは苦痛ではないが、これだけ減るとなんとなくほっとする。田野崎先生は、5回シリーズの3回目と4回目に登場する。そんなことも話して、診察を終わる。

 数人から「朝日新聞読みました」という電話やメールがあった。こういう機会にご無沙汰している方たちとお話できるのが、うれしい。今日は、このことばかりの日記である。


2014.10.15(水)

急に寒くなって

 昨日の暑さから打って変わって、今朝は寒いと口に出しそうになる天気である。服装も上に厚めのウインドブレーカーを着込んで、ラジオ体操に出かける。ほんの少し、雨が落ちてくる。そんな中でも、82歳の藤崎さんは半袖スタイルで元気に体操している。すごいな、若いなと感心するが、真似しようとは思わない。

 午後からの神奈川大学の講義には、上着の下にセーターを着込んで出かけた。教室の中では、さすがにセーターは脱いだが、帰り道ではセーターがあって丁度良かった。「ほら、着ていってよかったでしょ」とセーター姿を勧めた光子にいばられてしまった。

 障害福祉論ゼミは、重度の脳性まひのK・M君の自立の物語を、30分のビデオでみてもらった。それから4グループに分かれて、30分のディスカッション。最後に各グループ代表者による5分間の報告。今学期後半の正式なグループワークの練習のつもりで提示した課題だったが、思ったより上出来だった。「今回の擬似グループワークは、各グループ甲乙つけがたい出来だった。先学期のグループワークは、丙丁つけがたかったのとはえらい違い」と私の評。これは、学生の進歩なのだろう。そうだとすると、講師としては、うれしいことである。

 「地方自治論U」の授業は、選挙について。「講師は、これまで選挙4回を経験している。そんな講師の経験を交えた講義を聴くことは、誰にも彼にもあることではない」。そう言っておいて、選挙の一般論ではなく、浅野の選挙特有の事象を強調しながらの講義であった。


2014.10.14(火)

昼の散歩

 昼食後、散歩に出る。秋らしい青空が目にまぶしいいい天気である。家にいるのがもったいない。今朝、「雨と風」という天気予報に惑わされて、散歩を中止したことの償いという気持ちもある。この晴天と風なら、富士山が見えるかも。そう思って、岸根公園近くの「富士山ビューポイント」を目指す。あいにく、富士山方向だけ雲がかかって、雄姿が見えない。それでも、久しぶりの昼の散歩を大いに楽しむ。最高気温27℃の中、風を受け歩いていると、それだけで幸せ感に包まれる。健康であり、身体のどこにも異常がないことは、それだけで十分に幸せである。

 その幸せ感に水をさされた思い。楽天の新監督に大久保博元二軍監督が就任する。前日までに、ツイッターやフェイスブックに、「大反対」、「応援する自信がない」、「もう楽天ファンやめた」という声がたくさん寄せられたという。「監督就任反対」の署名活動も始まったらしい。しかし、大久保監督就任は決まった。くつがえせない。私は楽天ファンはやめないが、今までと同じぐらいに、応援に力が入るかどうかは、わからない。  


2014.10.13(月)

体育の日は雨

 今日が体育の日だって?! 朝からの雨で、散歩に出られない、仲間と一緒のラジオ体操ができない。体育の日の過ごし方として、高齢者に最もふさわしいのがラジオ体操である。それを休むのは、大変遺憾である。体育の日を「晴れの特異日」である10月10日から「10月の第二日曜日の翌日」に変えた人に文句を言いたい。今年の10月10日は、関東地方では素晴らしい秋晴れだったことを思うと、なお腹が立つ。

 出雲駅伝(出雲全日本大学選抜駅伝競走)が中止になった。史上初めてのことである。この日のためにつらい練習を積んできた選手たちの嘆きはいかほどであろうか。本来の(昔どおりの)体育の日である10月10日なら、開催できたのだから。台風をうらむのではなく、体育の日を変更した責任者をうらみなさい。

 台風をうらむしかないのは、京セラドームでのクライマックスシリーズ第1ステージの最終戦オリックス対日本ハム戦が延期になったこと。翌日は休日でないから、勤めや学校のある人は観戦できない。台風でドーム球場のプロ野球試合が中止になったのは過去に19回もあるのだから、珍しいことではない。しかしCS第1ステージの最終戦、勝ったほうがCS最終ステージに進出して、ソフトバンクと日本シリーズ出場を賭けてての挑戦権を得る。そんな大事な一戦の観戦ができなくなった人たちの嘆きはいかほどであろうか。

 今晩は横浜地方に、大雨、洪水、暴風、波浪警報が発令されている。それでも、未明には雨は上がるという予報もあり、明朝は散歩とラジオ体操を再開できる可能性はある。それを期待しつつ、雨と風の音を聞きながら早寝することにしたい。


2014.10.12(日)

ぷれジョブ藤沢

 「ぷれジョブ藤沢」の月例会。10時半の開始時間には、10人ぐらいだったが、最終的には20人のメンバーが集まった。ハイサイうる虎 藤沢南口店の武藤俊樹君、cafe-KO-BAの杉原寛大君、ケアハウスゆうあいの山本愛子さん、古久家長後店の新田浩希君、マクドナルド藤沢本町店の清水怜太君の各ジョブプレイヤーから、1ヶ月のお仕事の状況報告がなされた。みんな結構むずかしいお仕事も任されている。それを楽しくこなしているのが頼もしい。今回は、新しいチーム編成はできず、次回に持越しとなった。チームを増やすことだけが目的ではない。参加している皆さんが、意義を感じながら楽しく活動を続けることこそが目的である。私もそう思って、参加している。

 大型で強い台風が日本列島に近づいている。NASAの飛行士が、「視野いっぱいに広がる地表に分厚い白い雲が渦を巻き、中心にぽっかりと巨大な台風の目が開いている」とツイッターに投稿し、「こんな台風見たことない」と驚いたという。明日の夕方は、近畿地方を台風が直撃する見込みのために、JR西日本は、京阪神地区の在来線すべてで全列車の運転を取りやめると発表した。まる1日も前に、早々と運転取りやめを発表するなんて、あまり記憶にない。それほどの大変な台風が、横浜あたりにもやってくるらしい。被害が大きくならないことを祈るのみ。


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