浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 11月第1&2週分           

2014.11.8(土)

あれこれある週末

 昨日のこと。  

 三島市のNPO法人けるん主催の会で講演。比較的小規模の会だが、50人ほどの参加者の半分近くが「けるん」を利用する障がい者であり、三島市議会議員3人プラス沼津市議会議員も参加している。だからだろうか、みんな熱心に聴いてくれて、話すほうとしても張り合いがある。講演後は、三島では有名な桜家でうなぎをごちそうになる。それも含めて、とても楽しい講演である。

 三島から新大阪へ。この日は大阪泊り。

 今日のこと。

 読売テレビの「ウェークアップ」に出演。辛坊治郎さんのキレの良い司会ぶりが好きで、久しぶりの出演がとてもうれしい。舞鶴事件で無罪になった中勝美容疑者が殺人未遂で逮捕のニュースでは司法のあり方が問題になる。中国漁船によるサンゴ密漁と日中首脳会談も話題に。シリーズ「NEOニッポン列島改造論」では地方創生のカギ、変わる地方銀行について話し合う。私の隣のコメンテーターである石破茂地方再生担当大臣の出番である。石破さんとは久しぶりに会うが、なんでもわかっている政治家で、しかも気さく。私とも気が合う。最後の「福祉に群がる不正の実態」は私の分野であるが、あまりコメントの時間はない。

 帰宅して一息ついて、玄秀盛さんたちと横浜で会食。「たち」の二人が魅力的な人たちである。富士宮市で障がい者の就労支援事業をやっているが、これが実にしっかりした事業で感心する。玄さんが私にぜひ会わせたいというのがよくわかる。仕事の話が中心だが、同じ志の人たちとの時間は実に楽しいし、有意義である。


2014.11.6(木)

多事忙事の2日間

 昨日のこと。  

 神奈川大学の3時限(障害福祉論ゼミ)では、グループワークで4グループに分ける作業をして、グループ分け完了。次々回以降、実際のグループワークが始まる。授業を終えて、コンサートでのボランティア志望の学生8人がヴィアマーレに向かう。

 4時限(地方自治論)を終えて、私もヴィアマーレに向かう。  

 ヴィアマーレでは、それぞれが準備に励み、18時開場、18時半開演。私の挨拶に続いて、サルサガムテープロック・バンドの演奏が大音響とともに開始。4曲演奏後、瑞宝太鼓が合流して「すずめがサンバ」をコラボ演奏。瑞宝太鼓の演奏を終えて、今度はサルサガムが合流。数曲のコラボ。そして、会場全体大興奮のうちに終幕を迎える。

 開場は、ちょうどいいぐらいに観客が入り、企画したものとしては大満足。21時頃から瑞宝太鼓のメンバー7人も一緒に、隣のビル内の居酒屋で打ち上げ。おつかれさん。

 今日のこと。  

 築地のがんセンターで定期の診察。それが始まるのに3時間待って、診察開始は13時半。診察結果は、またも異常なし。クレアチニンの値が1.11とほぼ正常。うれしいことである。それでも、まだまだ注意は必要と田野崎先生。

 がんセンターから「第6回地方分権改革と地域民主主義の発展に関する研究会」に40分遅刻して駆けつける。なかなか興味深い議論があり、遅れても参加した甲斐があった。

 以上、出来事ばかり書き連ねる、淡白な日記2日分。


2014.11.4(火)

「マッサン」人気で

 朝の気温は昨日より6℃も低い。風は北より4mで、まともに吹かれるとブルっとくる。昨日は10人もいた半袖姿が、岸根公園のラジオ体操から姿を消した。それでもラジオ体操で身体を動かすとすぐに暖かくなり、ウインドブレーカーを脱ぎ去る私。先日の北見では紅葉が終わるところだったが、岸根公園では始まったばかり。そのまだら模様がとても美しい。こうやって季節の変わり目を感じる。

 NHKの朝ドラ「マッサン」人気で、ニッカウイスキー、特に「竹鶴」の売上が大幅に増えている。番組がまだ始まっていない9月の売上が前年同月比62%増というから驚く。竹鶴は値段が高いが、マッサンのモデル、創業者の竹鶴政孝の名前が冠されているのが人気の秘密。そういえば、ニッカの仙台工場をテレビコマーシャルの録画撮りで訪ねたことがある。ものすごく大きいドラムが印象的だった。そこの住所は仙台市青葉区ニッカ1番地である。ニッカウイスキーの工場が来たから、地名がニッカになったのではなく、近くに新川(にっかわ)があるから、工場が来たと聞いたことがある。ともあれ、そこで作られる「宮城峡」は名前もゆかしいし、味もよし。1969年の開設以来、見学者は850万人を超えた。

