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ジョギング日記  12月第2週分            

2014.12.12(金)

今年最後の研究会

 日比谷公園内の市政会館5階会議室での「「地方分権改革と地域民主主義の発展に関する研究会」に出席。今年最後の研究会である。会議後に忘年会があるが、私は自粛で欠席。今日も、富山県、滋賀県、京都府、鳥取県、岡山県、広島県、佐賀県から担当官が出席である。事前に立派な資料を作ってきて、それに基いて発表する。それを基にして、私を含めた「学識経験者」4人が質疑を展開する。今日のテーマは、「議会と地域民主主義の実態-議会は地域民主主義にどう応えているか」である。議会の話になると、どうしても「議会は役割を果たしていない」ということになる。今日の議論もその例外ではない。毎回2時間の会議が、今日は10分早く終了。忘年会対応である。

 ノーベル賞の授賞式が終わる。テレビのニュースやバラエティ番組でも、連日報道されている。日本人3人が物理学賞を共同受賞したのは、日本人としてとてもうれしいし、誇りでもある。私にとっては、それよりも、マララ・ユスフザイさんの平和賞受賞が心に残る。彼女のスピーチの力強さ、説得力に感銘を受ける。17歳の少女の言葉とは思えない。受賞を大きな力として、彼女の活動が実を結ぶことを心から願う。

 日本列島に寒波襲来の中、明日は北海道遠軽町に行く。


2014.12.11(木)

特定秘密保護法の施行

 10時からの「平成26年度造血幹細胞移植医療体制整備事業選定・評価会議」に出席のため、霞ヶ関の厚生労働省に出向く。満員のエレベーターに乗って、19回の共用第9会議室へ。内容と会議の結果については、特定秘密ではないが、今のところは秘密ということなので、ここでは書かない。

 12時丁度に会議が終了し、構成員の鎌田麗子さん、野村由美子さんを誘って、虎ノ門の長崎ちゃんぽんの店へ。一度、彼女たちを連れて行ったら、すっかり気に入ってくれて、今日で3回目である。この店は、厚生省時代から25年以上通っている。ちゃんぽん、皿うどん制作担当のご主人、神業のような接客担当の奥さん、そして息子さんと、メンバーはずっと変わらない。たまに行くと、とても懐かしがってくれて、一家でお出迎えである。「この前、テレビに出ていたね」と奥さんに声をかけられる。順番待ちで並んでいる中に、厚生省の後輩の河村博江君(長寿社会開発センター理事長)を見つけて、二人に紹介。結局四人でテーブルを囲む。話もちゃんぽんも美味しかった。

 「特定秘密保護法」が昨日施行。こんなに問題の多い法律を、どうしてこんなに急いで施行したのだろうか。秘密保護なら、現行法でも十分対応できるのだから、特別法を作る意味がない。案ずるに、アメリカ政府の圧力である。「日本に秘密文書を渡すと、すぐに外に洩れてしまう。これでは、危なくて、日本に秘密は渡せない」とアメリカ政府は、不満を持っていると聞いたことがある。集団的自衛権の行使を閣議決定したのも、アメリカを意識してのことらしい。なんでも、かんでも、米国の意向に従順なのは、考え直すべきである。


2014.12.9(火)

ぷれジョブ展示会は盛況

 午前中、期日前投票に出向く。ポツポツと投票に来る人がいる。驚くのが、係員が10人以上いること。これが本式の投票日14日前日まで毎日だから、人件費が大変だろうなと気を回す。全体で700億円かかるという。これも民主主義のコストというのだろうか。投票は済ませたが、なんだか心の中を虚しさが通り抜ける。

 夕方、神奈川県民サポートセンターでのぷれジョブ展示会へ。その前に近くの有隣堂で、来年の手帳と便箋封筒を買い求めた。年末であることを改めて実感する。

 ぷれジョブ展は、結構盛況である。16時からは、会場内で、まずは内海智子事務局長が、プレイヤー7人にインタビュー。とても上手に、プレイヤーの思いを引き出している。20分からは、ぷれジョブの意義について、私の講演。予定の17時。ほぼ定刻に講演を終える。元々のぷれジョブ関係者以外の方々も参加していて、会場のスペースぴったりの、多過ぎず、少な過ぎずの参加者を前に、熱弁を振るう。展示も良く出来ているし、講演、プレイヤー紹介も聴いていただいて、ほっとしたところ。神奈川県の福祉部長、障害福祉課長も出席しているのには少々驚くが、展示を見てもらい、講演を聴いてもらってありがたいことである。これを機に、ぷれジョブの理解と協力が神奈川県内に広がるといいなと思う。  


2014.12.8(月)

朝日新聞の「取材」2題

 10時、朝日新聞石川雅彦記者の取材。10月に「患者を生きるー元知事の闘い」の5回連載を執筆したのが石川記者である。この連載には読者からの反響があって、それを受けての取材ということである。読者の思いに応えるために、真摯に対応させてもらった。新聞掲載は未定だが、年末ぎりぎりになるらしい。

 読者からのメールを読むと、ATLやHTLV-1ウイルスについての誤解によるものが多い。この病気については、まだまだ情報が足りない。患者経験者としては、とても気になる。このことについて、取材では強調したのだが、どう紙面に反映されるかはわからない。

 その朝日新聞から、選挙についての世論調査の電話があった。この種の調査を受けるのは初めてなので、質問に答える前に、「あやしい調査じゃないですよね」と言ってしまった。偽の調査だとしても、調査するほうには何のメリットもない、少なくとも、私のほうで困ることはないと考え、興味もあったので、素直にお答えすることにした。「はい、いいえ、どちらかといえば・・・」という質問だが、回答の内容については、書くつもりはない。集計結果は、投票日ギリギリの紙面に掲載されるとのこと。6日の日記にも書いたが、読者に何を伝えようとしているのか、よくわからない。


2014.12.7(日)

「ぷれジョブ藤沢」定例会

 今年最後の「ぷれジョブ藤沢」月例会。今回も、オブザーバーを含め25名の参加でにぎやかに開催である。俊樹君が「ハイサイうる虎 藤沢南口店」での6ヶ月のお仕事を終えて、修了証を私から手渡す。Cafe KOBA,古久家藤沢店でのお仕事に続いて、3カ所目のお仕事。これで、俊樹君は「ぷれジョブ藤沢」から卒業である。言葉は少ないが、とても熱心にお仕事に励んでくれた。最後のお店のジョブサポーターは慶応大学SFCの教え子高橋理恵さん。彼女も大学卒業なので、ジョブサポーターもこれで卒業である。この経験が、社会人としての人生で役に立ってくれるだろう。

 寛大君にも修了証。Cafe KOBAでの6ヶ月を終えた。声が大きくて元気がいい。毎回、大好きな電車に乗れるのを喜んでいた。お仕事はどんどん速くこなすようになったところで修了ということになった。ジョブサポーターの海野一馬君も神奈川大学の教え子で来年卒業である。寛大君ともお別れになるのが、寂しいという。

 ぷれジョブでお仕事をするプレイヤーが、どんどん成長していくのを見るのが楽しみである。これが、私にとってのぷれジョブの醍醐味である。明日からは神奈川県民サポートセンターでぷれジョブの展示会が開催される。。市民にぷれジョブを知ってもらういい機会である。事務局長の内海智子さんが、不眠不休で準備してくれた。9日(火)の4時から、私も簡単な講演をする。たくさんの人が来てくれるといいのだが。


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