2016.4.23.(土)
三菱自動車の燃費試験データ不正操作問題
このところのテレビの報道番組も、新聞も、連日、熊本の地震のニュースがトップ扱いになっている。熊本地震がなければ、まちがいなく一面トップとなるはずのニュースが、三菱自動車の燃費試験データ不正操作問題である。三菱自動車製の軽自動車の型式認証取得において、同社が国土交通省へ提出した燃費試験データが燃費を実際よりも良く見せるため、不正な操作が行われていた。「燃費がいいから」と三菱自動車の車を購入した買い主をだましたことになる。これはとんでもないことである。
以前に、池井戸潤の「下町ロケット」を読んで感動し、次に「空飛ぶタイヤ」を読んだらさらに感動したことがあった。三菱自動車のリコール隠し、トレーラーのタイヤ脱落母子死傷事故を基にした作品である。このリコール隠しは、三菱自動車を揺るがす大問題になり、会社は再出発を誓ったはずである。今回、三菱自動車の軽自動車を買った人は、「以前のことがあるから、不正をするはずがない」と思って、三菱自動車の製品を信頼していた。その信頼が、またもや裏切られたのである。再度の不正隠しは、この会社の体質が変わっていないことを示している。経営陣の責任は免れない。それだけで済むとは思えないほどの不祥事である。
2016.4.22.(金)
東京一八会
夜は、「東京一八会」の定期会合で秋葉原の「九(いちじく)」へ。冒頭に加藤俊一君から仙台で開催された「一八会記念事業検討委員会」の結果報告があった。昨年12月に、我々18回生の仙台二高卒業50年記念事業として、校門前に構内案内板を寄贈したが、その際に集めた寄付金に余剰が出たので、その使い途についてどうするかというものである。いまのところ、記念事業に関する写真などを収めたDVDと校舎外観を写し込んだ手拭いを寄付者に配る、18回生が書いた著書を学校に寄贈する、ということになりそうである。加藤君は、記念事業実施の言い出しっぺであり、その後何度も仙台に出向いて、在仙のメンバーとの打ち合わせに出席しており、東京一八会の代表のような形で動いてくれている。ありがたいことである。
加藤君の報告が了承され、その後、いつものように本来の酒呑み会が再開された。お酒の飲めない加藤君、飲酒量を制限されている私も含めて、9人のメンバーがいつものように、罪のない酒飲み話に花を咲かせた。偶数月の18日近辺で開催される東京一八会が続いているのは、世話人の安達謙、伊藤英孝、須田次朗、松村正司、伊藤悦敬の各氏のおかげである。次回6月17日(金)の東京一八会は、新宿歌舞伎町の「酒肴蔵 京丹後屋」で開催する。メンバーを玄秀盛さんに紹介し、出所者居酒屋、新宿駆け込み寺のことも知ってもらいたい。私の提案を伊藤悦敬君が採用してくれた。
2016.4.21.(木)
レジュメの作成
午後の来客の時間以外は、来週の授業「基本行政学」のレジュメづくりにかかっていた。前回授業で提出された出席カード(リアクションペーパー)と宿題を念入りに見たうえでレジュメを作るので、時間と労力がかかること半端じゃない。特に、17の質問の回答を作成するのに時間がかかる。そんなにみっちりやらなくてもいいという声も聞こえるが、乗りかかった船から降りるのはしたくない。次回分、なんとか完成した。
今日のところは、ここまで。
2016.4.20.(水)
緊張感のある授業はいいもんだ
今日が今学期第2回目の授業の日。13時からの1時限「基本行政学」は、どのぐらいの出席者がいるか、心配だった。結果は、丁度いいぐらいの出席者で安心した。出席カードの提出者でいうと251人が出席。前回は234人だったから、微増である。2回の授業を終えて思うのは、今学期の履修者の授業に取り組む姿勢がとても真面目だということ。講義の冒頭に、「やってきた宿題を読みあげなさい」と二人の学生をSAが指名したが、二人ともちゃんとやってきていた。全学期は、「やってません」というのが結構いたのと比べてしまう。教室が丁度満杯ということもあるのだろうか、講義する私の方に緊張感がある。学生もみっちり一杯の教室では、熱心にならざるを得ない。これが続いてくれるといいのだが。
4時限、5時限と障害福祉論のゼミが続く。これはこれで、なんとかこなせることがわかった。これも、履修者が真摯で熱心なことのおかげである。こちらにも張り合いがあるから、やっていけるのだと感じる。
