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ジョギング日記 12月第1週分            

2014.12.6(土)

「ウェークアップぷらす」出演異聞

 読売テレビの「ウェークアップぷらす」に出演。2日(火)に電話で出演依頼を受けた私は、どういうわけか、それが12月13日(土)の出演だと受け取ってしまった。翌14日(日)は、北海道遠軽町で講演の予定がある。前日着で予定を組んでいた。飛行機のチケットも送付されている。さあ大変。これをキャンセルし、伊丹空港発に変更し、新たにチケットを取り直さなければならない。これはなんとか出来た。そして、昨日の昼前。読売テレビからのメールを目にした。「明日はよろしく」というものである。「ウェークアップ」出演は6日ということだった。慌てて準備して、午後の新幹線で大阪へ向かった。幸い、大事には至らなかったが、早とちり、思い込みは怖いと改めて気付かされた。

 その「ウエークアップ」。コメンテーターは、前回出演時と同じ田崎史郎さん、岩田公雄さんに野村修也さん。皆さん、とても感じの良い方ばかりで、ほっとする。私の出番は「若者の選挙離れ」の話題のところで、若者が選挙に行かない言い訳とそれへの対処方針3か条をコメントしたぐらいである。神奈川大学での授業で学生に語ったことの再現に近い。

 その総選挙であるが、4日の新聞各紙は序盤の情勢として、自民党の圧勝の勢いを伝えている。「単独で300議席超の勢い」といった数字は各紙違いがない。その予想がどうこうよりも、私が疑問なのは、どうして新聞各紙はお互い談合した如く、同じ日の掲載なのかということ。さらに、今回の選挙に限らないが、投票前にこんな予想を示して、読者に何を伝えようとしているのかがわからない。いっそ、アメリカの新聞のように、各紙が共和党か民主党を並べて、「今回は民主党を支持する」といったように立場を鮮明にするなら読者としても興味を持つのだが、今の日本ではとうてい無理だろうな。


2014.12.3(水)

神奈川大学のSAたちと

 神奈川大学の「障害福祉論」ゼミ、「地方自治論U」の授業を滞りなく済ませて、SA三人と大学近くの居酒屋で会食。地方自治論のSA前林佑輔君、海野一馬君。障害福祉ゼミのSA蟹沢由希子さんである。三人とも就職が決まってお祝い会をやろうと企画していたが、私の都合で2回延びてしまい、今日の会食になった。3人とも、今年4月からSAをやってもらっている。SAはstudent assistant、授業ではいろいろお世話役をお願いしている。おかげで、こちらは楽をさせてもらっているというわけだ。その感謝の意味もある。

 ゼミは別として、地方自治論の授業では、名前と顔が一致する学生がほとんどいない。 SAもおなじようなものである。残り少ない今学期の授業であるが、何人かは名前がわかる学生を作ることにしたい。そういう約束をした。

 SA3人は、来春卒業して職場に散る。「1年1回でいいから、その後の消息を伝えてくれよな」と今からお願いしておいた。神奈川大学で、せっかく知り合った仲間である。末永く仲間でいて欲しい。


2014.12.1(月)

菅原文太さんのご逝去を悼む

 菅原文太さんご逝去の報に接する。よみうりテレビ「ミヤネ屋」の出演前の化粧室でそのことを聞く。このニュースは、3時半解禁ということで、番組の終了間際にしか放送できない。ところが、番組の途中で臨時ニュースのテロップが出てしまい、事実上解禁となる。そこから、大忙しで番組で取り上げることになる。

 菅原文太さんは、宮城県出身である。知事時代に宮城県の教育関係の懇談会の委員として協力いただいたことがある。宮城米のコマーシャルには二人で出演した。特に、宮城県知事2期目の選挙では、菅原文太さんに応援いただいたことが忘れられない。相手方候補は仙台一高出身、仙台二高出身の私を仙台一高出身の菅原さんが「浅野さんの選挙は正義の闘いだ、出身高校は関係ない」と力強く応援してくださった。こんなことを宮根さんが何度も私を指名するので、コメントさせてもらう。

 本当に大事な人を失ってしまった。俳優業をおやめになってからの生き方が素晴らしい。次代を担う子どもたちの教育に力を注ぎ、次世代に残す環境保護を実践した。最後まで、見事な人生を送られた。心からご冥福をお祈りする。


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