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ジョギング日記 1月第1&2週分            

2015.1.10(土)

富士山の見える富士宮市での講演

 昨日の朝、体温が37.6℃を記録した。風邪だなと思い、一日おとなしく寝ていた。 今朝起きたら、体温も下がり、体調も悪くない。それで予定どおり、富士宮市の(株)富士山ドリームビレッジ主催の講演会に出かける。

 昨年11月に玄秀盛さんの紹介で一緒にお食事をした際に、意気投合した伏見修社長のお招きである。伏見社長のところは、障害者就労支援の施設を運営して、たくさんの障害者を様々な企業に送り出している。その事業のためには会社組織のほうがいいと考え、株式会社として始めたとのこと。そのやり方はユニークであり、かつ地道に「障害者のため」を旗印に運営している。確かな実績もあげている。

 その富士宮市での講演だから、楽しみにしていた。そこにきての体調不良だったので、会社や事業所の視察はやめて講演だけにして引き上げる。新富士駅に降り立ったら、正面に富士山が姿を現している。車で富士宮市に近づくごとに、富士山の姿がどんどん大きくなる。天気も快晴。「こんなにはっきり見えることはめったにない」と伏見社長。「横浜から見る富士山は頭しか見えないが、ここでは、全裸の富士山だ」と私。これを見ただけでも、富士宮市に来て良かったと思える。

 講演を終えても、体調は順調である。


2015.1.8(木)

2015年・初テレビ

 2015年の初テレビ出演&は、読売テレビの「ミヤネ屋」。大阪へ向かう新幹線も今年初乗車。藤沢付近通過時に、富士山の姿がくっきりと見える。平塚、小田原付近ではさらに大きく、新富士駅では青空をバックに雲ひとつない富士山の雄姿を拝むことになる。リニア新幹線はほぼ地下鉄状態だから、富士山の姿は見えないだろう。このことだけでも、リニア新幹線建設に反対したくなる。無駄もはなはだしい。

 宮根さん、川田さんなど「ミヤネ屋」のスタッフとメークの方々に「新年おめでとう」の声をかけながらスタジオ入り。今日のコメンテーターは春香クリスティーンさんと私だけ。春川さんは新年早々インフルエンザで欠席。特別ゲストにはすみれさん。20代の女性二人と一緒というのは珍しい。フランス新聞社へのテロから始まり、マクドナルドの異物混入、今年の経済と硬い話題が続く。「今年もよろしくお願いします」と声を掛け合いながら、今年初出演を終える。  


2015.1.7(水)

仕事初め

 2015年の仕事初めは神奈川大学の授業。ゼミは欠席3名、授業は出席127名で正月ボケはないようでホッとした。ゼミは、グループワークだから私の出番はほとんどない。「地方自治論U」の授業の方は、今学期の復習。学生にもパワポのメッセージを読ませて、質問もする。「なんだ、こんなこともわかってなかったんだ!」と叱り飛ばしたいのをこらえるのも結構大変。今日の復習は、期末テストにつながる。大丈夫だろうか。新年早々、心を痛める。

 学生が好きなマクドナルドのチキンナゲットに異物混入。昨年末のフライポテトに異物に続き、マクドナルドはご難続きである。タイにある工場で生産されるものもあり、原因究明がむずかしい。またまた客離れが進むのだろうか。

 ご難続きではないが、民主党の代表選びは大丈夫だろうか。意気消沈の中だから、盛り上がらない。反省、反省が多く、前向きになりにくい。一致団結の様子が見えない。それでも、党勢は維持しなければならない。選挙戦を契機に、党全体が盛り上がってもらいたい。いつまでも「一強多弱」などとマスコミから揶揄されていてはいけない。


2015.1.5(月)

子どもはすごい

 午前中に散歩。富士山がとてもきれいに見えるポイントまで30分。岸根公園は、お父さんは仕事に出てしまったが、まだ学校が始まらない子どもで一杯。

 夕方は近所の美容院へ。少ない頭髪でも、それなりに整えておかなければみっともない。これは光子の弁。16時の予約で行ってみたら、前の女性にまだかかっている。赤ちゃん(3ヶ月)を連れた男性(ご主人)が待っている。生後3ヶ月の赤ちゃんが、私より豊かな髪の毛である。

