浅野史郎のWEBサイト『夢らいん』

ジョギング日記 6月第3週分            

2015.6.20(土)

昨日の会合2題

 昨日の出来事を今日書いている。昼に、かしわ哲さんと一緒にフィランソロピー協会の高橋理事長を訪ねた。フィランソロピー協会は私が会長を務めているので、「理事長を訪ねた」というのも変な言い方である。普段は協会に顔を出すこともない名ばかり会長なので、こういう言い方になる。用件は、障がい者のライブ・パフォーマンス推進のイベントに企業の協賛、協力を得る方策について知恵を借りたいというもの。かしわさんは、実に大変な病気で最近まで入院生活を送っていた。予後がとてもいいということで、早速活動再開したところである。東京パラリンピック開催の2020年を目標年次として、前年の2019年に一大イベントを東京で開催する。それに向けて、今年から毎年全国5ヶ所ずつ、小イベントを開催しながら、地域での活動を盛り上げていく。そんなところで、高橋理事長も理解、了解してくださった。これからが色々大変だが、前に進んでいこうと思う。

 フィランソロピー協会での打ち合わせを終えてのち、しばらく時間調整をして、18時から秋葉原の居酒屋「九」(「いちじく」と読む)での東京仙台二高一八会(「いっぱちかい」と読む)6月例会に出席。今回も10人ほどの出席だが、初めて中鉢良治元ソニー社長が顔を出した。明るい毒舌の中鉢氏の話に乗せられて、座は大いに盛り上がった。私と中鉢氏との明るい痴話喧嘩のようなものが面白くて、ついついお酒が進んでしまった。ともあれ、楽しい時間であった。

 今日のことも少し書く。楽天がロッテに連勝。負傷者続出の楽天であり、今日は藤田一也二塁手までもが負傷退場という異常事態である。そんな状態であるのに、今日も勝利したのは、異常事態に残った選手たちが奮起したからだろう。そういうことってあるんだなと、一人で納得していた。


2015.6.18(木)

新宿駆け込み餃子

 朝日新聞に居酒屋「新宿駆け込み餃子」の記事が載っている。夕刊とはいえ、一面トップで写真入り、記事のボリュームもかなりある。朝日新聞仙波理記者の記事で、私の発言も紹介されている。見出しだけでも、思いは伝わってくる。「出所者再起、包み込む店」、「就労・接客、社会復帰に道」である。

 実は、この取材は現地で昨晩なされたものである。とても熱心な取材ぶりで、「これならいい記事になるだろうな」と思って見ていたら、そのとおりの大きな扱いとなった。刑務所出所者がスタッフとして働く居酒屋だから、ニュース性がある。

 昨晩は、このプロジェクトの仕掛け人玄秀盛さんの招集で、現地で理事会が開催されていた。開業2ヶ月の様子を理事がこの目で見る機会である。私もスタッフと会うのは初めて。二人の働きぶりに感心しながら、励ましの声をかけさせてもらった。誇りをもって働いているのがすごい。それにしても、玄さんの信念と先を見る目の確かさに、改めて感心する。この記事を契機に、店に来て、このプロジェクトの趣旨に共感を寄せてくれる人が増えることを期待している。

 今日の話では、午後から「分権型政策制度研究センター」の研究会に出席。テーマは地方創生への取り組みである。岩手県、京都府、広島県、長岡市の担当からの報告の後、委員からの質疑、テーマについての討議がある。前回に続いて、「国に急かされて、自治体が無理やり計画を作らせれるのはおかしい」といったように、国への怨嗟、批判の声が続く。私も自由闊達に議論させてもらっている。なかなか面白い議論になってきた。


2015.6.16(火)

楽天の選手に一言

 プロ野球はセパ交流戦を日曜日に終え、ペナントレースが再開する金曜日までの小休暇に入っている。月曜日を除くほぼ毎日、楽天イーグルスの試合をスカパーの中継でテレビ観戦する我が家では、軽い虚脱状態に陥っている。「楽天の試合がないと、なんか寂しいね」といった程度であるが。

 この空白の時間を利用して、楽天というチームに苦言を残しておきたい。野球そのものについてではない。選手の成績についてでもない。野球中継を見ていてとても不快に感じることについてである。それは外国人選手がバッターボックスで唾を吐き散らすことである。画面上大写しになるので、自分に唾がかけられている気にさえなる。不潔である。みっともない。エレガントでない。楽天の外国人選手、ペーニャ、ウイラー、フェルナンド、サンチェスで、この順番で唾吐きが悪質である。日本人選手では松井稼頭央、大リーグ生活でこの悪い習慣を身に着けたのだろうか。

 監督なりコーチは注意しないのだろうか。審判が言ってもいい。唾吐きの自粛をリーグ全体で申し合わせることが先かもしれない。子どもが見ていて、真似するのが怖い。そういう問題意識をプロ野球全体で持っていないのが不思議であり、不審である。私と同じような問題意識を持っているプロ野球ファンはいないのかな。今日はこの話題だけ。


2015.6.15(月)

エルヴィスを語る夕べ

 テレビのコマーシャルで老夫婦が散歩しているのを見て、光子が言う。「あなたもああいう散歩をすればいいのに」。「ああいう散歩」は漫歩、訓読みでは「そぞろ歩き」という。漫歩では運動にならないし、気持ちがしゃきっとしない。今の私はジョギングもできないのだから、この日記のタイトルはまちがいなのだが、それでも早歩き、エクササイズウオーキングぐらいはしている。漫歩では面白くないので続くはずがない。ということで、今朝も早歩きぐらいの散歩を楽しむ。湿気があり、歩くと汗がにじむ。これぐらいの散歩がほどよいのだ。

 夜は、先日友人に連れられて行ったお店を再訪。お店のマダムがエルヴィス・プレスリーのファンということで話が合った。今日はその縁で、何人かの仲間と一緒の貸し切りの食事会でエルヴィスの話をしてくれと頼まれての再訪である。話の前に、「シロート夢トーク」を15分ほど聴いていただいてから、私とエルヴィスについて15分語り、あとは適当に語り合う。「女子会」と聞いていたが、男女半々ぐらい、全部で20人超集まっていた。平均年齢70歳と見た。エルヴィスファンは5人ほど。それでも歌も話も熱心に聴いてくださったのがうれしい。マダムの手作りのごちそうも、チリ産ワインもおいしくて、素敵な夜であった。


2015.6.14(日)

ぷれジョブ藤沢に若者が

 朝方は雨の日曜日。ぷれジョブ藤沢の定例会へ。先月の定例会は休んだので、久しぶりという気がする。ぷれジョブはしっかりと、順調に動いており、今日も5組から報告があった。サプライズは、慶応SFCメディア政策大学院修士課程の富田恭平さんが参加してきたこと。昨日、富田さんから「ぷれジョブ藤沢の活動に興味があり、大学でぷれジョブの研究会をしたいと考えている。定例会に行きたい」というメールがあり、「丁度明日が定例会です。是非来てください」と返信をした。定例会に参加した富田さんは、早速、ジョブサポーターをやってもらう方向で話しがまとまった。20代の青年が、向こうからぷれジョブに飛び込んでくる。こんなうれしいことはない。3年もぷれジョブをやっていると、こういういいこともあるんだ。今日はこれだけ。


以前のジョギング日記はこちらから


TOP][NEWS][日記][メルマガ][記事][連載][プロフィール][著作][夢ネットワーク][リンク

(c)浅野史郎・夢ネットワーク mailto:yumenet@asanoshiro.org