浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

2015.2.6(金)

１ヶ月ぶりの散歩

　昼から散歩に出る。１ヶ月ぶりである。寒さで朝は散歩を控えている。昼の散歩も、風邪引きなどで滞る。１ヶ月も散歩していないと、筋肉が衰える。それだけでなく、「真剣に生きていない」という脅迫観念に襲われる。今日は天気もいいし、歩いてみて、そういう変な思いはあっという間に雲散する。１ヶ月ぶりの岸根公園には、紅梅白梅が満開の風情である。いつの間にか春がやってきているのを知る。

　蠢いているのが、憲法改正への動きである。来年夏の参議院選挙が終わったところから動き出すのが「常識的な線」と言われている。むずかしい憲法９条改正は後回しにして、簡単な環境権の新設や緊急事態条項の新設から手をつけるという。朝日新聞の社説では、この点を批判している。そりゃそうだろう。憲法改正はやりやすいところから始めるというのは、そういう人の見識を疑う。憲法改正は、具体的にどこを改正するかの議論が高まったところで、発議の議論が始まるのは当然である。何もないところで、「やりやすい条項からやろう」というのは、本末転倒である。真面目にやって欲しい。

2015.2.4(水)

ぼちぼち活動再開

　昨日のこと。昼から焼津市社会福祉協議会の福祉大会で記念講演。当日朝にパワポ１０枚分以上追加した内容も含めて熱演する。講演を聴いて出て行く女性に、「感激して泣きました」と言われる。そんな泣かせるような講演をした覚えはないのだが、「感激した」と言われるのは悪い気はしない。自分でも、上出来の講演という思いはある。新幹線で静岡、東海道線に乗り換えて藤枝駅、そこから車で１５分で会場の焼津市大井川文化会館に行くという行程。講演を終えて、すぐに帰路につくということで、味気ないといえば味気ない。しょせん、講演ででかけるとはそういうことである。

　帰り道、品川駅から表参道駅に向かう。旧知の一柳良雄氏の声がけで集まった１０人での会食に３０分遅れで到着。メンバーで知り合いは３人だけ。一流企業の社長専務、霞ヶ関の次官経験者など。会食は、ほとんど一柳氏の一人舞台。その話が実に面白い。最後は下ネタでお開き。通産省を天下りせずに退職し、「一柳アソシエイツ」を基盤に、企業のトップを育てる「一流塾」を主宰したり、幅広い人脈を活かした多彩な活動を続けている。今の日本において得難い人材である。楽しい会食であった。

2015.2.1(日)

日記再開

　ジョギング日記愛読者へのメッセージ 　

　随分長い間、日記を休んでしまいました。インフルエンザで寝込んでしまったことが休載のきっかけです。私のインフルエンザが治った後も、妻光子がインフルエンザに罹り、日記を載せることができませんでした。その間、数人の愛読者から、「どうしたのですか」という問合せがありました。休載しているうちに、日記を書いて公表する意味がわからなくなってしまったこともありましたが、休載すると心配する愛読者のことを考えて、再開することにしました。

　今までのように、ほぼ毎日書くことはしません。その気になったら書いてみる、そんんな調子でいますので、休載しても心配しないでください。以上です。

　再開初日の日記は、イスラム国による後藤謙二さん殺害のニュースから書くことになる。理不尽極まりない。怒りに心が震える。人間の命をかくも簡単に奪う集団がこのまま存在を許されることに耐えられない。日本人はもちろん、世界中の人たちが同じ気持だろう。

　そういったことで心は乱れるが、やるべきことはやらなければならない。神奈川大学の学期末試験の採点業務を淡々と遂行している。１７０枚の答案の採点は忍耐力が試される。論述問題が４題あり、その採点が大変である。もっと単純な問題にすればいいのだが、それは私のpolicyに合わない。やり通すしかない。今日で半分以上終えたので、明日で完遂できるめどが立った。

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