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ジョギング日記 6月第2週分            

2015.6.13(土)

会合2件はしご

 午後から、会合が二つ続いた。まず、ACE総会が市ヶ谷にて。私が厚生省障害福祉課長時代に障害福祉専門官を務めた中澤健さんが、奥様の和代さんと一緒にマレーシアで障害児支援をしている。それを日本で支援する組織がACE(アジア地域福祉と交流の会)である。プログラムは盛り沢山。事業計画や予算案を審議する本来の総会の後に、現地報告としてペナンの活動報告(by中澤和代)、サラワクの活動報告(by中澤健)が40分。続いて「共有しよう!障害をもつ本人たちのパワー」が徳島ともの会のメンバー3人プラス東京の本人、いずれも知的障害ないしは自閉症を持つ本人である。マレーシアにも出かけた彼らの発表は本人の力を見せつける素晴らしいもの。「感動した!」。最後に会場討論ということで、ACE活動のこれまでとこれからを中澤健(これまで)と田島光浩(これから)の話題提供に続いて、会場からも意見が出される。私も一言述べさせてもらった。これまで以上に進行が円滑であり、内容も豊富であった。そういうことを軽食ビール付きの懇談会で総括したりして。「浅野史郎さんの病気回復をお祝いしながら」という解説付きの懇談会だったので、冒頭に私からご挨拶をさせていただき、その後ほどなくして次の会場へ。

 次の会場は浜松町のシーサイドホテル芝弥生。「小山博孝氏の出版を祝う会」に途中から参加した。写真家の小山さんが30年にわたり撮り続けてきた障害者雇用の現場が写真集になった。いや写真集ではなくて、小山さん自身による何十箇所の現場をご案内する文章に写真が添えられているものである。実は宮城県知事選挙に急遽立候補した時に、猛スピードで選挙ポスターを撮ってくださったのが小山博孝さんである。そんなことも紹介しながらのお祝いの言葉を述べさせていただいた。2ヶ所の会合とも、志を同じくする仲間が大勢の楽しい会であった。


2015.6.12(金)

安保法案

 朝方までかなりの雨だったので、散歩は自粛。「自粛」ということは、「決行はできたがやめておいた」ということだから。散歩に出る時間には、雨がほとんど上がっていた。それでも、惰眠を楽しむことを選択した。こういうことがあってもいい

 安保法案の今国会成立に赤信号が灯りつつある。衆議院憲法審査会で、4日、自民党推薦の参考人も含め、3人の憲法学者全員が「安保法制は違憲」と言明した。今日は、自民党で要職を務めた山崎拓、亀井静香、藤井裕久、武村正義の元衆議院議員が安保法案について「憲法解釈を一内閣の恣意で変更するのは認めがたい」と反対を表明した。与党側の説明は、かなりの無理があり、このままで法案を通したら、国民の反発を招くことは避けられない。そのぐらいの見識は、政府にもあるだろう。これからの国会の動きから目を離せない。


2015.6.10(水)

ナミねえがやってきた

 久しぶりの散歩、ラジオ体操を朝飯前にこなして、神奈川大学の授業へ。地方自治論は市町村合併がテーマ。学生も合併問題は当事者の部分もあるので、興味と関心はあるはず。一般的なことは理解できるだろうが、合併15年後の「一本算定」は理解がむずかしい。合併直後の地方交付税の特例(増額)は、15年後にはなくなるということなのだが、地方交付税の理解が不十分な学生には、ここが難関。これは毎年のことである。

 4時限の「障害福祉論」ゼミには、神戸から竹中ナミことナミねえをゲストに迎えた。SFCの時も何度かゲスト出演いただいたが、今回は、「今度は神奈川大学なんだけど、来てもらえるかな」、「いいよ」ということで出演が決まった。ゼミに来ての開口一番「これ何の授業だっけ。シローちゃんからの電話では聞いとらんかったよ」。そんなことを言いながらも、学生20人に生涯忘れ得ぬ強烈な印象を残していった。

 これで終わりではない。丁度、ゼミの飲み会の日だったので、ゼミ終了後時間調整を してもらって、ナミねえにも飲み会に参加してもらった。そこでもナミねえの強烈しゃべくりマシーンが炸裂。学生にとっては、さらなる忘れ得ぬ夜となった。飲み会を中座して、ナミねえは日帰りで神戸に戻っていった。このためだけに神戸から来てくれたんだよね。ナミねえ。ありがとう、本当にありがとう。


2015.6.9(火)

「ミヤネ屋」出演

 朝の雨が早めに上がって、でかける時には傘いらずだった。新幹線で大阪へ。「ミヤネ屋」に出演する。今日の話題は、古閑美保がイケメン年下ゴルファーと半同棲、芸能界の天狗伝説(若くして有名になった芸能人の鼻がポキっと折れた)、名古屋のごみ屋敷、豚の生レバー、しゃぶしゃぶ禁止、北海道砂川市の暴走交通事故など、私がコメントできそうな話題ではなかった。天狗伝説のコーナーでは、私の隣席の春香クリスティーンが宮根さんにいじられていた。その春香さんが、番組の終わりに突然コメディアン風の動きをしたのには、全員爆笑。それが一番面白かった。

 帰りの新幹線。小田原を過ぎたところで窓から後方を見たら、夕焼けの中に富士山のシルエットが浮かんでいる。なんとも神秘的な光景である。梅雨の合間に富士山を見られただけでも幸運であった。


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