 竹鶴でなくてもいいから、ウイスキーが飲みたくなった。


2014.11.3(月)

文化の日

 岸根公園に続く坂を上りながら、二人のご婦人が「暑い、暑い」と言い合っている。岸根公園ではラジオ体操に集まっているメンバーのうち10人は半袖姿。女性の一人は腕まくりして太めの腕を見せつけている。朝の最低気温17.8℃、この時期にしては確かに暑いといってもいい。

 今日は文化の日。紫綬褒章に桑田佳祐さん、高畑淳子さんには驚いた。桑田さんの受賞は本人も驚いたようだが、とてもいいことである。「下劣極まりない音楽をやり続けてきた」というコメントもいい。ロック・ミュージックの分野での受賞を皆と一緒に喜びたい。


2014.11.2(日).

コラボコンサートの最終打ち合わせ

 午前中、藤沢駅北口5分の湘南よみうり新聞社の会議室で「ぷれジョブ藤沢」の11月定例会。本来、毎月第二日曜日のはずが、私や事務局長の内海智子さんの日程の都合で第一日曜日に変更になっている。会議室を開けてくださるのは、湘南よみうり新聞社の松本泰子さん。お休みのところ、我々のために出てきてくれる。ありがたいことである。

 今日も、多くの参加者を得て、和気藹々と会が進む。会の最後に、12月8日?12日横浜の県民サポートセンターで開催されるぷれジョブの展示会の紹介があった。神奈川県内の藤沢、横浜、茅ヶ崎ぷれジョブが参加する。藤沢分の展示は、内海智子さんが作成を進めている。その一環で、今日は参加者の写真を一人ひとり撮影していた。私は12月9日(火)の16時に現地に行く予定。こんなこともあり、ぷれジョブの波が広がっていく。今日も、新しいチームが1件ほぼまとまり、もう1件も間近にまとまる。代表としては、新しいメンバーを迎えるのはうれしいことである。

 ぷれジョブ定例会を終えて、12時にかしわ哲さんと藤沢駅で待ち合わせて、食事を共にする。11月5日(水)の「横浜みらいミュージックコラボ」のコンサートが目の前である。直前の最終打ち合わせ。チケットの売れ行き好調で、購入した人が全員来場することはないとしても、それでも満員に近い状況である。当初計画を始めた時には、「半分も売れるだろうか」と心配していたのとは、心配の方向が逆になった。大勢の人が運営を支援してくれることも心強い。神奈川大学のゼミの学生8人もボランティアで来てくれる。打ち合わせを終えて、コンサートの成功を願いつつ、かしわさんと別れた。


2014.11.1(土)

北見市の講演会での再会

 北見市端野町公民館で、21世紀を創造する教育講演会「これからの障がい者福祉・地域福祉を考える」という講演をした。朝10時からなので、前日千歳空港内のホテルに泊って翌朝(今朝のこと)7:35の便で女満別空港に飛び、そこから車で30分。9時前に会場に到着。

 昨日は、神奈川大学の平塚キャンパスでの特別授業2回目。国際経営学科の1年生に地方自治を講ずる3時間。授業では、何も知らない1年生に地方自治の基本から説明するのだから大変である。受講生10人という少人数であり、3時間という時間の余裕もある。学生に質問をして、答えさせ、それを受けて説明をするという方式を多用できる。こちらも、いろいろ工夫しなければならない。なんとか授業を終えて羽田空港に移動し、20時の便で千歳空港に飛んだという次第である。光子から「北見は寒いから」と、オーバーコートを持たされている。重いガーメントバッグを持っての移動は大変だった。

 今日の講演会では、思わぬ出会いがあった、30年近く前、当時北海道庁の福祉課長だった私が北見で講演したのを聴きにきて、とても感動し,講演終了後ダウン症の娘さんから花束を渡したという。その林里子さんが会場にいらしていて、少しだけお話をすることができた。私が知事選挙に出た時に、選挙事務所にご主人と一緒に訪ねてきたけど、会えなかったという。たまたまその時、ご主人は難病で仙台の病院に入院中だった。そのご主人も、娘さんも亡くなって、今は仲間と一緒に「放課後等デイサービス みらい」を立ち上げて、児童発達管理責任者として活動をしている71歳の林さん。まさに、感動的な30年ぶりの再会である。オーバーを着る必要もないほど暖かい北見の町。この出会いで、さらに暖かくなった気がした。  


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