2016.4.19.(火)
楽天の試合を観戦
朝は2日続けての散歩とラジオ体操。午後からは、分権型政策制度研究センターの2016年度第1回総会に出席。新藤宗幸センター長のご指導のもと、自治体職員、有識者委員の皆様とともに、今年度も研究会を進めていく。その研究会の今年度のテーマを決めるのが、今日の総会である。私の提案も勘案してもらった結果「国と自治体間の調整ルール等に関する研究」ということになった。
研究センターの総会が終わって、少し時間をつぶして、次は東京ドームへ。毎年1回、「楽天イーグルス・エグゼクティブ・コミッティ観戦ご招待会」というのがあって、今回は対オリックス・バッファローズ戦にご招待いただいた。試合前に、立花球団社長の乾杯、星野仙一元監督のご挨拶。観戦は、招待者専用の特別席で上から見下ろす感じで、ゆったり見られる。ある方は、途中からテレビのある部屋でのテレビ観戦に変更。「どうして生で見ないんですか」と聞いたら、「上からだと、球筋が見えないんでね」。こういう人も観戦のプロというのかもしれない。帰りの時間が遅くなるので、途中で出てきたが、それでもナマの迫力を堪能する楽しい時間だった。結果は、帰宅後テレビで確認することになった。延長11回2対3で負け。立花社長も、星野さんも、そして梨田監督も、「今日から反攻」と言っていたのに、泥沼の6連敗。あーあ。
2016.4.18.(月)
北岡さんとの対談
素晴らしい天気の中、朝の散歩とラジオ体操に行く。4月になって初めて、3月23日以来のことである。身体を動かしていると汗ばむほど気温が高い。散歩を終えて自宅に戻ったら、お向かいの惠藤さんがお家の前を掃除しているのに出会った。「いい天気ですね」と声をかけたら、「散歩に出られてうれしそうですね」と言われた。そうなんです、うれしいんです。
午後から自宅で、北岡堅剛さんとの対談。9日に福岡で対談したばかりなのだが、今日は時間も長いし、中身も濃い。例の対談5人衆の中では、私との出会いの時期が一番遅い。北岡さんが、出会いのことを覚えていた。「しがらきから吹いてくる風」の上映会後のシンポジウムで一緒になった。「浅野さんが赤いネクタイをしていたことと、シンポジウムが終わった時に、私を見てニヤッとしたのを覚えています」と対談で言っていた。私は障害福祉課長を辞めていた時期である。北岡さんは、「浅野さんのことは仲間からさんざん聞かされていたので、会う前によく知っていた」とのこと。それはそれとして、3時間みっちりのこの対談、初めて聞く話も含めて、とてもとても面白かった。同席の「ぶどう社」の市毛さやかさん、「面白い本になりそう」と今日も前の2人のときと同じ感想を洩らす。
2016.4.17.(日)
大災害への対応は国の責任
風が強い朝。小雨も降っている。そんな中、内幸町のイイノホールへ。都道府県民共済フォーラム「社会保障を知る、考える」で基調講演をし、その後のパネル‥ディスカッションのコーディネーターを務める。「日本の社会保障」を30分でという基調講演は無理難題であるが、なんとかやってみた。パネルディスカッションは、多士済済のパネリストに助けられて、意義のある議論ができたと思う。
フォーラムの仕切りを請け負ったのがNHKエンタープライズということもあり、スタッフも大勢配置し、すべてのことがきちっ、きちっと用意されている。そんな中で、私は自由にやらせてもらったという次第である。
熊本の地震はまだ続いている。避難所は、被災者でぎっしりで入り込めない人もいる。物資もまだ足らない。そんな中、安倍首相は、被災者の救出に全力であたること、支援物資の提供に万全を期すべきことを関係閣僚に指示を出した。自衛隊は25,000人態勢で対応にあたる。これだけの大災害には、自治体だけではとても対処できない。国が出て行かざるを得ない。そういう時のために国があるといってもいいほどである。今日の講演で社会保障について、「やはり国が出ていかなければならない」といったのと通じるものがある。それにしても、被災者に一日も早く安心できる生活が戻ってくることを祈るばかりである。
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