 予定時間を30分過ぎて私の番となる。その女性は、独身時代に近所にいて、結婚して川崎に引っ越したとのこと。つわりがきつくて外に出られず、1年ぶりの美容院となった。だから、ものすごい髪の量からの作業となり時間がかかったらしい。この女性の席の周りには大量の髪の毛が落ちている。髪の毛が多すぎて困る人もいれば、少なすぎる私がいる。新年から面白い経験であった。

 夜は、私の大好きな番組「はじめてのおつかい」を見る。2歳の男の子がお父さんのためにパン屋でパンを買いに行く。生まれてから2年の子が、こんなことをできることに、生まれてから66年でも大したことができない老人(私のこと)が、改めて感心している。


2015.1.4(日)

9連休が終わる

 3日連続で昼の散歩。横浜地方が3日連続で散歩日和ということになる。そして、3日連続で富士山が拝めたのは幸運である。岸根公園は親子でにぎわっている。特に、父子が目立って多い。そうか、9連休が今日までだから、最後の父親登場ということなのか。テニス、バドミントン、サッカー(のまねごと)、凧揚げも何本か。そんなことができるほど広いのがいい。子ども達の笑い声に心が和む。

 地方自治体の移住支援策を利用して地方に移り住んだ人が、2013年度に8196人に上る。(毎日新聞)4年間で2.9倍になったという。これとは別に、内閣府の調査では、農山村への定住願望がある者が32%、20歳代の男性では47%となっている。今すぐに移住するということではなくとも、農山村が定住条件を整備すれば、多くの移住者が期待できる。定住条件の整備は容易ではない。しかし、それができなければ、地方創生など絵に描いた餅に過ぎない。


2015.1.3(土)

青山学院大学、箱根駅伝で快挙

 正月三が日は、横浜に関しては穏やかな日和が続いた。思いついて、昨年の正月の日記を開けてみたら、2日,3日は同じく箱根駅伝に熱中。3日のゴールで、駒沢大学のメンバーが優勝を逃してうなだれていて、青山学院のアンカーが5位でゴールするのをメンバーが狂喜乱舞して迎えるのと好対照という記述がある。

 今年のゴールでは、駒沢大学のメンバーが1位に10分以上差をつけられての2位でうなだれており、青山学院大学がぶっちぎりで優勝のテープを切った。いつの間にこんなに強いチームになったのだろう。私がそう思うだけでなく、駒沢大学、東洋大学の選手たちも同じ思いなのではないだろうか。今年の箱根駅伝も十分に楽しませてもらった。来年は青山学院大学が連覇すると見るのが順当だが、そうはいかないのが駅伝の面白さである。今から、一年後の大会が楽しみである。

 今年は、日本にとって国際関係が重要な課題となる。中国、韓国との融和はできるか、少なくとも方向性はそちらに向かって欲しい。北朝鮮は、話の通じない国なのが大きな気がかり。拉致問題の解決が遠のいている。核問題、サイバーテロの暴発の懸念もある。エボラ出血熱をどう防ぐか、イスラム国関係のテロは日本を襲わないか。心配なことがたくさんあるが、なんとか大事に至らないことを心から望むところである。


2015.1.2(金)

箱根駅伝、第3代山の神誕生

 1月1日は家族が集まって、例年通りの過ごし方。「毎年変わらぬ」というところが元日の良さである。家族みんなが元気で健やかに過ごすこと、それが毎年変わらぬ願いである。

 1月2日は、これも例年どおり、箱根駅伝をテレビ観戦。3区途中から、5区のゴールまで食い入るように見る。神奈川大学を応援するが、2区までの6位が途中で失速、往路最後は14位。明日は繰り上げスタートである。ドラマは、山登りの5区。1位でたすきを受けた優勝候補ナンバー1の駒沢大学馬場翔大が後半失速、ふらふらで4位のゴール。棄権しなくてよかったと大八木弘明監督。一方、驚いたのは青山学院大学の神野大地(3年)の走り。164センチ、43`の軽量ながら、第二代「山の神」柏原竜二の記録を破る1時間16分15秒の驚異的タイムで往路1位でゴール。予想もできないドラマが今回の往路でも現出した。明日の復路では、どんなドラマが見られるのだろう。

 昔(病気になる前)は、箱根駅伝を見たあとは、走りたくなったものだが、今は走るのは無理。だからというわけでもないが、駅伝を見終わってすぐに散歩に出る。比較的薄着をしていたが、それでも寒くない。穏やかな新年の天気である。今年も、こうやって元気に散歩できるといいなと願いながら、ほぼ1時間の散歩を終える。


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