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ジョギング日記 12月第4&5週分            

2014.12.31(水)

大晦日に 昨日のこと

 OHK岡山放送から声がかかって、「スーパーニューススペシャル」という番組にゲストコメンテーターとして出演。よくある年末特集である。岡山駅に迎えにきた担当者に「なんで私なんだ」と訊いたら、「何にでも詳しい方だから」。答えになっていない。番組は1時間45分。内容はともかく、12月5日開業のイオンモールの6階にスタジオがあるのに驚いた。番組が終わっても、「なんで私なんだ」がわからない。それでも、面白い経験ではあった。

  今日のこと  大晦日である。天気が良いので、今日も昼の散歩に出る。富士山がぼんやりだが見えた。それ以外は、家でのんびり過ごす。今日で今年が終わるという感慨は浮かばない。それでも、2014年は今日でおしまい。この一年、元気で過ごせたことがうれしい。明日から新しい年が始まる。


2014.12.28(日)

年の瀬に年の瀬のにおい

 今年も押し詰まってきた。カレンダーの中だけのことなのだが、気持ちの上でもなんとなく「押し詰まってきた」という感じになる。年の瀬には年の瀬のにおいがある。そんな中、今日も昼間の散歩を敢行。3日連続で富士山の姿を遠望する。「富士山噴火の可能性」などと脅かされた一年だったが、今日の富士山は何事も無く顔を見せている。

 毎日がほぼ連休の身には、あまり関係ないが、年末、年始は9連休となるらしい。サラリーマンには、カレンダーの妙味がありがたい。そんな中で、霞ヶ関の官庁街では、年越しの予算編成作業で、休む暇もないらしい。年末解散のあおりである。不平、不満もあろうが、国民のためにがんばってもらいたい。役人OBの空々しい言葉か。

 今年も、近所にある3店のコンビニをよく利用した。品揃えや値段はそこそこだが、ともかくconvenientの言葉どおり便利である。京都府内の深夜のコンビニ駐車場が、タクシーの休憩所として開放されて、コンビニ強盗が前年比半減したという京都新聞の記事をネットで見た。そうか、そういう効能もあるのか。全国に広がるといい試みである。


2014.12.27(土)

昼の散歩2日目

 昼前、昨日に続き、散歩に出る。晴れていて風も弱く、穏やかな天気の中、汗ばむほどである。岸根公園から少し坂を上がると、富士山が見えるところに至る。今日も、雪を冠った8合目から上の姿が見える。なんだか、もうかったような気分になるのが不思議。

 安倍政権の経済対策の内容が固まった。その中で、自治体が地域振興のために発行する旅行券や商品券などに使える交付金をつくるらしい。これで、消費は増えるし、住民たちには喜ばれる。しかし、その効果は一過性のものであり、経済対策としても、地方創生の支援としても、不十分である。来春の統一地方選向けの対策ともみられている。だから、一過性でもいいのだろうが、やることが姑息である。


2014.12.25(木)

クリスマスの研究会

 14時から、分権型政策制度研究センターの第7回「人口減少時代における自治体のあり方に関する研究会」に出席。今日のテーマは、自治体間の補完・協力・連携システムについて。鳥取県、広島県、佐賀県、長岡市の担当者から現状の説明があり、質疑に入る。私なりの結論は、市町村合併などやらなくても、市町村の広域連合でそれぞれの市町村は残したままで、行政効率を上げることができるということである。平成の大合併は、デメリットが多かったという評価にも結びつく。会議の中間で、委員にクリスマスケーキが配られる。新藤宗幸座長は粋なことをなさる。ごちそうさま、そしてMerry Christmas! 今年の研究会はこれでおしまい。来年は1月15日から。

 来年1月の民主党代表選挙に、岡田克也代表代行が立候補することを表明。細野豪志氏も立候補宣言している。前原誠司氏は出ない。枝野幸男氏、蓮舫氏はどうなる。候補者同士で真剣に議論したうえで、すっきり代表を選んで欲しい。

 一方、維新の党。最高顧問への就任について、橋下徹氏が「死んでも嫌だ」というのに対し、江田憲司代表が「私が人事権者だ」と応ずる。駄々っ子とがんこ親父の喧嘩でもあるまいし、公党内のごたごたが、公に報じられていること自体がおかしい。野党第一党と第二党が、攻めの体制を確立するまでには、まだ時間がかかりそうである。


2014.12.24(水)

クリスマス・イブの組閣

 「今日はクリスマス・イブです」とラジオ、テレビでアナウンサーが繰り返している。たまに、「今日はイブです」というのもあって、驚く。「今晩は、クリスマス・イブです」というのが正しい。こんなどうでもいいことを考えるクリスマス・イブである。

 我1歳になられる天皇陛下はとてもお元気。被災地を何回も訪問されるのは、これが天皇としての自分の使命と固く信じているからだろう。皇后陛下とご一緒のお姿に心打たれる。ご高齢であるので、ご公務を減らされたらいいいのにと思うところもあるが、こういうご公務をなさるからお元気でいられるということもあるのだろう。いずれにしても、いつまでもお元気でと祈るばかりである。

 夜は、来年2月の「アメニティフォーラム」の打ち合わせ。ここで瑞宝太鼓とサルサガムテープバンドのコラボレーションを再演する予定。それをどのような形でやるかの作戦会議である。練習時間も限られているので、その範囲でできることをやる。これが結論といえば結論である。結果は、打ち合わせはそこそこに、忘年会に早変わり。かくして、かしわ哲、酒井真弓、佐藤進、曽根直樹、北岡賢剛、田島光浩、田中正博他3人の楽しい会合はお開きとなる。


2014.12.21(日)

北朝鮮の常識はずれの行動

 「毎日が日曜日のようなもの」と言いながらも、今日は本物の日曜日。全日本高校駅伝を男女ともテレビ観戦しながら、のんびり過ごす。その合間に、来客一人、原稿1編をこなす。

 北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺をコメディー調で扱った映画「ザ・インタビュー」、この映画の米国での公開が中止された。オバマ大統領は、「上映中止はまちがい」とソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント社を非難したが、ソニー映画社は、「公開中止は映画館の判断で、ソニー映画社は関係ない。大統領の誤解だ」と応じた。ソニー映画社へのサイバー攻撃は北朝鮮が関与しているとアメリカ政府は断定したが、映画上映中止に国家が関わっているとは、許されざるべきことである。ここで上映中止となれば、圧力に屈したことになるので、悪しき前例になる。それにしても、北朝鮮という国は、国際常識に反することを平気でやる。こんな国が隣にいるなんて、嫌悪感で一杯である。


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